櫻坂46 中嶋優月、11thシングルBACKS曲センター抜擢の理由とは? グループ内外での影響力から分析

 櫻坂46が2月19日にリリースする11thシングル『UDAGAWA GENERATION』のBACKSメンバーによるカップリング曲の選抜メンバーが発表された。

 今作のBACKS曲でセンターを務めるのは、三期生の中嶋優月。6thシングル『Start over!』に収録されている三期生楽曲「Anthem time」でセンターを務めた経験はあるが、BACKS曲でセンターを務めるのは初となる。過去には井上梨名、武元唯衣が務めてきたが、9thシングル『自業自得』以降は石森璃花、村井優と三期生の抜擢が続いていた。

 中嶋は三期生の中でも、グループの内外で活躍してきた人気メンバーでもある。その証左として、選抜制度が導入された7thシングル『承認欲求』から10thシングル『I want tomorrow to come』まで連続で選抜入りを果たしており、グループのパフォーマンスの一端を担ってきた。しかし、中嶋のブログでは「積み重ねようとしてきたことは確かですが、その厚みが目に見えるほどには未だなっていないことを自分が一番わかっています」「現状維持は、私にとっては悔しいことでした」(※1)とこれまでの選抜経験の中での悔しさも明かしていた。自分が変わる何かきっかけを作ろうと、中嶋はもがいていた。選抜における“BACKS”という、その存在意義が常に問われる環境に身を置いても、中嶋は変わることを選んだ。「今度こそ、しっかりと踏み出せるよう頑張ります」という言葉には、彼女の決意が滲んでいた。

 選抜におけるアンダーポジションとして位置付けられるBACKSメンバーだが、それぞれ明確に役割があることは述べておきたい。冠番組や音楽番組などのメディアを通して、いわば広報としての役割が求められるのが選抜。そしてBACKSはライブを積極的に行うことで、櫻坂46の根幹でもあるライブパフォーマンスを届けている。メンバー個々の人気の差はあれど、ライブの場数という意味ではBACKSの方が豊富に経験を積むことができる。『EX大衆』2024年8月号(双葉社)の中で石森が「新しく私たちを知ってくださる方を増やせるのが選抜メンバーの出演する歌番組だとしたら、『BACKS LIVE!!』はそれで興味を持ってくれた方たちの気持ちをより熱くする場にしたいと思っています」と述べていたように、毎シングルごとに開催されるBACKSメンバーによる『BACKS LIVE!!』を通して、櫻坂46全体の盛り上がりに寄与しているのだ。

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