皆さんはご存知だろうか? 100円ショップの「ダイソー」はコーヒー関連商品がやたらと充実していることを。品揃えが豊富であるだけではなく、自社開発したオリジナル商品も販売しているのである。

たとえば1度に2杯ドリップできる「ダブルコーヒードリッパー」や、ドリップ速度を調整できる「おこのみドリッパー」など、独創的な品を続々と登場させている。

そんなダイソーで、シャワーのようにお湯を注ぎ入れることができる「シャワードリップ」(税込110円)を発見! 実際に使ってみたら、これはなかなか良い代物だった。

・ダイソーのシャワードリップ

普段、私(佐藤)はステンレス製のコーヒードリップポット(250ml)を使っている。3回に分けて注ぎ入れ、自分好みの味に仕上げている。できることなら、豆を蒸らした後に1回で注ぎを終えたいのだが、勢いよく注ぐとあふれてしまうので慎重にならざるを得ないのだ。

そのわずらわしさを解消してくれるのが、このシャワードリップである。使い方はカンタン、通常のドリッパーの上にセットしてお湯を注ぐだけである。


形状はドリッパーに近い。似ているけど、これをドリッパーの上に置くのである。直径7~12センチのドリッパーの上に置くことができるそうだ。


底の部分に小さな穴が6つ開いており、ここからお湯が少しずつ落ちる。


サイドには目盛りがあるので、それを目安にお湯を入れるといいだろう。


・いざ、実践

では、さっそくコーヒーを淹れよう。コップの上にドリッパーを置いてフィルターを敷き、コーヒー粉を入れる。


まずは少量のお湯を直に注いで、30秒程度蒸らしておく。


そしてシャワードリップの登場。グラつかないようにきちんと置いて、お湯を一気に投入


あとは落ち切るのを待つだけである。これまでのように、あふれることを警戒して、注ぎ分ける必要がないから楽!


落ちるスピードは私が想像したよりも速い。てっきり「ポタ……ポタ……」と雫のように落ちると思っていたけど、割と「ジャー」って感じだ。


ドリップの底から粉の様子を覗き見ると、しっかり膨らんでいるな。こりゃイイかも!


落ち切ったところで、シャワードリップを外してみると、豆にまんべんなくお湯がいきわたったことがわかる。おそらく端までお湯はいってるはず。


ドリッパーも外すと……香りはヨシ!


味はどうかな?


ほう~……自分でお湯を注ぐよりも、まろやかな気がする。角のないやわらかな口当たりだ。ゆっくりお湯が落ちることで、じっくり抽出されるからかも。いずれにしても、お湯を入れて放っておけるのは良いですね。


大きなポットしか家になかったり、もしくは電気ポットしかないという人でも、これを使えばコーヒーの繊細な味を楽しめるはず。何より110円という安さが100均の魅力。ご自宅に1つ備えてみてはいかがだろうか。


参考リンク:ダイソー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼製造元の小久保工業所の解説動画