ヤブイヌ(ブッシュドッグ)。
タスマニアデビル。
ヤブイヌはイヌ科ヤブイヌ属、タスマニアデビルはフクロネコ科タスマニアデビル属の有袋類ですが、どちらも大きめの小型犬ぐらいのサイズで、短い足となんとも言えない顔つきが特徴の野生動物です。
タスマニアデビル - Wikipedia
ヤブイヌ - Wikipedia
昨年、2024年2月に多摩動物公園にメスのタスマニアデビルが2頭来園し(2023年10月に同園で飼育されていた国内唯一の個体が死んでしまって以来)、展示が始まったら見たいと思っていたのですが、9月頃に行った際は暑さを避けてか屋外の放飼場には出ていませんでした。
〜5/28 絶滅危惧種の肉食性有袋類タスマニアデビルが来園!イベントを開催します!(保全支援のための募金を送金しました) | 東京ズーネット
タスマニアデビルもですが、ヤブイヌのような少しとぼけた犬っぽいフォルムはいいよねと、妻とたまに話題にしていたのですが、どうせなら1日で両方見て回ろうと午前中に多摩動物公園に行った後、今度は横浜のズーラシア(よこはま動物園ズーラシア)まで移動、タスマニアデビルとヤブイヌを同じ日に見てきました。
まずは多摩動物公園 オーストラリア園のタスマニアデビル。夜行性なこともありますが、タスマニア生まれで日本の冬は寒いのか、ずっと日当たりの良い小屋の中で眠っています。
タスマニアデビルはタスマニア以外では野生種は絶滅してしまった絶滅危惧種。90年代にオーストラリアに行った際は、動物園にたくさんいたのであまりそういうイメージはなかったのですが、人の手によって保護、繁殖させた個体だったのかもしれませんね。日本国内ではこの多摩動物公園で飼育されてるのみ。
昨年、多摩動物公園にやってきた2頭のタスマニアデビルはメスの姉妹で、名前はワイティーとパピティ。
特徴から手前側のこちらが恐らくワイティーで、奥で寝ているのがパピティ。
たまに薄目を開けたり、あくびをするように手の平をぐわっ広げて……
少し立ち上がりかけたけど……
結局また寝てしまいます。ワイティが動いたのでパピティも目を開けて少し鼻先を上げました。
デビルと呼ばれる彼らもスヤスヤ寝てる姿はとてもかわいいですね。
少し時間を開けて再度見に行ってみたりしましたが、ずっと寝てましたね。暖かくなったまた来ます。
続いてズーラシアのヤブイヌ。下調べが甘かったのでズーラシア正門を入ったときにはヤブイヌ展示終了の15分前ぐらいで焦りましたが(しかも園内が広くて正門からかなり離れている)、ショートカット路などを使いつつなんとか「アマゾンの密林」ゾーンのヤブイヌ放飼場にたどり着きました。
12〜2月の間は展示時間は11時〜14時までとのこと。
ヤブイヌデータ。
ずっと寝ていたタスマニアデビルとは違い、放飼場の中を元気に歩き回る2頭のヤブイヌ。
2頭バラバラに行動することもあれが、列になって歩き回ったりなども。
このフォルムたまらん。
背中が白いのがオスのパパマル(2016年生)。
眉間に縦に3本線が入ってるのがメスのカノン(2021年生)。
なんだろう。タヌキやアナグマとも違うし、犬といってもオオカミやキツネ、リカオン系とも異なるずんぐりむっくりボディ。小さな耳に日本犬の子犬を思わせる顔という絶妙なバランス。
こんな生き物ずっと見ていられる。
尻尾は短い。
しばらく放飼場を歩き回っていたと思ったら、パパマルが小屋の中へ。
その後、カノンもやってきて、角にグイグイと入って行きます。
見てる。
カノンの3本シワは味があるなぁ。
交互にあくび。眠いのかな。
仲は良さそう?
そのまま寝てしまいました。
既に展示終了の14時を10分以上過ぎていましたが、外の小屋で寝てしまった2頭。その後、飼育員さんに起こされて室内へ移動したのか? しばらく見ていましたが、変化がなかったので我々も移動しました。
ということでこの日の目的はタスマニアデビルとヤブイヌのハシゴでしたが、もちろん他にも動物は見ているので、多摩丘陵にある2つの動物園レポはまた改めて。