「男 好きな人 行動」なんて検索するときは、
「好かれている気はするけど確信は持てない、勘違いだったら嫌だし...」
なんていうかなり微妙なときだから、「毎日連絡がくる☆」なんていう誰だって分かるような事書いてんじゃねーぞブッ飛ばすぞ
というツイートを見たので、ためしに
「男 好きな人 行動」
で検索してみると、すごいページが見つかりました!
【コリャ〜脈有り!!】男性が好きな女性にしかしない行動・態度まとめ!
matome.naver.jp
見出しを箇条書きにしてみます。
男は好きな人()に対しては、
- あなたとの小さな約束を忘れない
- 二人っきりだと無口になる
- 男性は好きな女性に花束を贈る
- 恋愛観や好きなタイプを語る
- LINEやメールでの連絡が頻繁に来る
- さりげなく触れられることがある
- あなたの体調や状態に細かく気づかってくれる
- やたら「大丈夫?」と心配する
- 照明が暗めの雰囲気の良いお店を選ぶ
- 遠くから見つめてくる
- 元彼のことを聞いてくる
- 遊園地デートに誘ってくる
- 何事にもレスポンスが速い
- つい「誰と行ったの?」と聞いてくる
- 予定の前日に確認のメールや電話・Lineをしてくる
- 態度がぎこちなくなる
- 行動が男性中心でなくてアナタ優先である
...となるそうです。
たくさんネットでしらべて、たくさんのサイトからいんようして、おとこの「こいごころ」を集めてくれた、まとめ主の女子中学生には努力賞をあげたいのですが、この箇条書きの内容は「好きな相手への男の行動」とはちょっと違います。
女子中学生が調べてくれた行動一覧を軽く分類してみましょう。
まずこれ。
- 恋愛観や好きなタイプを語る
- あなたの体調や状態に細かく気づかってくれる
- やたら「大丈夫?」と心配する
- 照明が暗めの雰囲気の良いお店を選ぶ
- 予定の前日に確認のメールや電話・Lineをしてくる
これは「好きな人に対する行動」ではなく、女慣れした男の基本テクニックです。
多少デート慣れしている男なら、優勝以前の女はだいたい照明の暗い部屋に連れて行きます。
デートに選ぶ店は、
「暗い雰囲気で、できれば横並び」
というのは、女遊び界隈では基本中の基本で、太陽が東から上って西に沈むとか、エジソンは偉い人とか、そ〜んな〜の~常識~♪タッタタラリラと踊りだすレベルの、普遍的な法則です。
なので、これは「好きな人に対する行動」にはなりえません。
また、「体調を気遣う」「大丈夫?」というのは
「上っ面Kindness理論」
として広く知られていて、誰でもやってます。
たとえばこんな感じ。
- 「寒くない?」と何度も聞く
- 車道側を歩く
- レストランで椅子を引く
- エスカレーターで昇りは男が後、下りは男が先に乗る
- リマインドする(好きな花、誕生日などを覚えておいて、「そう言えば君○○だね」とリマインド」する)
- 重い荷物を持つ
- 店は予約しておく
- グラスの空きに素早く気づく
- メールは男が出して終わる
- ひたすら歩かず休憩をはさむ
- 別れた後、振り向く
- 待ち合わせ場所に先に着いておく
などなど、ちょっと女慣れした男なら呼吸をするレベルで、このような行動を取ります。
なので、これを「好きな人への行動」というのは大袈裟ですね。
恋愛遍歴を聞いたり話したりするのは、
「恋愛遍歴聞き出しルーティーン」
と呼ばれています。
デート定番の話題です。
むしろ過去の恋愛について全く聞かないほうが珍しいくらいです。
- 今までどんな恋愛をしてきたのか話を聞いて、その話は絶対に否定しない。
- 彼氏の愚痴を言い始めたら、彼氏をかばいつつ、女の子の意見を肯定する。
- 過去の好きだった人を褒める。
- 相手の子の過去の理想に自分が重なるように演出する。
など、みんなやってますよね。
なので、これらは「好きな人に対する行動」ではなく、全く無い場合は軽んじられていると考える程度のものです。
次。
目についたものから見ていきます。
「遊園地デートに誘ってくる」
誘いません。
なんで遊園地だよww
次。
「さりげなく触れられることがある」
「さり気なく触れる」というのは、モテる女の技であって、男は恋愛感情なくてもさりげなく触れる人はたくさんいます。
次。
遠くから見つめてくる
キモいです。
次。
- 行動が男性中心でなくてアナタ優先である
- あなたとの小さな約束を忘れない
- 何事にもレスポンスが速い
...これですよ。
よくできました。
おじちゃん、褒めてあげるね。
「好きな人()」という単語を何度も使うのは気が引けるのですが、恋愛感情を抱いた相手に対する行動はこれに尽きます。
大事な相手は優先順位が上がる。
これは間違いない。
人間誰しも1日24時間を平等に与えられ、その中で優先順位をつけて行動しています。
レスポンスの速さは当然優先順位によって変わるもので、1日に一度もLINEを返せない男は存在しません。
トイレにいる間にLINE一通くらい打てますからね。
駅から家に帰る間の3分で電話だってできるわけで、
「忙しすぎて連絡できない」
とかいう男の常套文句は99%嘘です。
正確には、
忙しすぎて、(自分が自由に使える時間が少ない。その限られた自分の時間をお前に使う時間はないから)連絡できない
です。
で、優先順位が高い相手だとこうはならないわけです。
どんなに研究が忙しくても、第一志望の企業の電話は取っただろうし、
どんなに仕事が忙しくても、飯は食うし、トイレでメールを打つくらいはできるからです。
忙しくて連絡できない男は、たぶんトイレでツイッターでもやっているのでしょう。
まとめ記事の中には、
「男性は好きな女性に花束を贈る」
とかもありましたが、深い関係にない相手にいきなり花束を贈る男はたぶん童貞です。
花束は存在が気取っている分、渡すときのギャップが大切で。
普段は適当な彼氏が突然、
「記念日だから、これ」
とか言いながら、「ハイ」と渡すのが効果的なわけです。
さっきから話が脱線してますね。
この記事では、何度も「好きな人()」という単語を使って、メルヘンな世界の綺麗事ばかり書いてきました。
ですが、実際のところ男の恋愛感情は性欲と分かちがたく結びついていて、特に恋愛初期段階では
「めっちゃやりたい!」
と、
「めっちゃ好き!」
の差はあまりありません。
女子には刺激が強い話かもしれませんが、男の性欲は否定しないでほしいと思います。
そのモチベーションが「やりたい」から来ているのか、「大切にしたい」から来ているのか、区別できないかもしれないけれど、「好きな人に対する男の行動」を考えたいときは、
「どれだけ手間がかかることをやってくれたか、どれだけ時間をかけてくれたか」
を指標にするといいでしょう。
その人にかけた時間と、かけた手間が、愛情なんです。