中国の大手ファウンドリSMICが2024年第4四半期(10〜12月期)の決算を発表した。
それによると売上高は前四半期比1.7%増、前年同期比31.5%増の22億730万ドルとなったという。地域別比率は、中国国内が89.1%、米国が8.9%、欧州/アジアが2%と、ほとんどが中国顧客向けになった。また、同四半期の売上総利益(粗利)は4億9900万ドルで、前四半期の4億4420万ドル、前年同期の2億7500万ドルから増加したが、純利益は前年同期比384%減の1億760億ドルとなり、増収減益となった。
売り上げが増加しつつも利益が下がったのは、中国政府の政策に伴う形で同社最先端となるDUVマルチパターニングによる7nmプロセスの生産で、同社がコストを負担した可能性があるとする向きもある。