はじめに
ヒューマンインタラクションの一つの大きな手法であるカメラ画像を基にした顔認識。
ゲームやデジタルサイネージの操作方法としての商業利用のみならず、手足を自由に動かせない状況や障害を持つ方のコンピューター操作支援、感情や年齢推定を活用した分析、ロボットへの応用など活用分野は広いのですが、特に最近PCやモバイル端末の処理速度の向上により、身近なところで目にする機会が増えてきました。
WEBカメラが手元にあれば簡単に始められる開発ライブラリが各種公開されているのですが、まとまった情報が少ないので現時点でまとめてみました。
Face-detection(顔検出)とFace-tracking(顔追跡)
尚このブログでは顔の位置の特定まで行うものをface-detection
顔の中の目や口などのパーツの位置まで特定して、まばたき認識や表情検知まで活用できるものをface trackingとして定義し、face tracking可能なライブラリを紹介しています。
応用例
具体的な応用例をいくつか紹介します。
Unityちゃんを動かす
Intelの3DカメラとRealsenseSDKを利用してUnityちゃんを動作させるサンプルが紹介されています。
3Dキャラクターのアニメーション作成
Mixamoの「Face Plus」は上記をさらに高度化させて、3Dキャラクターをリアルに動かしています。
Face Plus: Real Time 3D Facial Animation - YouTube
アイトラッキングでPCの入力支援
トビーPCEyeは重度の障害を持った方々が、自分でパソコンにアクセスしたり様々なアプリケーションをコントロール出来る機能を持つ視線入力装置です。
[トビー] 視線入力装置マイトビー P10 体験レポート - YouTube
スマホで撮影して、疾患を診断
肝心のライブラリ紹介は次回から
なんとここまで書いて、ライブラリの紹介ができていません。
長くなりそうなので、別の記事で改めてまとめます。
- 4/8 更新
- 4/9 更新
- 4/13 更新
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- 2016/3/18 更新