複数のバージョンのGoogle Chromeを同時に動かす方法
複数バージョンのChromeを同時に動かす方法は公式には用意されていませんが*1、割と簡単にバージョンごとのChromeを動かすことができます。
出典はGoogle Chromeを任意のフォルダにインストールする方法など: 夜明け前と2chのChromeスレ*2からです。
- インストールしたいバージョンのインストーラーを用意
- 4.0.249.30をインストールしたい場合、http://dl.google.com/chrome/install/249.30/chrome_installer.exe からダウンロードできます。
- バージョン番号の後半2つをhttp://dl.google.com/chrome/install/xxx.xx/chrome_installer.exe のxxx.xxの部分に当てはめればそのバージョンがダウンロードできます。バージョン番号は後半2つだけでユニークになるようになっています。
- chrome_installer.exeをzipファイルにリネームして解凍し、chrome.7zというファイルを取り出す。
- 7zファイルを解凍する(WinRARや7-Zip、Explzhなどで解凍できます。)
- chrome.7zの中身は、のようになっています。このChrome-binフォルダの直下にあるDictionaries、chrome.exe、wow_helper.exeの3つをバージョン番号フォルダの中に移動します。
- このバージョン番号フォルダを適当なフォルダに移動、リネームして、chrome.exeのショートカットを作り、起動オプションの--user-data-dirでプロファイルデータの場所(フォルダは自動で作られます)を指定します。
これで完了です。
この通り、本体のバージョン、WebKitのバージョン、V8のバージョンそれぞれが異なっているので、成功しているみたいです。(ただし、オリジナルと完全に同一である保証はないので、その点はご了承を。)
こうして作ったスタンドアローンChromeは、自動アップデートされないので、バージョンごとの動作確認に最適です。(USBメモリに入れて使うというポータブル用途にも使えますが、セキュリティ的にあまりオススメできません。)