RFIDのプライバシー論争がきっかけではてなダイアリーを始めた高木浩光さん、セキュリティメモ ML などで以前から衝突してきた崎山伸夫さんと Winny の件で大衝突。
崎山さんがブチキレてるのはいつもの光景(ていうかここ数年妙にキレやすくなってません?)ですが、高木さんがここまでブチキレてるのははてなでは*1初めて見た。
崎山さんのリベラリズム押しつけ的な傾向と、高木さんのサヨ忌避の傾向の相性が最悪というのもあるかな。高木さんは政治的に中立な議論を目指していると思いますが、プライバシー問題をやってるだけにサヨ扱いされるのは避けたいというのはしょうがないかもしれない。というか、本質的に「不偏不党」を持って中立を目指すと(あるいは単に説得力を増すために「べき論」を避けるだけでも)結果的に保守追認・黙認に近い態度になってしまいがちで、崎山さんのいらだちもそのへんに起因するのかなとも思う。
本筋の議論についてはまた後ほど。とりあえずこれまでの流れを追うリンク集だけ:
- 高木: 市民の安全を深刻に害し得る装置としてのWinny (Winny とプライバシー)
- 崎山: Winnyの存亡より匿名性の存亡が心配だ
- 崎山: 技術者の倫理を問う(平時から匿名性を保証する意義、技術者の倫理を問うことの危うさ)
- 高木: 無題(上に反論、ややキレ)
- 崎山: 決別(ブチキレ、他)
- 高木: 無題2(ブチキレ、他)