増えてます、増殖してます。
今週のお題「地元自慢」
みなさま、こんばんは。
今日は「今週のお題」に乗っかってみようかと思います。
「地元自慢」
なにしろ私の地元は大阪ですからね…たいして自慢できるものなんてないのですけれど、最近、私の街でちょくちょく見かけるようになったものをご紹介したいと思います。
それが、「壁画アート」。
最初の一枚は区役所のお隣のビルに突如として出現した「ナイチンゲール」。
度肝を抜かれました。
去年の春先だったかなあ、急にこんなのが道端に現れたものですから本当にびっくりしました。
絵の中にはこんなキャラクターも。
我が街のマスコットキャラクター、夢ちゃんです。川の妖精らしいですよ。(←今知った。)
夢ちゃんがいるってことは、行政の許可を得て描かれた壁画なんだろうなあ、と思ったことを覚えています。
で、そこから。
街のあちこちに、とっても賑やかで派手な壁画が次々と現れるようになりました。
ここにも夢ちゃんがいますね。
上の二枚はすぐ近くに並んでいます。
どの壁画もちょっとずつニュアンスが違って、作家さんが違うのかなーとか、携わってる人がたくさんいるのかなーとか考えるのも楽しいです。
で、先日、たまたま制作中の壁画を見つけました。
これまた派手!
こちらの壁は営業をやめたスーパーさん。
無機質でグレーだった街の一角が、まったく違った表情を見せ始めました。
これまでの壁画の雰囲気ともかなり違っていて、通りすがりの人もみんな驚いたように見上げていました。
私が知らないだけで、壁画はまだまだあるようです。
道を歩いていると、カメラ片手の観光客から「壁画のあるところはどこですか?」と聞かれるようになりました。
気鋭のアーティストたちがそれぞれの才能を競い合う舞台を街が提供し、それがいずれ街を豊かに、魅力的にする。
大きくてカラフルな壁画を見かけるたびに、この壁画群が私の地元の街に新しい物語と活気を呼び込んでくれるといいなとつくづく思います。
同時に、ふと感じることがあるのです。
真新しい、目を剝くほど派手な壁画の下で、最初はあんぐりと口を開けていたお年寄りたちが、お互いの顔をすうっと見合いながら、
「いや、まあ、な、このままやったら沈んでいくばっかりや。人に来てもらお、思たら、これくらい思い切ったことをせんとな。」
なんて語り合う姿を見るようにもなりました。
私の街に住む人の、なんと柔軟でしなやかなことでしょう。
少し尖った、驚くようなことに対しても、排除する以前に一度は受け入れてみる、認めてみる。
簡単に見えて実はとっても難しいことをさらりとやってのけている、私の街の人々の心のカタチが、私の最も自慢したい地元のよさ、なのだろうと思うのです。