概要
トップの過ちを麾下の兵士はどう正すべきか
シリアに遠征したナポレオン・ボナパルトは、敵のトルコ軍に対し残虐の限りを尽くし、またペストに罹った味方の兵士らを置き去りにした。ボナパルトの士官学校時代の同窓生で、王党派の亡命貴族フェリポーは、英国海軍将校シドニー・スミスと組み、ボナパルトと戦うも、過労と熱病で死んでしまう。が、彼はエジプトの少年バキルに転生し、ボナパルト麾下のドゼに奴隷として買われる。同じ時間軸・地方に転生したフェリポー(バキル)は、再び王党派として、ボナパルトと戦うことを誓う。
※がっつり史実です(転生以外)。登場人物は全て実在の人物であり実際の経歴です
※この中編の後に逆行転生物が続き、歴史を変えます
※例によってBLが先行しています。諸将の名誉の為に探さないで下さい
※がっつり史実です(転生以外)。登場人物は全て実在の人物であり実際の経歴です
※この中編の後に逆行転生物が続き、歴史を変えます
※例によってBLが先行しています。諸将の名誉の為に探さないで下さい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!見果てぬ栄光のために戦う。彼も、私も、私の友も。
ナポレオン=ボナパルトと言えば、誰しも歴史の教科書や、マンガ偉人伝などで、その生涯に触れたことがあるかと思います。
革命後の内憂外患に覆われるフランスを、カリスマ的な指導力と軍事力で統帥した英雄……そんな偶像の虚実を、ナポレオン本人ではなく、彼に関わる多くの人物を通して浮き彫りにする本作は、著者一流の群像劇です。
ナポレオンと敵対する王党派の亡命貴族フェリポーは、シリアの城塞都市アッコの攻防戦で戦死し、ナポレオン麾下にあるドゼ将軍の奴隷、バキル少年の身体に転移します。
文字通り視点を変えたことで見えてくる、登場人物たちの多彩な内面、歴史の只中で交錯する人間ドラマ、何よりハーレム…続きを読む