自分の語彙力の少なさに、これほど悩まされた事はありません。この作品の面白さをどうやって伝えれば良いのか……どこにでも有り得そうな設定に、奇跡的な出会いと展開が読み手の心をくすぐるでしょう。恋物語というよりも愛を語った物語です。あらすじを説明したいのですが、どこから説明すれば良いか迷ってしまう出来栄えでした。ですから、恋愛小説好き必見の作品と紹介させて頂きます。あなたはこの展開とクライマックスを予想出来るでしょうか?どうか、涙なしには語れない物語を堪能下さい。
公共の場にも関らず、声を大きくして怒る人、時々見かけますよね。きっと、自分は正しいし、間違っていないと思っているのでしょうけれど、傍から見ればとても滑稽だし、自尊心が無駄に高い・・・。けれど、好きになった時には、困ったことにそれさえも素敵に見せてしまうんですよね><;敢えて離れる決断をしたのでしょうが、甘えてしまえばよかったのに。そう思うのは、二人に幸せになって欲しいと願うから。傷を負った二人だからこそ、相手を思い遣ることができるはず。とっても感情移入してしまいました。切なくて涙です。
夫も子どもも居るのに、恋をした。その恋はいつしか愛に変わっていた――不倫、と聞くとなんだな嫌なイメージがつきまとう。しかし主人公の恋はいつもギリギリのところで踏みとどまる。その葛藤だとか、夫との関係だとか、様々な事情が絡み合う素敵な大人のラブストーリーでした。
「爽やかな甘さ」とは一転して、大人の恋愛。前作とのつながりはあまりないけれど、その分「恋⇒愛」の移り変わりが自然に描かれています。優しい主人公が相手の気持ちをきっちりと汲み取って消化しつつ、最終的な愛へと昇華させる大人の品格。ぎりぎりのところで踏みとどまろうとする強さ。奥深いその姿勢にじわじわと心が締め付けられそうになる。え? 遊ぶの大好きな不真面目な人だったらどう感じるか、ですか?そりゃ過去の修羅場を思い起こして、やっぱり心が締め付けられるんじゃないでしょうか? 真面目な私にはわかりませんが……
前作とは雰囲気も変わり、大人のラブストーリー。相手を思えばこその愛のかたち。主人公の切ない想いに胸が痛くなります。純粋であるゆえの決断に涙が溢れます。
この作品もイイ感じです。引き続き読ませてもらいます。
作者様の『たつ恋』『たつ街』を読んでからの『たつ愛』でした。先に読んだ二つは、恋をする喜びがキラキラときらめくカラフルな宝石箱のようでした。この『たつ愛』もすごくキラキラです。でも、そのキラキラはカラフルじゃない。すごく透き通っていて、でも切ない色をした、トパーズのようなキラキラ…。とても美しいです。この物語を読んで、まだ『たつ街』を読まれていない方は、ぜひそちらも読んでみてください。彼らのその後が伺えますから(^^)
前作の青春物からガラリと変わりオトナの恋。こちらも素敵です👍リアルな日常の中にふと現れたやわらかな時間。「たつ恋」の雪さんのオトナの男感を堪能できます。2人の心の動きが丁寧に描かれていて、すっかり気持ちが杏奈と雪さんになってしまいました。オトナの純愛=本当のピュアストリーまっすぐな言葉が胸に響きます。
一気に読み終えたせいか、感情移入しすぎて、今、心の中が空っぽになってしまった感じ。ずっと杏奈になりきって読んでいたのに、最後は雪になってしまった私。涙だけは止まらず、この気持ち、どこへ持っていったらいいでしょう…苦笑※続編あったのね( *´艸`)
ネタバレにならないように……。人を好きになるって、こんなに強くもなれるし切なくもなれるんでしょうか……。一度だけと言わず、何度でも全てを包み込んで愛してあげたくなります。
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