車のレッカー費用相場は?出費を抑えるコツも解説
この記事では、レッカー費用の一般的な相場から、支払いを抑えるためのポイントまで、具体例を交えて詳しく解説します。
レッカー移動が必要となるシチュエーション
どのようなケースでレッカーが必要になるのかを紹介していきます。
走行中に車が故障したとき
またエンジンやブレーキに異常が発生した場合、一時的に走行できたとしても、二次災害を防ぐ観点から自走は避け、レッカーサービスを利用することが賢明です。
このような故障やトラブルでレッカーが必要になった際は、多くの場合、加入している自動車保険に付帯されているロードサービスを利用できます。保険会社に連絡することで、24時間体制でレッカー手配が可能なため、突然の故障でも安心です。
事故で車が自走不能になったとき
故障車や不動車の売却、もしくは廃車のとき
多くの廃車買取業者は、引き取り費用や廃車手続きの代行費用を無料で行っているほか、車の状態によってはパーツ単位での買取も可能なため、むしろ収入になるケースもあります。
車のレッカーにかかる料金|4つの要素
基本料金
また、高速道路での故障や事故の場合は、安全確保のための特別な対応が必要となるため、さらに高額となり、場所と時間によって31,410円〜37,270円の基本料金が設定されています。
なお、サービスエリアやパーキングエリア内での作業は比較的安全な環境であるため、19,630円〜23,540円と一般道に近い料金設定です。
走行距離
車の状態
特に自走できない状態の車両や、事故で溝に落ちた車、タイヤがパンクして路肩に止まっている車などは、安全なレッカー作業のために引き上げ作業が必要です。
作業が複雑で時間がかかるほど料金も上がるため、車の状態や現場の状況によって、想定以上の費用になることもあります。
時間帯
車のレッカー費用を抑えるには?
レッカー費用を節約するための具体的な方法を見ていきましょう。
事前にロードサービスの会員になっておく
例えばJAFの場合、20kmまでのレッカー移動が無料となり、基本料金等を含めると通常2万円以上かかる費用を節約できます。また、自動車保険会社のロードサービスでは、指定工場までなら距離無制限で無料のケースも。
ロードサービスが充実した自動車保険に加入する
ただし、保険会社によってサービス内容は大きく異なり、年間の利用回数に制限があったり、指定工場以外への搬送では距離制限が設けられていたりすることも。
そのため保険選びの際は、ロードサービスの具体的な内容、特に距離制限や利用回数の制限について、事前によく確認しておくことをおすすめします。
顔なじみの修理業者に引き取ってもらう
また、業者は地域のレッカー会社とのつながりも深いため、一般的な料金よりも安価な料金設定で手配してくれることも期待できます。
廃車買取会社に引き取ってもらう
多くの廃車買取会社では、レッカー移動費用を無料で提供しており、さらに廃車手続きの代行費用も無料で行ってくれるケースが多くあります。
これは、一見価値がないように思える故障車や古い車でも、パーツ単位でのリサイクルや海外への販売ルートを持つ廃車買取会社にとってはビジネスとして十分な価値があるためです。場合によっては、買取価格がつくこともあり、レッカー費用の節約だけでなく、収入につながる可能性もあります。
車のレッカーに関するQ&A
車検切れの車のレッカーは可能?
このような場合は、車両を完全に積み込める積載車(キャリアカー)での移動か、市区町村で発行される輸送用の仮ナンバーを装着しての移動が必要となります。
また仮ナンバーを取得する場合は、申請した移動経路での利用に限り最大5日間の走行が認められます。ただし、長期間放置されていて鍵を紛失しているケースや、タイヤがパンクしている場合など、車両の状態によっては対応できない業者もあるため、事前に状況を詳しく伝えて相談することが重要です。
レッカーを依頼したときはどのような流れになる?
レッカー車が到着したら、作業の安全性を確保するため、むやみに車両に近づいたり作業に手を出したりせず、プロの作業員に全てを任せることが重要です。
搬送が完了すると、レッカー業者または搬入先の工場から連絡が入りますので、工場名や担当者名、電話番号などの重要情報は必ずメモを取っておきましょう。
注意が必要なレッカー会社の特徴は?
安全で適切な料金のレッカー業者を選ぶためには、JAFや大手ロードサービスの料金設定(基本料金15,000円前後)を目安に比較し、ネット上の口コミ評価もしっかりと確認しておくことをおすすめします。
急なトラブルでも、焦って業者選びを誤らないよう注意が必要です。
被害事故のレッカー代は誰が払う?
自己負担分が発生する場合でも、自身が車両保険に加入していれば、その範囲内で保険からの補償を受けることが可能です。ただし、自走可能な状態でのレッカー利用や、必要以上に遠方への搬送など、合理的な理由のない場合は請求が認められないことがあります。
レッカー後、代車を借りる方法は?
また、修理工場に入庫する場合は、サービスの一環として無料で代車を貸し出しているケースも多く、特にディーラーではこのようなサービスが一般的です。
さらに、加入している自動車保険に代車特約がついている場合は、事故なら30日以内、故障なら15日以内ならレンタカー代を保険でカバーできる場合があります。どの方法を選ぶにせよ、事前に料金や期間の条件を確認しておくことが重要です。
自動車保険加入時は特約もチェックしよう
また、普段から付き合いのある修理業者に依頼したり、廃車予定であれば買取業者に引き取りを依頼したりすれば、費用負担を軽減できるかもしれません。なお、車検切れ車両の場合は特別な対応が必要なほか、事故による移動では保険での補償が可能です。突然のトラブルに備え、事前に各種サービスの内容や料金体系を確認しておくことをおすすめします。
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自動車保険への加入を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。