辛坊治郎氏 就職活動中に見たフジテレビの超絶大盤振る舞い「会社に行くと、何かの理由で現金を社員に...」
2025年2月7日(金)21時39分 スポーツニッポン
キャスター辛坊治郎氏(68)が7日、ニッポン放送「泉房穂の情熱ラジオ Part2」(金曜後8・00)にゲストとして生出演し、かつてのフジテレビで目にした出来事を明かした。
辛坊氏は早大出身。就職活動では埼玉県庁、大手商社、フジテレビを受けたが、フジだけは不採用になり、その後読売テレビを受けて入社したという。
「私、受けに行ったのはフジテレビですけど、早稲田とフジテレビって、歩いて10分くらいだったんですよ、当時は」。フジテレビが東京・新宿区河田町から、台場へ移転する前の話だという。「今はちょっと場所が変わっているけど、当時歩いて10分くらいだったので、1回試験に受けに行くと、1日で日当1000円くれたんですよ。ええ時代ですな」と振り返った。
当時の同局では、驚くような光景を毎日、目の当たりにしていたという。「当時の放送局ってめちゃめちゃですよ。ホントにこの業界、アカンなと、今から振り返って思うのは、当時のフジテレビって、毎日会社に行くと、何かの理由で現金を社員に配っていたんですよ。ボーナスなんか現金の時代じゃないですか?ボーナスは(札束が)立つというのが常識でしたから」と、当時の羽振りの良さに驚きを口にした。
さらに景気のいい話は続いた。「その立つボーナスと別に、会社に行くとお金をくれるんですよ。出入りの業者さんにも“何とかの祝い金ね”って、5万円ポンと渡すみたいな。それが80年代、70年代後半ですよ」。
そんな時代から40年以上。フジテレビは中居正広氏の女性トラブルをめぐる対応の問題で、多くのスポンサーがCM出稿を見合わせ、窮地に立たされている。辛坊氏は「この業界は今から考えて、そんなもん、いつかつまづくと思っていたら、やっぱりつまづいたか」と、毒舌まじりに指摘していた。