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「ぶしもり(小盛300g/冷もり)」@ぶしもりや めんめんの写真2023年11月25日(土)

昨夜は1軒目を出てから上田まで移動してこちらの店を初訪問。

こちらは上田の名店である「熊人」の店主の御親族が営むつけ麺専門店です。

尚、店主を含めて従業員の大半は女性で固められているそうです(汗)

因みに、こちらの存在は長野ケーブルテレビで放映されている「塚田けんぢのみんなのラーメン」で見掛けて知った次第です。

開店30分前に到着すると、店の前に待ち客は誰も見当たらない状況です。

開店と共に店内に案内され、卓上のタブレットで「ぶしもり(小盛300g/冷もり)」を注文すると5分ほどでつけ麺が到着です。

冷水で締められた太麺の上には海苔と刻みネギが乗っていて、茶褐色に濁ったスープの中には刻みチャーシューとメンマが仕込まれています。

先ずは麺を食べてみると、多加水寄りの太麺が若干硬めに茹でられていて、圧縮された麺帯の食感と共に灰分掛かった小麦の風味を感じます。

次にスープを飲んでみると、適度に効いた醤油の風味や塩味と共に、シンプルでいてキレを帯びた豚骨魚介出汁の旨味が口の中に広がります。

出汁は恐らく豚や鶏の動物系に魚介節と思われますが、動物系がライトに抑えられつつも乾物魚介の風味や酸味が前面に現れている印象です。

また、動物由来の油分やゼラチン質は控えめに抑えられている事から、スープの高めな濃度に反して粘度は案外緩やかに仕上げられています。

一方、この手のつけ麺に有りがちな甘辛酸は概ね皆無である事から、魚介の輪郭が調味料で遮られる事なく至って鮮明に映し出されています。

そして、麺にスープを潜らせつつ食べてみると、熱で小麦の甘味が膨らむと共に魚介のキレが加わる事で味わいに一転して鋭さが生まれます。

次にチャーシューを食べてみると、脂身が希薄な煮豚が小さなサイコロ状に切り分けられています。

赤身はパサ付く事なく緻密な弾力を帯びていて、尚且つ味付けが軽微に留められている事から赤身の素朴な旨味が舌に素直に映し出されます。

食べ終えた感想ですが、甘辛酸が無く魚介の風味が際立った関東では有りそうで無さそうな一杯でした。

改めて訪れる機会があれば、次回は長野ならではの「信州みそ」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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