他人へのダメ出しが趣味の、自称【美魔女】な先輩社員。「冬の乾燥はお肌の敵」とオフィスで大暴走!?

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美容に気を遣うのは良いことですが、周りに迷惑をかけてまでやるのはNGですよね。今回は、筆者の友人が職場で遭遇した【冬に保湿を意識しすぎて“やらかしちゃった”先輩社員】のお話を紹介します。

後輩たちへの美容チェックが厳しい、自称【美魔女】な先輩社員

私は30代のOLです。毎年冬になると、以前の勤務先にいた“Aさん”という先輩社員を思い出します。

Aさんは、自分のことを【美魔女】と呼び、「私みたいに綺麗に年齢を重ねたいでしょ?」が口癖。さらに、後輩たちへの美容チェックが厳しく「そのアイシャドウの色似合ってない」「ファンデーションのノリが悪い」などとダメ出ししてくるので、私は正直苦手でした。

冬になると、Aさんは「乾燥はお肌の大敵だから、絶対に湿度を落としたくない」と言って、毎年デスク周りにいくつもの加湿器を置いていました。

そのため「Aさんの席の近くにいると、加湿器から出る霧でパソコンが壊れそうで怖い」という理由で、Aさんの周囲の席の社員たちが、一時的に席を移動することもあったほどです。

そのAさんが設置した加湿器たちのせいで、とある事件が起きてしまったのです。

ある朝、Aさんのデスクを見ると……衝撃的な光景が

ある朝出社して、Aさんの席の横を通った際、私の目に衝撃的な光景が飛び込んできました。

Aさんのデスクの上には、お客様用のパンフレット数百枚が、束になって置かれていました。そして、そのパンフレットが全て加湿器の霧を浴びて、ふにゃふにゃになっていたのです。

「これはやばい!」私はすぐにパンフレットの束を取り上げました。あわてて社内にいた数人に事情を話し、みんなでまだ使えそうなパンフレットを選別していると、Aさんが呑気にあくびをしながら出勤してきました。

ふにゃふにゃになったパンフレットを見せながら、「なんでこんなことになったんですか?」とAさんを問い詰めると、「昨日受け取ったパンフレットをそのままデスクに置いて帰ったところ、スイッチを切り忘れた加湿器の霧を浴びてしまった」とのこと。

結局、何百枚とあったパンフレットはほとんどが使い物にならなくなり、再度発注することに。Aさんは上司からこっぴどく怒られ、以後「席に置いていい加湿器は1台まで」という、他の人には当たり前なルールが決められました。

さすがのAさんも反省したようで、その後は少しおとなしくなり、後輩たちへの美容チェックの回数も格段に減りました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。