「作って学ぶコンピュータアーキテクチャ」(いわゆるRISC-V + LLVM本)は書籍執筆時の状況と出版時のツールチェインの状況がかなり変わってしまっており、各所で迷惑をかけてしまっています。
確実にLLVMビルド + シミュレーションを行うために、ツールチェインを含んだDockerイメージをリリースします。
github.com
大きく分けて4つのイメージを用意しています。
- ubuntu_2204
- Ubuntu 22.04の環境を使用し、新しいRISC-Vツールを使用したDocker環境です
- 本書で説明している実行コマンド列と大きく異なっている場所があります
- LLVMリポジトリはコンテナ内にダウンロード済みです(コンテナ容量削減のためビルドは行っていません)
- 最終的なバイナリのみ必要な方向けです
- ubuntu_2204_onlyenv
- Ubuntu 22.04の環境を使用し、新しいRISC-Vツールを使用したDocker環境です
- 本書で説明している実行コマンド列と大きく異なっている場所があります
- LLVMリポジトリは、Dockerコンテナ外部にダウンロードして、Dockerコンテナ内部の環境と共有します
- 本書の環境をステップバイステップで追いかける方向けです
- ubuntu_1804
- Ubuntu 18.04の環境を使用し、本書で説明した環境とツールを可能な限り再現しています
- 動作しなくなっている場所が複数あるため、コマンドにいくつか修正を加えています
- 本書では18.10を使用しましたが、LTSではないためサポートが切れており18.04LTSを代わりに使用しています
- LLVMリポジトリはコンテナ内にダウンロード済みです(コンテナ容量削減のためビルドは行っていません)
- 最終的なバイナリのみ必要な方向けです
- ubuntu_1804_onlyenv
- Ubuntu 18.04の環境を使用し、本書で説明した環境とツールを可能な限り再現しています
- 動作しなくなっている場所が複数あるため、コマンドにいくつか修正を加えています
- 本書では18.10を使用しましたが、LTSではないためサポートが切れており18.04LTSを代わりに使用しています
- LLVMリポジトリは、Dockerコンテナ外部にダウンロードして、Dockerコンテナ内部の環境と共有します
- 本書の環境をステップバイステップで追いかける方向けです
私自身がDocker初心者で、試行錯誤を繰り返した結果用意するまでに時間がかかってしまいました。
また知識不足のためコンテナにも不具合や改善項目はあるかと思います。問題がありましたら、リポジトリのIssueまで報告いただけるとありがたいです。