こんにちは。韓国出身の料理研究家キム・ヨンハと申します!
突然ですが、みなさまは韓国の万能調味料「サムジャン」を知っていますか?
サムジャンとは、味噌とコチュジャンを混ぜて作った甘辛い味噌ダレ。韓国ではポピュラーで、焼肉につけたり、野菜をディップしたり、炒め物の味付けに使ったりと、とにかく何にでも使えるんです。ちなみに、私はサムギョプサルにつけて食べるのが大好きです!
味噌とコチュジャンの割合に応じて味が変わるので、それぞれの家庭にお袋の味があるのも特徴です。しかも、このサムジャン、すべての材料をいっぺんに混ぜるだけという簡単さ!火を使わずに、あっという間に作れてしまいます。
今回は、スーパーなどで手に入る身近な材料でサムジャンを作ります!さっそく紹介しますね!
混ぜるだけ!サムジャンの簡単な作り方
材料(作りやすい量)
- みそ・・・・大さじ7
- コチュジャン・・・・大さじ5
- 砂糖・・・・大さじ5
- はちみつ・・・・大さじ2
- おろしにんにく・・・・大さじ3
- みりん・・・・大さじ1
- ごま油・・・・大さじ5
- 白いりごま・・・・大さじ2
- 黒いりごま・・・・大さじ2
作り方
1. ボールに材料を全部入れて混ぜ合わせる。
2. 容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
甘辛く、コクのある旨味がたまらないサムジャンの完成です!
今回紹介したサムジャンは基本のレシピなので、お好みの味付けに調味してくださいね。
ちなみに、辛いもの好きな方は青唐辛子の輪切りを入れるのがオススメ。インパクトある辛さが加わりますよ。
※1回作っておくと、冷蔵庫で3カ月保存できます。
1. サムジャンがあればお店の味に!チーズタッカルビ
材料(2~3人分)
- 鶏もも肉・・・・2枚(400g)
- 水・・・・大さじ2
- カレー粉・・・・小さじ1
- キャベツ・・・・1/4個
- 玉ねぎ・・・・1/2個
- 人参・・・・1/2個
- ごま油・・・・大さじ2
- シュレッドチーズ・・・・好きなだけ
- サムジャン・・・大さじ4
作り方
- 鶏もも肉は一口サイズ、野菜は食べやすい大きさに切る。
- サムジャンの1/2量を鶏肉と30分漬け込む。
- フライパンにごま油を引き、鶏肉を入れて炒める。
- 野菜、残りのサムジャンの1/2量、水を加えて、さらに炒めてから5分蒸す。
- 鶏肉に火が通ったら、真ん中をあけて、シュレッドチーズを乗せ、チーズが溶けたら、できあがり。
ピリ辛鶏肉にとろ~りチーズがたまらない……!
作っておいたサムジャンを使って、話題のチーズタッカルビを本格的に作ることができますよ。
タッカルビを食べ終わった後は、ご飯、キムチ、海苔、ごま油を入れて炒めて食べると、止まらない美味しさ!
2. ごはんにも合いすぎる!サムジャンおにぎり
材料(2人分)
- サニーレタス・・・・6枚
- ご飯・・・・1膳
- ごま油・・・・大さじ1
【A】
- サムジャン・・・・大さじ3
- ツナ缶・・・・1/2缶
作り方
- ご飯にごま油を入れて良く混ぜ、一口サイズに丸める。
- サニーレタスは縦半分に折って、下の固い部分を切り取る。
- Aを混ぜ合わせておく。
- サニーレタスにご飯を包み、Aをのせる。
ツナとサムジャンを混ぜ合わせたら、これだけでも抜群に美味しいおかずになります!
今回は、サニーレタスで巻いたおにぎりに使ってみました。サムジャン×ツナ、おにぎりだけじゃなく、野菜をディップしても美味しいですよ!
3. のっけるだけで簡単に1品できた!韓国風冷奴
材料(2人分)
- 絹豆腐・・・・1/2丁
- きゅうり・・・・1/4本
- トッピングのスプラウト・・・・あれば
【A】
- サムジャン・・・・大さじ3
- ミックスナッツ・・・・30g
作り方
- 豆腐は縦半分に切り、横1.5cm幅に切る。きゅうりは5mm幅で斜め切り、ミックスナッツはみじん切りにする。
- Aを混ぜ合わせておく。
- 豆腐にきゅうり、2をのせる。トッピングでスプラウトを飾る。
豆腐にサムジャンをのせただけなのに、おしゃれな前菜の完成!
ナッツのカリッとした食感ときゅうりのシャキッとした食感がアクセントになり、美味しいです。
韓国家庭で味噌と同じくらい使われている万能調味料サムジャン。
日本でも簡単に作れるように、今回は韓国の味噌ではなく日本の味噌を使いました。材料はすべてスーパーで手に入るし、何しろ混ぜるだけで簡単おいしい!本場韓国の味がお手軽に楽しめますよ~!ぜひ試してみてくださいね。
著者プロフィール
金 英貨(キム ヨンハ)
フードコーディネーター. 料理研究家
1977年8月19日生まれ。韓国出身。
食のコンテンツ企画制作会社や食品企業にて、レシピ開発やスタイリング、フードコーディネートを手がけます。書籍、雑誌、動画などのフードコーディネートも担当させていただいています。
韓国料理を得意とし、韓国の家庭料理からおもてなし料理の料理教室の講師も務めています。
https://instagram.com/goodnewscooking/
(企画編集 河瀬璃菜)