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カテゴリ:ドラマ
韓国ドラマ「雪の女王」を視聴中だ。 ヒロインは金持ちの家のわがままな令嬢。これって従来なら悪役キャラかよくて脇役なのだが、彼女のわがままの裏には母をなくした寂しさや難病を抱える不安がある。人を傷つけているような言動の背景に善良な性格が隠れている…これを表現している脚本や演技はなかなかなものだと思う。セカンドヒロインは主人公が世話になるボクシングジムの娘で本人もボクシングに打ち込み、女性らしいところもないのだが、主人公の登場以来、恋一筋となり、しだいにかわっていく。こちらの方が定番のヒロインだろう。 そして主人公であるが、数学の天才にしてボクサー。女性が求めるのは知性と野性なのだが、いくらなんでもこんなのいるかという設定である。まあ、そこは韓国ドラマで、考えてみれば韓国ドラマブームの火付け役になった冬ソナのヨン様演じる主人公も数学とピアノの天才にして国際的な賞をいくつもとった建築家という、そんなのあるかいな的な設定だった。 貧しい母子家庭に育った主人公は数学オリンピックで金メダルをとったものの、銀メダルに終わった親友が直後に自殺のようにみえる交通事故で死んだことに自責の念を感じ、高校を中退して、親友のもう一つの夢であったボクシングの道に入る。それに二人のヒロインと令嬢の婚約者がからむ物語で、ジェットコースター型の復讐劇やコミック原作のファンタジー系の多い最近の韓国ドラマを見た後では、ひさびさに冬ソナタタイプのドラマを見た気がする。実際に脚本は同一人である。 令嬢ヒロインは大学に在籍しているが学校にはいったりいかなかったりで、特に傑出した能力があるわけでもないし、何かやっているというわけでもない。最近の恋以外でも大活躍するヒロインばかりを見ていると、やはりこのあたりは一時代前のドラマという感がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年01月20日 18時20分56秒
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