2025年の2月に行われた『スクールアイドルミュージカル』の東京公演は、全7公演から成る「文化祭&後夜祭スペシャル公演」で大いに盛り上がりました。日本青年館ホールにて繰り広げられたこの特別公演では、キャストと観客が一体となり熱気溢れる瞬間が展開されました。特に、新曲4曲の初披露は注目を集め、観客から多くの称賛を受けました。
文化祭スペシャルステージの魅力
文化祭&後夜祭スペシャル公演は、通常のカーテンコールを拡張した特別な演目であり、観客も一緒にペンライトやうちわで声援を送ることが許されています。開演前から劇場内は異様な興奮と熱気に満ち溢れていました。
「椿滝桜女学院高等学校 文化祭スペシャルステージ」では、ルリカやアンズといったスクールアイドル部のメンバーが華麗なパフォーマンスを披露しました。彼女たちが歌い上げたのは「真っ白なキャンパス」や「未完成ドリーム!」を含む計5曲。観客たちはその輝く笑顔に引き込まれ、共に楽しむひとときを過ごしました。
文化祭ステージの後、ルリカとアンズはバックステージで、理事長たちに新曲制作の事実を打ち明け、彼女たちの後押しで後夜祭開催が決定しました。これにより「文化祭スペシャルステージ 後夜祭」が突如としてスタートしました。
バラエティ豊かな後夜祭の雰囲気
後夜祭はルリカ、トア、ヒカル、マーヤの「今すぐはじめよ!」で活気づけられ、アンズ、ユキノ、レナ、サヤカたちの「応援してね♡」でも観客の心を掴みました。さらに、ユズハとミスズのデュオ曲「主役になれない主役」や、新たに書き下ろされた作品たちが続々と観客を魅了します。
「ニコイチ」や「キュンキュンずっと」は、それぞれのメンバーの個性を生かした振り付けとともに、観客たちをことさら楽しませました。特にアンズが歌うソロ曲では、その愛らしさが全開でした。
グランドフィナーレでは、卒業を控えた3年生が歌う「この先もずっと」を通じて、観客に深い感動をもたらしました。そしてアンズたちの「夢見ガチガール」にて、会場の雰囲気は一新。最後に、全キャストでの「夢はドコカラ」が披露され、ダイナミックなダンスパフォーマンスでクライマックスを彩りました。
大阪公演への期待
『スクールアイドルミュージカル』は2022年に初演し、重ねるごとに進化を見せています。次なる大阪公演は2025年4月4日から6日まで新歌舞伎座にて行われます。東京公演で演じた若槻ミスズ役の西葉瑞希さんは、「期待を超えるアンズをお届けしたい」と意気込みを語り、堀内まり菜さんも「新たなキャスト構成でパワーアップした作品を届けたい」と述べています。
この大阪公演では、キャストや劇場が変わることによってどのような化学反応が生まれるのか、ぜひ観客には劇場で体感してほしいと思います。チケット情報は公式サイトにて確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
この熱気溢れる公演の模様を振り返りつつ、次なるステージに思いを馳せるとともに、多くの方々に劇場へ足を運んでいただきたいと思います。