土曜日に大雨が降って、日曜日の午後くらいから陽射しが・・・なんて天気を見ると、どうしても11年前の5月を思い出してしまうわけで*1。
オークスで人気の落ちた2歳女王が名誉挽回、2着に人気薄が飛び込んで荒れる、というのも、いつか見た光景だ*2。
あの時一緒に仕事をしていた連中の顔や、最後の舞台で最前線に立てなかった悔しさ。
そして、人気のないキャンパスでクライマックスに向けて皆盛り上がる中で、誰にも見送られずにその場を去ったときの空しさ・・・。
どんなに忘れようとしても、忘れられるはずのない記憶。
だが、それは同時に、どん底まで追い詰められそうになるたびに、自分を奮い立たせてくれる記憶でもある。
華やかな声援などいらない。
最後まで勝ち残ること、そして、その先にある、まだ誰も歩いたことのない道を自分の手で切り拓くこと。
今、自分の中にあるのはそれだけだ。