この流れを軽く見てはいけない〜「橋本聖子はセクハラ常習犯」(文春最新号)記事を大騒ぎ始めた韓国メディア
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長に、橋本聖子氏が選出されました。
その同じ2月18日に、週刊文春最新号が橋本氏に容赦のないスクープ記事第二弾をぶつけてきました。
記事タイトルは「橋本聖子はセクハラ常習犯」です。
髙橋大輔「キス強要」<写真>
<“五輪崩壊”全内幕>
橋本聖子はセクハラ常習犯
▼被害女性「私もずいぶんキスの犠牲になりました」
http://shukan.bunshun.jp/
記事は、かなりセンセーショナルな内容で、橋本氏のセクハラは「常習犯」であり、酒に酔うと気に入った相手(男女問わず)にキスを強要しまくり、またキスやハグだけでなく、ときには「体を見せてあげる」と話し体を「露出」しようとする行為に及んだ等の証言を当時の当事者からあつめているものです。
記事の真偽はともかく、このタイミングの文春最新号スクープ記事「橋本聖子はセクハラ常習犯」はこれは新会長の今後にとって強烈な火種になりかねません。
この種の日本の国益にマイナスの影響を与えかねない「文春砲」記事を、韓国メディアは好んで取り上げるからです。
さっそくハンギョレ新聞速報記事から。
東京五輪組織委員会の新会長に橋本氏が就任…過去のセクハラ問題などで論議も
http://japan.hani.co.kr/arti/international/39178.html
記事より文春最新号を取り上げている部分を抜粋。
週刊文春は17日に発売された最新号で、「橋本五輪相のセクハラは高橋選手一人ではない」とし、被害者の一人である元女性議員が橋本氏は酒に酔うと周囲の人にキスをする癖があると証言したと報じた。
つぎは中央日報速報記事。
「酒に酔うと誰彼構わずキス」 東京五輪後任会長候補も論争に
https://japanese.joins.com/JArticle/275703
記事より該当部分を抜粋。
当時、これを報じた週刊誌「週刊文春」は17日に発売された最新号で「橋本聖子はセクハラ常習犯」というタイトルの記事を載せた。記事には橋本氏が酒に酔うと男女関係なくキスを強要するクセがあるという前職女性議員の証言が載った。また、酒の席で「体を見せてあげる」と話すなど「露出症」があるという証言まであった。
最後に朝鮮日報速報記事。
前任者は女性蔑視、後任者はセクハラ…東京五輪組織委会長交代でゴタゴタ
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/02/19/2021021980003_2.html
朝鮮日報は最も詳細に文春記事を引用しています、該当箇所を抜粋。
18日に発売された週刊誌「週刊文春」は、「橋本聖子セクハラ常習犯」という見出しの記事を6ページにわたって掲載した。この記事は、橋本氏が2014年に男子フィギュアスケート日本代表だった高橋大輔選手にキスする写真を掲載、別の男性にもセクハラをしたという疑惑を提起している。この記事によると、当時日本スケート連盟会長だった橋本氏が、ソチ冬季五輪閉会式後に開かれたパーティーで高橋選手に近づき、突然、ほおにキスして「大丈夫じゃない?」と言ったという。驚いた高橋は拒否したが、結局キスをした。この事件はすぐに明らかになり、橋本氏は事実上セクハラをしたとの指摘を受けた。
週刊文春は、匿名の女性議員が「橋本氏はキス魔だ」と言ったことも紹介した。別の男性議員は「橋本氏が『私の胸を見せてあげようか』と言ったこともある」と語った。橋本氏は同日、会長選出後の記者会見で、「その当時も今も、深く反省している」と述べた。
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最新文春砲「橋本聖子はセクハラ常習犯」報道(17日)から韓国メディアが大騒ぎ(18日)、この流れを軽く見てはいけないでしょう。
まだ文春が発売されて2日しかたっていません、このスクープ記事が国際的に拡散するとすればこれからだからです。
現在は橋本新会長を歓迎しているIOCですが、国際世論の風向きが変われば、簡単に森擁護から森批判に“手のひら返し”をした「前科」があります。
IOCはブランドを守るためなら簡単に“手のひら返し”をします。
「橋本氏セクハラ常習犯」記事が国際的に広まるとすれば、ブランド第一のIOCが橋本新会長を認めるはずはないのでしょう。
最新文春砲「橋本聖子はセクハラ常習犯」報道(17日)から韓国メディアが大騒ぎ(18日)、国際的に広まるか分岐点は韓国以外のメディアがこのスクープを取り上げるか否か、そしてその流れが拡散するかどうか、にかかっています。
ここしばらくの海外メディア報道を注意深く見守りたいと思います。
この流れを軽く見てはいけないでしょう。
(木走まさみず)