スウェーデンというと金髪で青い目をした白人の国というイメージが強いかもしれません。
しかし現在のスウェーデンは多くの移民・難民がやってきており、中東・アフリカに背景をもつスウェーデン人も多い移民国家となっています。
そうしたスウェーデン人の中には、IS(イスラム国)に所属する人たちもいます。
ただこうしたISにいるスウェーデン人は中東に背景をもつ人だけではなく、スウェーデン生まれの両親から生まれたスウェーデン人もいます。
9月5日のスウェーデン公共テレビSVTによれば、ISにいたスウェーデン人女性や子供たちがスウェーデンへ帰国してくると報じられています。
www.svt.se
SVTの記事によれば、3人のスウェーデン人IS女性が、6人の子供と共にスウェーデンに戻るためシリア北部のキャンプを去ったとあります。
そのIS女性らはクルド自治から追放された最初の3人のスウェーデン人女性であり、6日にトルコからスウェーデンへ向かいました。
こうしたIS女性の追放は小グループで行われます。収容所にいる18人のスウェーデン人女性のうち今後何人国外追放されるかは不明です。
彼女らのほとんどはISと共に長い間暮らしており、子供たちの何人かはテロリストグループの中で生まれています。
クルド自治区政府はスウェーデン人であるIS囚人がスウェーデンへ戻る事を長い間望んでおり、今年6月に女性らを国外追放すると決定されました。
スウェーデン外務省によると、スウェーデンでは起訴できないスウェーデン市民を受け入れる義務があり、ストックホルムにあるアーランダ空港に到着し当局に出迎えられます。その後女性たちは警察に引き渡され戦争犯罪について調査されます。
しかしIS男性とは違いIS女性は主に自宅に住んでいたため、実際にISで何をしたかを調査することは非常に困難であるとのことです。
今後もISに所属していたスウェーデン人が帰国してくると予測できます。将来的に大きな問題が起きないことを願います。
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