グランプリ出版は、スバル創立70周年を記念して『スバル水平対向エンジン車の軌跡 / シンメトリカルAWDの追求』を発売した。本書は、スバルを象徴する水平対向エンジン搭載車の進化を詳細に記録したもので、設計哲学や技術の変遷を多数の図版とともに解説する。
スバルの水平対向エンジンと「シンメトリカルAWD」は、半世紀以上にわたって進化を続け、多くのファンを魅了してきた。本書では、スバル『1000』の誕生を起点に、駆動技術や車体設計の歴史、さらにはデザイン開発の背景までを掘り下げ、スバルの技術的特徴がどのように形成されてきたかを紐解いている。
本書は、2008年に刊行された『水平対向エンジン車の系譜』を基に、大幅に加筆修正された内容だ。特に、2009年以降の5代目『レガシィ』に関する記述は新たに書き下ろされており、現代のスバルの技術進化を理解するための重要な情報源となっている。
スバルの70年の歩みを象徴する本書は、スバル車の愛好者や自動車技術に興味のある読者、さらには技術開発の裏側を知りたい人々にとって、必見の資料だろう。
『スバル水平対向エンジン車の軌跡』
『スバル水平対向エンジン車の軌跡』
シンメトリカルAWDの追求
著者:武田隆(たけだ・たかし)
発行:グランプリ出版
体裁:A5判、並製、297ページ
定価:4180円(本体価格3800円+税10%)
発売:2024年9月30日
目次
第1章 水平対向エンジン車を知る
第3章 EJ型エンジンの開発、レガシィの登場
第2章 スバル1000と3世代のレオーネ
第4章 第3世代水平対向エンジン、そしてBRZの登場
第5章 電動化も視野に入れた新プラットフォーム
EA型エンジンの変遷