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ウィキメディア概報 (2013年11月)

From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
This page is a translated version of the page Wikimedia Highlights, November 2013 and the translation is 100% complete.

2013年11月のウィキメディア財団報告書及びウィキメディア技報抄録ほかウィキメディア運動の重要行事について

ウィキメディア財団概報

エディタソンの長さ:91%は8時間未満

プログラム主催者への新たな支持材: エディタッソンとパターンライブラリに関する評価報告

新たなエディタッソンについてのリポートは、2012年2月から2013年10月の間の46個のイベントからのデータを含みます。世界中のウィキメディアの事業の指導者により実行され、ウィキメディア財団の事業評価・設計チームにより作成された、最も一般的な事業に関する一連の7つのレポートで始まります。このような分析が、具体的な事業の結果とそのコストを対照するのは、初めてのことです。

メタ上の新たな学習パターンライブラリ において、ウィキメディアンは、エディタッソンやGLAMコラボレーション、性差救済、ウィキ・ラブ・モニュメントなどの組織的活動について学んだことを共有することができます。各パターンには一般的な問題の説明と、その解決方法が含まれています。

新たなベータ機能設定ページのスクリーンショット

「ベータ版機能」の選択肢により準備中のソフトウェアの変更が試用可能に

新たな「ベータ機能」節が ユーザー設定メニューに追加され、機能が誰でも利用できるようになる前にログイン編集者が、準備中のソフトウェアの変更をテストし、開発者にフィードバックを送ることができるようになりました。

インドはプネにてオープンソース言語サミット

レッドハットと共同で、ウィキメディア財団の言語エンジニアリングチームが、インドはプネで2013年秋のオープンソース言語サミットを企画しました。ビジュアルエディタ及びモバイルチームのメンバーも出席しました。セッション・トピックの内容:

  • フォントのサポートの改善 (特にインド諸語において)
  • ユーザーのキーボードで使用できない文字を入力するための入力方法
  • 言語カバレッジマトリクスダッシュボート、ある言語がウィキメディアの事業でどのようにサポートされているかを示す
  • ウィキペディアの記事とその他のコンテンツを翻訳するためのユーザーインターフェースのプロトタイプ

OAuth拡張機能によりサードパーティーの編集ツールの使用が更に容易に

全ウィキメディアのウィキで、ユーザーがパスワードを受け渡すことなしにウィキでアクションを実行するサードパーティー製ソフトウェアツールを認証することを可能にするオープンスタンダードのOAuthサポートされています

この新機能を使用する最初のツールの1つにウィキメディア・コモンズの画像をトリミングできる"CropTool"が挙げられます。

データと傾向

10月の全世界純訪問者数:

5億3000万人 (9月比+4.86%、前年比+8.62%)
(ウィキメディア財団全事業のcomScoreの数値。11月の数値は翌12月にcomScoreから発表される)

11月の閲覧要求回数:

190.39億回 (10月比+1.2%、前年比-6.4%)
(携帯情報端末による接続を含む、ウィキメディア財団全事業のサーバー記録による。注: 以前伝えられた7月から10月にかけての数値は訂正されました。)

2013年10月の活動中の登録編集者 (5回以上記事名前空間編集/月、ボットを除く):

75,964人(9月比-0.99% / 前年比-3.83%)
(ウィキメディア財団の全事業のデータベースのデータ)

通知表(ウィキメディア財団事業に関する様々な統計データと傾向を統合):

http://reportcard.wmflabs.org/

(定義)

財務

ウィキメディア財団の年度累計収支 (予算対照、2013年10月31日時点)
ウィキメディア財団の年度累計支出・部門別 (2013年10月31日)

(決算情報は、本報告の2013年10月時点)

次の決算情報は全て、2013年10月31日時点の月度・年度のもの。

収入 $11,646,366
支出:
技術費 $5,379,535
資金調達費 $1,097,830
助成金授与費 $556,471
プログラム費 $573,291
助成金 $857,473
統制費 $221,061
法務・コミュニティ支援・広報費 $1,058,063
財務・人事・運営費 $2,490,383
支出合計 $12,234,107
合計損失 ($587,741)
  • 収入は、当月は予算491万ドルに対し実績378万ドルと、予算を113万ドル(23%)ほど下回りました。
  • 会計年度内の収入は予算では788万米ドルであったのに対し、実績は1165万米ドルと、予算を約377万米ドル(48%)上回りました。
  • 10月度の支出は、予算の352万米ドルに対し、実績は284万ドルとなり、予算を680千ドル(19%)ほど下回りました。主に、人件費及び資本支出、インターネットホスティング、裁判費用、払処理手数料、渡航費への支出の低下によるもので、助成金と採用費の高騰が一部を打ち消しています。
  • 会計年度内の支出は、予算では1470万米ドルであったのに対し、実績は1223万米ドルと、予算を248万米ドル(17%)ほど下回りました。主に、人件費及び資本支出、インターネットホスティング、裁判費用、助成金、職員開発費、渡航費への支出の低下によるもので、支払処理手数料の高騰が一部を打ち消しています。
  • 手元資金は2013年10月31日時点で3861万米ドルです。
2013年12月5日に行われたウィキメディア財団の月例指標・活動会議(11月期)の動画 (2013年12月5日)

その他のウィキメディア運動の概報

ウィキソース10周年記念ロゴ

ウィキソース10周年

11月24日にウィキソースの10周年を記念して、校正コンテストがイタリア語版カタルーニャ語版、そして英語版ウィキソースで開催され、貢献者たちがインタビューに答えました(こちらに 英語フランス語であります)。同日、公式なウィキソースコミュニティユーザーグループの表彰が発表されました。ウィキソースが2003年に設立されてから(初期は「プロジェクト・ソースバーグ」という名前でした)、ボランティアたちは63ヶ国語で140万頁を校正しました。

'Viswakoshから取り込まれたページ

インドの大学がフリーなライセンスの下で百科事典をリリース

「Konkani Vishwakosh」は、インド西海岸のゴア及び近隣の州に居住する人々の母語であるコンカニ語で書かれた4冊からなる百科事典です。

知識へのアクセス (Access to Knowledge(A2K)、インドにおいてウィキペディアを支援する事業、Center for Internet and Societyで実行され、ウィキメディア財団の助成金が資金を提供しています)の提案で、「Konkani Vishwakosh」の出版元のゴア大学が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス (CC-BY-SA 3.0)の下で公開しました。これは、コンカニ語版ウィキペディアを作り上げようとする3年間に渡る努力の一部です。Vishwakosh の3632枚の頁は、37人のボランティアのウィキメディアンによってデジタル化されています。

多様性会議

11月9-10日に、80人以上のウィキメディアンが、ベルリンのドイツウィキメディア支部が主催した第一回ウィキメディア多様性会議に出席しました。プレゼンテーションの多くがウィキペディアのジェンダー・ギャップ(貢献者の大多数派が男性であるという事実)に取り組んでいました。しかし、多様性の他の側面もトピックであり、例えば、地理的多様性(グローバル・サウスの編集者の説明不足)や、LGBT問題です。

世界初のゲーム機 マグナボックス・オデッセイ(1972)、Evan Amos撮影

写真家が、ウィキメディア・コモンズにビデオゲームを記録するために Kickstarter のファンディングで17,000米ドルを受け取る

Evan Amos (User:Evan-Amos)は、2010年からウィキメディア・コモンズにゲーム機の高品質な写真をアップロードしているゲームファンです。彼は、これを「ヴァナモ・オンラインゲームミュージアム」というビデオゲームの歴史についてのオンライン収蔵品に拡張するプロジェクトをはじめました。資金調達サイトのKickstarterでアイディアをプレゼンし、1月もしないうちに1000人以上の寄付者から17000米ドル以上を受け取りました。お金は、撮影するために古いビデオゲーム用ハードウェアを購入するためだけに充てられます。