このブログ記事は、こちらの増田記事へのアンサーです。
まず、最初に発表してから10年以上にもなる、モフモフ社長こと岡安が開発中のSNS「グラフィー」のことを覚えていて、話題にしていただいて、とてもありがたいです。
グラフィーは、「趣味でつながる新しいSNS」を目指して、岡安が企画し、設計し、開発を続けているWebサービスです。
コンセプトは、開発当初から一貫して「同じ趣味の人のマッチング」です。その手法として特徴的なのが、自分の好きなものをカテゴリごとにまとめられる「マイベスト」機能です。このマイベストがユーザーのプロフィールになり、マッチングの条件にもなります。
しかし、最初の開発発表から10年以上経ってしまっているこのサービス、果たして本当にリリースされるのでしょうか?
かなりお待たせしてしまっているので、これらの疑問に真面目に答えてみます。
そもそも、グラフィーって今も開発してるの?
今も、休み休み、開発しています。
構想からいうと、2010年くらいから素案は考えていました。本格的な開発開始は、2012年くらいから。はてなオフ会でPRしたのは、2013年だったと思います。
実は一度、2015年には、α版のサービスの完成まで持っていき、知人や友人や社内向けにクローズドでリリースして、しばらく使ってみてもらったことがあります。
その時の反応がいまいちだったのと、自分でも全く納得いかない出来だったので、このバージョンを凍結し、ゼロからの作り直しを決意しました。
その後、本業や受託の合間に開発を進め、紆余曲折ありましたが、2020年にはβ版としてのアプリ部分が再度完成しました。
グラフィーの開発の進捗は、現在どのくらいなの?
Webアプリとして、バックエンド、フロントエンドともに、完動する形で100%完成しています。
以下に、現時点での最新の画面キャプチャをいくつか貼っておきます。
前回のデザイン制作から、またかなり時間が経ったので、古くなったUI/UXを再度ブラッシュアップはしたいのですが、それも1人月もいらない感じです。
一方で、サービス開始後の作品データベースの更新運用ツールや運用体制の構築については、進捗度は50%くらいです。つまり、本体のサービスはスタートできるけど、コスト的にもリソース的にも、毎月の運用の目処が立たない状態です。
このままの状態で、実は過去1年間は開発を凍結していました。
なぜ、グラフィーは10年もリリースされないの?
ズバリ、前述したサービス運用の負担こそが、すぐにリリース出来ない理由です。
少し、細かく説明して行きます。
1.グラフィーの趣味マッチングの軸となる、映画作品などの各カテゴリの新作情報データベースの追加更新がネック。
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完全自動化が難しい(良いAPIでもあればいいのだが……)が、手動で丁寧にやれるだけの人的リソース確保も厳しい。
2.本業の収益を安定させるため、新収益事業のローンチのために過去1年はグラフィーの開発を凍結していた。
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このサービス(後述する「シェアtoウィン」)は一応完成したので、開発リソースは空きつつあります。
3.リリースしてすぐに大きな収益が上がるタイプのサービスではないので、腰を据えて育てて行く体制が必要。中途半端に流行ると運用コストがヤバい。
- 要は、本業でもっと稼がないと、個人開発的なサービスだとしても、リリースしてもじっくり育てて行ける余裕がないよ! って話です。
新しい収益化サービスである「シェアtoウィン」は完成したので、開発リソース的には少し余裕が出て来ました。でも、このサービス、切り口が独特すぎて、全然売れてません……。
あけましておめでとうございます!
— 岡安モフモフ(アーガイル社長)@SNSマーケひとすじ14年。新サービスリリース! (@shields_pikes) 2023年1月1日
今年は、この新サービスで、従来のSNSキャンペーンの常識(費用高い、面倒くさい、効果がよくわからない)を、一気に変えて行きたいと思います。
共同開催という新しい選択肢
シェアして、お得なキャンペーン
毎月開催! シェアtoウィンhttps://t.co/TSF4KmPJjR pic.twitter.com/x61ChnjDpN
今までは、企業ごとの企画制作運用で1回平均100万円くらいかかっていたSNSキャンペーンを、複数企業まとめて共同開催することで、1社あたりの費用を5万円に抑えるサービス。
これがそれなりの売上をコンスタントに生んでくれたら、リリースするための社内リソースも確保できると考えてました。
でも、ローンチしてみて、テスト的にリスティング広告やSNS広告で、ターゲット層を流し込んでみたら、本当に全然反応がない……。
SNSキャンペーンの手間と費用の両方を劇的に削減した、すごいサービスのはずなんですが……。
んじゃ、これからどうするの?
今年こそと毎年思ってますが、今年こそ本当の本当に出したいと思ってます。
最大の理由は、Twitterの存続が怪しい感じになって、次のSNSを皆が探し始めてるタイミングだからです。
ただ、正直助けがほしいです。
具体的に言うと……
・「シェアtoウィン」が収益化できるようPRしてくれる人
・作品データベースの精査をボランティア的に協力してくれる人
・幸運にもトラフィックが超集中した時に頼れるインフラエンジニア
・新しいSNSに期待して、応援して、広めてくれる人
・あと、もし興味がある方がいたら、出資者も緩募です(1、2千万円くらいなら既存事業内で何とかできるし全然足りないので、最低でもシードで5000万〜2億くらいの規模で出資検討できる方)
作品データベースの精査には、ボランティア的に各カテゴリに造詣が深い趣味人の方達の集合知が必要ですし、インフラエンジニアに関しても正直がっつり専任で雇えるほどの収益事業になるのは先の話なので、緊急稼働時のみのスポット依頼か、長期だとレベニューシェアとかに近い形とかになると思います。(他でめっちゃ儲かっていれば、常駐でも払えるのに!)
もし、グラフィーの開発に協力してみたい、何かできそう、という方がいらっしゃいましたら、下記の岡安モフモフのTwitterのDMにでもご連絡ください。
モフモフは、まだまだグラフィーを諦めていません!!
あたたかく見守っていてください。