改めて見直してみませんか?防災の観点から考える部屋作り 

改めて見直してみませんか?防災の観点から考える部屋作り 

好みの雑貨を並べたり、模様替えをしたり……。インテリアにこだわることは、とっても楽しいですよね。ですが気を付けたいのは、災害時にもそれが安全かどうかではないでしょうか。今回は、防災の観点からお部屋作りについて考えます。いざという時に慌てないためにも、ぜひ一度見直してみてください。

ものを整理整頓して災害対策

ものがたくさんあるおうちというのは、災害時の危険性が高まるもの。高い位置にあるものが落ちてくるのはもちろん、窓や扉の前にものが置いてあると脱出の妨げとなることもあるんです。まずは、ものを整理整頓することにより防災を意識しているお宅をご紹介します。

ベランダはスッキリが◎

防災対策として、ベランダには物を置かないようにしているというmizo10さん。いざという時の脱出経路になるベランダは、少しでも広いほうが安心ですよね。ちなみにこちらに唯一置いてある無印良品の頑丈ボックスも、強風の際には玄関内に移動するとのことです。

整理整頓で安心のお部屋作りを

荷物置き場として活用していたピアノの上を整理整頓してスッキリさせたのは、 nomacoさんです。地震のときに本が雪崩のように落ちてくるのが心配だったとのことですが、これなら安心して暮らせそうですね。実例のように本は低い位置に置いておくと、安心です。

コンロの周りにもものを置かない

sumikoさんは、着衣着火という事故やものの落下によるIHの破損防止のため、コンロ周りには何も置かないようにしているのだそうです。自分自身が安全なのはもちろん、家族にとっても安心なキッチンづくりは普段から意識しておきたいですね。

コンロ周りの約15cm程空いたスペース、ここは物を置くための場所ではなく、"火災予防条例"で定められた、安全性を保つ為に空けられたスペースです。 調理中にコンロ周りのキッチンツールや調味料を取ろうとして衣服に火が燃え移る🔥着衣着火🔥という事故があります。 IHなら火を使わないから安心とは限りません。 壁に吊るした鍋が落下しガラストップが割れた事例もありますし、 奥の物を取ろうとして熱湯や油が入ったお鍋をひっくり返す可能性もあります。
sumiko

収納の仕方に一工夫

特に地震の時に心配なのは、背の高い収納家具が倒れてくること。中に入れたものがぐちゃぐちゃになってしまうのはもちろん、万一下に自分や家族がいた場合は、下敷きになってしまうこともあります。続いては少しでも安全度の高い収納方法を実践している実例をご紹介します。

本棚を使わない収納アイディア

もともとあった本棚を処分したというjucaさんのお部屋です。過去の地震を踏まえ、本棚を置かないことを決めたのだそう。お持ちの本はベッド下やクローゼットに収納しているとのことですよ。大きな家具がなくてもしっかり収納できる、ナイスアイディアです。

棚を置く場合は背の低いものを

dearlife_homeさんは、地震対策のため背の低い家具をチョイス。いざという時でも安心なのはもちろん、お引越しの時にも対応しやすいのが魅力的なのだそうです。壁の面積が多いと、見た目がスッキリ見えるのもうれしいですよね。

地震対策で食器棚は低いものにしています。転勤先でどんな家でも対応できるように、小さめサイズ。リビングに置いても違和感のないデザインがお気に入り。 我が家は、2つの食器棚のうち、1つはリビングに置いています。 無印の家具は後で他の家具を追加で買えるのがいいですよね。隣のスチールシェルフも無印のもの。後で購入しても高さが合うから、使いやすい!
dearlife_home

寝室収納はベッドにお任せ

寝室に倒れるものは置かないと決めている、Michiさん。お布団などはすべてベッド下の収納に入れているということで、お部屋もスッキリ綺麗になっています。枕元には懐中電灯などを置いているとのことで、安心して眠りに付けそうです。

寝るためだけの部屋です。倒れるものは置きません。 ダブルとシングルを並べて家族で寝ています。敷布団と悩みましたが布団の収納も兼ねてベッドにしました。 引き出しあり、布団をよけると下の板が開きます。布団関係は全てここにしまいます。
Michi

落下が心配な方にはこんなアイディアも

地震で一番心配なのは、ものの落下なのではないでしょうか。最後にご紹介するのは、万一の落下に備えたアイディア。あらかじめ落下が心配なものはつけないというユーザーさんの実例から、仮に落下してしまっても大丈夫なもの選びをしているユーザーさんのアイディアまで、幅広くお届けします。

電気をつけないという選択

寝室には小さな間接照明だけを置いているというEriさんのお宅です。天井の照明はあえてつけていないということで、安心して眠れるのだそう。確かに眠るだけの部屋なら、間接照明でも十分対応できそうですよね。眼から鱗の発想です。

安心の手作りファブリックボード

万一の時にも安心という軽量のファブリックボードをDIYしているのは、tokiwaさんです。バルサ材やプラスチック段ボールを組み合わせているとのことで、とっても軽いのだそう。インテリアにも防災にも妥協しないナイスアイディアです。

グリーンインテリアも安心に

matyさんは、玄関にポリカーボネート製の花瓶を導入しています。ぱっと見はガラスにしか見えない花瓶ですが、割れないため安心なのだそう。フェイクグリーンをプラスすると、安心かつ爽やかなインテリアが完成します。

時計はかけないで置く

もともと持っていた掛け時計の落下防止策が思いつかなかったというbikkeさんは、思い切って置き型タイプの時計に買い替えをしています。置き型タイプの時計なら、地震の時にも安心ですね。見た目も愛らしい時計なら、買い替えをしても満足度が上がりそうです。


防災の観点からのお部屋作りのアイディアをご紹介しました。災害による被害も、場合によってはちょっとした工夫で防げることもあるんです。ぜひアイディアを参考に、ご自宅のいろいろな箇所を見直してみてください!


RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「防災」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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