MacBook Pro 13インチ(early 2011) MC700J/AのHDDとメモリを換装した
うちのMacBook Proが一気に強まった記録。
経緯
まだこのMBPは今年4月に買ったばかりで、スペック向上させるのはもっともっと先の話だと思ってたんだけど、
- HDDが残り100GBを下回った
- メモリ価格がすごい下がってる
という状況があり、思い切って買った。
元のMacBook Pro
- MacBook Pro 13インチ(early 2011) MC700J/A
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004PEHDPW/nacookan-22/
- Intel Core i5 2.3GHz
- 320GB HDD
- 4GB メモリ
- Snow Leopard
という機種。まあMBPの一番安いモデルってこと。
このMacは、使ってるアプリの互換性の都合上、まだLionにアップグレードしてない。Snow Leopardのまま。
買ったHDDとメモリ
HDD
- HITACHI 0S03337
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005F7AFXA/nacookan-22/
- 750GB
- 7200回転
- 16MBキャッシュ
中身はHTS727575A9E364というHDD。これのリテールパッケージを買った。別にバルクでも良かったんだけど、なぜかリテールの方が安かったから。
これを書いてる現在、一般のノートPC用の2.5インチHDDでは、容量と回転数の組み合わせが微妙なのしか選べない。1TBの5400回転か、750GBの7200回転というのがお店で買える最大スペックになってる。そんな中、元々のHDDが5400回転だったので、今回はさらに高速にするために7200回転を買った。その代わり容量は750GBで我慢する。まあ十分足りるでしょ。
回転数を増やすと、速くはなるけど、バッテリー消費量が上がるらしい。HDD自体が消費する電力もそうだし、熱が多く出るので冷却システムも稼働が多くなるとのこと。
自分の場合は、MacBook Airがあるので持ち運び用途でProを使うつもりがなく、完全に家に置いて使う感じ。外部モニタ2台とキーボードとMagic Trackpadを接続して、有線LAN、USB機器たくさん、もちろん電源にもつなぎっぱなし。まさにデスクトップPC的。なので、消費電力よりも高速なことを重視した。
このHDDは厚さ9.5mmのやつだけど、ググって調べた感じでは、12.5mmのものもMBPには入るらしい。
パソコン工房の通販サイトで7,170円で買った。
メモリ
- CFD W3N1333Q-4G
- http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00405SBC0/nacookan-22/
- S.O.DIMM 204pin
- DDR3-1333
- PC3-10600
- 4GBx2枚組
これは4GBメモリの2枚組パッケージ(合計8GB)。1枚ではD3N1333Q-4Gという型番がついて売ってる。実は1枚のパッケージを2つ買った方が数百円ほど安かったんだけど、2枚組の方はデュアルチャネルの動作テスト済セットって書いてあったので、いわゆる選別品?なの?わかんないけど、安心なのかと思って、2枚組を買った。
CFDのこのメモリは、ググるとMacBook Proに取り付けてる人が多く、問題なく動いてるようだった。そういうの大事だよね。
パソコン工房の通販サイトで4,670円で買った。
いざ作業開始
今回は以下の手順でやった。
- ベンチマークを取る
- 新HDDを、USB-SATA外付けケースに入れて、MBPに外付けで接続
- ディスクユーティリティでパーティション作成
- ディスクユーティリティの「復元」で、内蔵の旧HDDから外付けの新HDDへ内容をコピー
- MBPの電源を切る
- 旧HDDを外し、新HDDを内蔵させる
- 起動
- 動作確認
- ベンチマークを取る
- MBPの電源を切る
- 旧メモリ外し、新メモリを入れる
- 起動
- 動作確認
- ベンチマークを取る
こんな感じ。
外付けケースは3.5インチ用のを使っちゃった
あいてる2.5インチ用USB-SATA外付けケースがちょうど無かったから、3.5インチ用のを使った。もちろんケース内に固定できないので、むきだしで。
まあSATAの端子の部分は2.5インチも3.5インチも同じなので普通に使えた。
ディスクユーティリティでパーティション作成
2年前にMacBook白のHDDを換装したときの記事を参考に、以下の設定でパーティション作成。
でもこの後「復元」をやるんだけど、付けた名前がコピー元の名前(Macintosh HD)に変わっちゃったので、名前を丁寧に付ける意味ないかも。
ディスクユーティリティの復元は時間かかった
コピー元のHDDは、320GBのもので、この時点で230GBほど消費している状態。復元を開始したら9時間かかるという表示が出た。
結構かかるなーと思ったら、その後22時間まで増えた。やばい。
だけどさらにその後、数字はどんどん減ってきて、結局は3時間30分で完了。なのでここの数値は信用しない方がよさそう。
HDDの入れ替え
Appleが配布してるマニュアルのPDFにやり方が書いてあった。ネジを外すところから丁寧に説明されてる。これを見ながらやったら普通に入れ替えは完了。
ちなみに普通のプラスドライバーと、トルクスドライバー(星型ドライバー)が1つずつ必要なので注意してね。
メモリの入れ替え
これもAppleのマニュアルPDFを読んだらやり方が書いてあって、カンタンにできた。メモリは2枚重なって入ってるのを1枚ずつ出し入れする。こういうノートPC初めて見た。
HDDは速くなったけどメモリは変わらず
HDDは容量が増えて回転数が上がったので、ベンチマーク的にも速くなってる。シーケンシャルアクセスの方がだいぶ速い。
でも、Uncached Readの4K blocksだけ異常に遅くなってるように見える。これなんなんだろう。なんかあるのかな。
メモリの方は、速度はかわらなかった。同じDDR3-1333のメモリなので当たり前。容量が増えただけなので、速くなるんじゃなく、遅くなりにくくなるはず。Xbenchではそういうのは測定できないようだ。
体感速度
速くなった気もするし、変わってない気もする。作業の中で当然のように再起動をしてるので、そのせいで一時的に軽くなったように感じてるだけかも知れない。もう少し使い込んでくれば違いがわかるかも。
終わり
いやーおもしろかった。