もんじゃを食べついでに不動産を見てきました
湾岸の多摩湾開発が進んでいるのは皆さんご承知の通りです。私も、興味があります。最近話題としては晴海フラッグがあり、昨年末に見てきました。
晴海フラッグ周辺は駅でいうと大江戸線勝どき駅ですが、既に輸送能力が限界に来ており、今後できるBRT(バス高速輸送システム)でどこまで捌けるのか不安がありました。ゆりかもめ等の新線構想もありますが、都の財政との見合いになるかと思います。そこからすると月島駅は大江戸線と有楽町線の2駅があり、現時点では立地として価値が高いと言えます。
月島駅に隣接するアイマークタワー(2003年販売)が平米単価110万~120万でした。このあたりの層はコロナの影響を伺って売買している層ですが、以前より割安な感じがしますね。少し地価が落ち着きつつあるのでしょう。
今後の新規タワーマンション
例としてはMID TOWER GRAND(ミッドタワーグランド)が今年の10月に完成します。
販売価格は、5,000万円(40.33㎡)~26,500万円(129.45㎡)となっており、最多価格帯は7,000万円台(11戸)でラウンジ、スパ等ができます。特徴としては、もんじゃストリートに面しており、ざっと30件程度のもんじゃ焼き屋さんを始めとした、店舗が入る予定です。古くからの商店街に面したマンションを作るうえでの権利との調整策でしょう。
価格帯としては中古マンションとあまり変わりない値段ですね。勝どきの㎡単価が100万前後だと考えると、比較では立地の良い月島の方がお得ですね。
今後の不安
明治時代に埋め立てが行われた古い土地です。下町の良い意味での人間関係が築かれてる街です。しかし、もんじゃ焼きを食べついでに不動産屋巡りや他のお店で飲みなおしていると、あまり良い意見ばかりではありませんでした。コロナもあり、もんじゃ焼き店の権利を持つ地権者が本当にもんじゃ焼きを再開するのかどうか。街のイメージの変化。新規住人への不安、新たにお店を始めて、苦労している飲食関係者も多いそうです。
武蔵小杉の水害でかの地が話題になった時も新旧住民の問題が言われました。旧住民が自治活動に参加しないことへの新住民への不信感が言われていました。しかし、逆に新住民は13のマンション連名で、災害情報は自治会主体ではなくそれぞれのマンションの各戸にスムーズに連絡が届くシステム設計を至急案件として申し入れています。
この差を埋めて街づくりをするのは容易ではありません。
豊洲はかつてのイメージが決して良好ではなかった分、一気に街づくりを勧めました。世帯の年代が近いため、将来的な世代間支えあいをどうするかうまく運営していけばよい土地になる可能性もあります。しかし、このような物件がスムーズに世代間交代を経ていくのか長きにわたって注目すべきだなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。