成野淳司

旅人から見せられた、一輪の花。
『骨花』と言うその花は、いかようなものなのか。

静かな怖さの中にある、切なくも美しい物語。
謎の花『骨花』と共に、鑑賞してみませんか？

その昔、想い合うも結ばれず、非業の死を遂げてしまった男女がいた。 陽一郎とうぐいす姫（晶）。 何度転生を繰り返しても、二人が結ばれることは決してなかった。 そして、現代。 …続きを読む

眼鏡っ子の作者、遠部右喬 様による眼鏡っ子愛にあふれた作品。 眼鏡っ子が好きな方は、なおのこと好きに。 そうでもない方は、これから好きに。 眼鏡をかけている方は、気高い誇りを持つ…続きを読む

大学通学のための家探しの話です。 かなり参考になると思います。 家探しが必要な大学受験を考えている方、その親御様、ご一読の価値ありますぜ。 大学受験や家探しに興味がなくとも、作…続きを読む

おばちゃんが帰ってきた。

人生が変わったのは、一体誰？

もう、これでいいんじゃあないかな。

かつて、このような面接があったであろうか。

オチまで含めて（笑）

努力でどうにかできるものではない無能。 それが俺だ。 どこに行っても必要とされない。 ミスばかりだから。 努力をしても駄目だった。 結果が変わらないから。 そんな俺が行き着い…続きを読む

このような話を書いてみようかなんて思っていたら、現実に先を越されてしまいました。 いや、先を越されたかぁじゃあなくて、現実にこんなことあるのぉ？　という感じです。 おめでとうござ…続きを読む

そう。
相手に加害の意思などなく、アレが限界なだけなのかもしれない。

昭二の母は、気になったものがあると何でも拾ってくる。 高齢になった今も、それは変わらない。 同居している昭二は、ある日突然「海に行きたい」と言い出した母を海に連れていく。 その海で…続きを読む

思い出のあの日、歩いていたこの道。 長い時が過ぎた今も、二人は同じ道を歩く。 年をとって変わったものがあっても、変わらないものがある。 穏やかな温かい物語で、読後感も心地よいです…続きを読む

多くを望まなくとも。

ぜひ読んでほしい一作です。

ソレと人の子。
ふたりがただただ尊い。

でも、人間は——。

美しくも残酷な世界に、また朝が来る。

安楽死法の施行。 安楽死までの一ヶ月間、薔薇色の夢を貪るシステム。 今日もひとり、薔薇色の夢の中に入っていく。 薔薇色の夢を見る主人公に、突如入る一秒のノイズ。 そのノイズから、…続きを読む

この魚。
旨いのだけれど、小骨がね、喉に刺さっちまうんですよ。

え？　刺さった骨を取ってくれるって。
助かるなぁ。

これで、美味しく食べられる。

旨ああああああああああい！

かわいいタイトルとは裏腹に、ホラーです。
作者である、もも様をよく知る方はタイトルだけで察するでしょうけれど。

愛情いっぱいですよ。
ふふふ。

「ほら、お口あーんして」

『退会しますか？』 『はい』 『いいえ』 PCモニター。 『はい』の上で止まっているカーソル。 一体、何があったのか。 そして、何をしようとしているのか。 これは、退会をめぐ…続きを読む

自転車通学中の主人公、山田涼子。 彼女を追ってくる自転車があって。 『やめて。私を追ってこないで』 （作中、このような言葉はありません） ホラーのような導入ですが、ちゃんとラブ…続きを読む

そう。
楽しければ。

このお話も作者様のハイテンションで軽快な文章も、非常に楽しい。
クリスマスだけではなく日常でも、読んで楽しくなってみませんか？

彼女には、最近つき合い始めた山田がいる。 ある日の放課後、山田と一緒に帰ったときに彼女は異変に気づく。 山田が、おじいさんみたいに見える。 なぜ？　どうして？ 急に老けたのか？…続きを読む

猫を探すバイト。 のはずなのだけれど、何かがおかしい。 闇バイト？　それとも——。 主人公の思考と、主人公と雇い主の男性とのやり取りがとにかく面白い。 バイトの顛末とふたりの行方を…続きを読む

ひとりの妻の日常が、軽やかに読みやすく書かれています。 で、その日常。出来事と書き方が合わさって、とても面白いです。 なんでもない日かもしれない。でも、たしかに楽しい日。 読んでみ…続きを読む

七味マヨはとにかく食事に合う。
これは、七味マヨを愛した者の実験。

美味しさの果てにあるものは？

田舎に帰って、昔を思い出してほのぼのする話かと思ったら、急に不穏に包まれる。 田舎の日常のようでどこか怖い描写は、じわりじわりと心に恐怖からの緊張と不安を与えてきます。 それは、音…続きを読む

なぜ？
その理由は、ぜひ本編をお読みくださいませ。
知っておかないと、大変なことになるかもしれません。
つい帰ってしまわないための知識として、身につけておくことを推奨いたします。

ね？

『聞き耳屋』 それは、他人様が話していることに聞き耳を立て、商品とする者たち。 普通の人では気付かない存在の『聞き耳屋』を認識する主人公。 『聞き耳屋』との接触もあって、主人公…続きを読む

資格は身を助ける。 それがどんな資格であっても、きっとどこかで。 教わろう、そのことを。 この、面白検定一級の作品から。 ※ 実際には面白検定という資格はございません。でも、面…続きを読む

ラジオドラマの形式で書かれた、不思議な品の物語です。 その骨董店の品には値段がない。 客の『想い』と品の『想い』が重なれば譲ってもらえるのだ。 想い重なり、譲ってもらえるのか…続きを読む

どこか怖い存在であった『みよちゃん』。 このみよちゃん、そこらにいそうな子でもあるんですよ。 彼女の周りで起きることを、あなたはどう思いますか？ そして、みよちゃん自身のことを。…続きを読む

創作についてのあれこれを語っている？
いや、創作についてのあれこれを会話している。
その楽しい会話が、とても面白いです。
創作論にして、物語。これが新時代の創作論か。

こういうこともありますよね。

あたしが片思いしている彼は、あたしの友達のことが好きなようで……。 こんな青春をおくっている（おくっていた）？ こんな青春をおくりたい（おくりたかった）？ ショートケーキのイチ…続きを読む

リサさん。 作者様の友達……、多分。 身近にこのような人がいるのなら、すぐにでも距離を取ったほうがいいです。 それができないのなら、せめて作者様という仲間がいることに勇気と安心を…続きを読む

次々とイベントに乗っかっていくお菓子たち。
その末に待っているものは、本当にこのような世界なのかもしれない。

お菓子でできた祠を食べてしまった『僕』。 その日から『僕』の世界は一変してしまった。 周囲には、お菓子。 『僕』の食欲——、甘いものへの欲求と食は止まらない。 「ごちそうさまで…続きを読む

どんなに絶望的な場所にも、微かであろうとも希望はある。 【L】と【K】。希望を胸に、ふたりはその場所である施設から逃げ出す。 施設から、この残酷な運命からふたりは脱出できるのか。 …続きを読む

かぐや姫といえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか。 求婚してくる男性たちに、無理難題を突き付けてきた悪女様？ このかぐや姫は違います。彼女にとってその難題は実行可能。 無理で…続きを読む

相手が言葉をどう受け取ったのかなんて分からないから。 相手が自分をどう想っているのかもまた分からないから。 言ってしまった言葉。 言えなかった、言葉。 思い当たる方も、少なくは…続きを読む

『わたし』には、職場でのささやかな気晴らしがあった。 気の合わない誰かがお手洗いの個室に入っていると、手動スイッチで照明を消して立ち去るという。 しかし、センサーライトの導入によっ…続きを読む

作者様と二匹の猫たちによる、闘争と戯れです。
そのほのぼのとした展開には、猫好きはもちろん、そうではない方も魅了されることでしょう。
ぜひ読んでいただきたい、楽しいエッセイです。

人間は勇者を味方に、魔族は魔王のいないまま戦った。 結果、人間は魔族に勝利した。 魔族が、最大の戦力たる魔王なく戦った理由とは。 そして、魔王はどこにいるのか。 勇者が街へ帰っ…続きを読む

小学生の頃に夢中になっていたゲーム機のゲーム・ソフト。 懐かしさを感じながらそのゲームに興じる三十歳の主人公。 消えてはいないセーブ・データの一つには、思いがけないデータが残ってい…続きを読む

誰もが知る、あのお菓子たち。 今日もどちらがおいしいのかで、争いは止まない。 そんな争いに終止符を打つべく、独特な視点と感性を持つ作者様が立ち上がる。 争いは終わるのか。 作者様の…続きを読む

女子（女性）とうまく接することができない、高校生（物語途中まで）の崔くん。 様々な女性との出会いや経験を通して、少しずつ成長していきます。 成長の過程と成長の先にあるものとは？　と…続きを読む

詩のような文章でつづられた、美しさすら感じる表現。 とは裏腹に描かれている、辛い現実による残酷な物語。 春に、希望はありますか？ 残酷の中にある、微かな光。 ラストシーン。 …続きを読む

男子高校生とアラフォー男性の関係性がとても美しい。 人が人と繋がるのに年の差はもちろん、その他諸々関係ないのではないか。 そう思わせてくれる作品です。 優しくなれたのなら、きっと誰…続きを読む

あのねばねばの食材に関する実験に、作者様が命を懸けて挑む。 件の食材の過剰摂取を恐れぬ作者様が、答えを求めて突き進む。 果たして、実験の答えとは？ そして、作者様の命は？ 安否確認…続きを読む

知ってもらうことは悪ではない。 よほど魅力がある人でなければ、現実でも自分から行動しているはず。 行動の結果、周囲から愛されているかもしれないことでしょう。 そして、それを卑怯など…続きを読む