通勤電車の中で iPhone ユーザを数多く見かけるようになったが、Kindle ユーザ(Kindler)はまだほとんどいない。ごくたまに Kindle で本を読んでいる人を見かけると、同志を発見したような気持ちになる。
実はぼく自身は、Kindle を持ち歩いてはいない。外出時は専ら Kindle for iPhone を使っているのである。Kindle for iPhone は、今まで米国の iTunes Store から少々トリッキーなことをして入手していたが、ようやく正式に日本の iTunes Store からダウンロードできるようになった。日本版をダウンロードしたら、今まで使っていた米国版がそのまま更新されたらしく、改めて登録をし直す必要もなく、本のコンテンツも、ブックマークも、ハイライトも、すべて引き継がれた。
ぼくが Kindle を持ち歩かないのは、革のケースをつけたこともあって、少々重いからである。それに対して、iPhone はいつも携帯しているので、新たな負担とならない。それにネット端末として見た時には、Kindle より iPhone の方が汎用的で機能が高く、使い易い。電子書籍もカラーで表示される。
ぼくが Kindle を使うのは家の中で本を読む時である。eInk の表示は実に読み易い。Kindle と Kindle for iPhone の間では、ブックマーク(しおり)もハイライト(ラインマーカー)も、どこまで読んだかもすべて同期されているので、いつでもこの二つの端末を切り替えて読書を続けることができる。家では Kindle、外出する時は iPhone という棲み分けが、ぼくの中ではしっかりできている。
英語学習者の一人として、洋書を読む際に Kindle for iPhone に期待する機能が二つある:
こうすれば再読する時にいちいち辞書を引く必要がなくなる。紙の洋書の場合、余白に語義を書いておくことができるが、その代替手段を電子書籍リーダ上でも実現して欲しいという訳である。Kindle に関するエントリ
- 2009.2.18:「Amazon の Kindle は出版・新聞・雑誌業界の iPhone/iPod となるか?」
- 2009.2.19:「電子ブックは Kindle を待つまでもない、iPod touch で十分行ける」
- 2009.3.7:「iPhone と iPod touch 向けに Kindle アプリケーションが出た」
- 2009.10.7:「Kindle 国際版発売で、ぼくの英文読書生活は変わるか」
- 2009.11.14:「わが家に Kindle がやって来た」
- 2009.11.28:「Kindle をバージョンアップ:日本語 PDF を表示」
- 2009.12.14:「Kindle と Kindle for iPhone に英語学習者として期待する機能」