60歳以上向けスマホ料金比較!通話かけ放題・シニア割まで徹底比較

60歳以上でスマホの利用を検討しているならシニア向けプランや割引で料金を比較すると、満足度の高いサービスを選べます。本記事では、スマホプランやかけ放題オプション、シニア割・家族割など、おすすめ格安SIMのサービス内容を徹底比較します。
この記事の目次
「60歳以上の料金が安い格安SIMはどれ?」「シニア向けサービスを比較したい」など、スマホの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
「スマホは操作が難しい」と思われがちですが、スマホはガラケーよりも画面が大きく、簡単に文字サイズや画面を拡大できるのが強み。視力が弱くなった人こそ、スマホの利用がおすすめです。
今回は、60歳以上のシニア向けに、お得なサービスがある格安SIM・通信サービスをピックアップしました。
スマホプランやかけ放題オプションの料金、シニア割・家族割の有無も一覧表で比較。自分にぴったりのサービスを選ぶためにも、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
記事のかんたんまとめ
- 通話メインでスマホを使う場合、1GB〜3GBの低容量プランがおすすめ
- 毎月の通話時間・回数を考慮してかけ放題プランを選ぶと、無駄がない
- シニア割・家族割が利用できるサービスのほうが、月額料金を節約しやすい
- スマホ端末は、シニア向け機能が搭載されたものがおすすめ
- 60歳以上がスマホを使う際には、詐欺電話や通話の切り忘れ、歩きスマホによる転倒に注意する
\60歳以上におすすめの格安SIM/
【イオンモバイル】詳細はこちら
\60歳以上におすすめの格安SIM/
【ワイモバイル】詳細はこちら
60歳以上におすすめのスマホ料金を徹底比較
60歳以上におすすめの格安SIM・キャリアについて、スマホプラン・かけ放題オプションの料金と、シニア割・家族割の詳細を徹底比較しました。
どのサービスを選べばよいか迷った際に、自分に適したサービスが選べるよう、選び方のポイントも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
1.スマホプラン
一般的なスマホプランは、データ容量によって料金が決まります。大手キャリア・格安SIMにより設定されているデータ容量は異なるため、毎月のデータ使用量に応じたプランを選びましょう。
スマホプランのデータ容量目安
- 低容量プラン(1GB~3GB程度)
- 中容量プラン(5GB~10GB程度)
- 大容量プラン(20GB~無制限)
メールやLINE、ちょっとしたネット検索しかしないという人は、料金が安い「低容量プラン」が向いています。動画を時々視聴したり、SNSをやや頻繁に使ったりする場合には「中容量プラン」がよいでしょう。
外出先でも動画をよく見る、高画質なビデオ通話を長時間行う、テレワークでスマホのテザリングを使うという人は、大容量プランがおすすめです。
60歳以上のシニア層は主な用途が「通話のみ」という人が多い傾向にあります。通話やLINEしかしないという場合は、低容量プランでも不自由せずに使えるでしょう。
下表は、本記事で紹介している格安SIM・キャリアのスマホプラン(容量)と料金を比較したものです。プランで選びたい場合には、ぜひ参考にしてください。
格安SIM・キャリア | スマホプラン (容量) | 料金 (税込) |
---|---|---|
イオンモバイル | 0.5GB〜200GB | 638円〜 |
ワイモバイル | 4GB 30GB 35GB | 1,078円〜 2,178円〜 3,278円〜 |
UQモバイル | 1~15GB 4GB 33GB | 990円〜 1,078円〜 3,278円 |
TONEモバイル | 無制限 (動画は1GBまで) | 1,100円 |
J:COMモバイル | 1GB 5GB 10GB 20GB | 1,078円 1,628円 2,178円 2,728円 |
楽天モバイル | 〜3GB 3GB超〜20GB 20GB超過〜無制限 | 858円〜 1,958円〜 3,058円〜 |
irumo | 0.5GB 3GB 6GB 9GB | 550円 880円〜 1,540円〜 2,090円〜 |
※上表では、割引適用後の価格で比較しています。楽天モバイルは110円相当のポイント還元を加味した実質金額を記載しています。
2.通話かけ放題
シニア世代では、親戚や友人との電話、利用施設との連絡でスマホを使う人も少なくありません。通話メインで利用するなら「かけ放題オプション」を利用したほうが、毎月のスマホ通信費を節約できる可能性があります。
「かけ放題オプション」には主に3つの種類があるため、毎月の通話頻度や通話時間に応じて無駄のないサービスを選びましょう。
「かけ放題オプション」の種類
- 完全かけ放題(24時間無制限)
- 時間制限付きかけ放題(5分・10分・15分 など)
- 特定条件のかけ放題
完全かけ放題は、時間・回数無制限で通話料が無料になる通話オプションです。長時間通話をする人や、頻回に数十分の通話をする人に向いています。
時間制限付きかけ放題は、1回あたり5分・10分などの規定時間以内の通話が無料になるオプションです。頻度は多くても1回の通話が短い人に向いており、月額料金は完全かけ放題より安くなる傾向にあります。
特定条件のかけ放題は「家族間通話のみ無料」「特定の通話アプリを利用している場合のみ無料」など、条件下で通話料が無料になるオプションです。
例えば、ドコモのファミリー割引や楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリなどが該当します。条件をクリアすれば、通話料だけでなくオプション料も無料になるケースもあるので、活用すれば毎月の通話料を大幅に節約できるでしょう。
なお、下表は本記事で紹介している格安SIM・キャリアの通話かけ放題オプションをまとめたものです。ぜひ参考にしてください。
格安SIM・キャリア | 通話かけ放題 (税込) |
---|---|
イオンモバイル | 無制限:1,210円 10分以内:935円 |
ワイモバイル | 無制限:0円〜880円 10分以内:無制限:0円〜880円 |
UQモバイル | 無制限:880円 10分以内:880円 月最大60分:660円 |
TONEモバイル | 【TONE IP電話アプリ】 10分以内:550円 【標準通話】 5分以内:770円 |
J:COMモバイル | 5分以内:550円 60分以内:1,650円 |
楽天モバイル | 【Rakuten Link】 無制限で無料 【標準通話】 15分:1,100円 |
irumo | 無制限:1,980円 5分以内:880円 |
※60歳以上が利用者の場合の料金を掲載しています。
3.シニア割・家族割
60歳以上を対象にした「シニア割」を提供している大手キャリアや格安SIMも、多く存在します。月額基本料金やかけ放題オプションの割引などが受けられるので、利用できる場合には積極的に活用しましょう。
離れて暮らす家族や同居している家族と同じ通信会社を利用すれば、家族割が適用されるケースもあります。
家計全体で通信費を抑えられたり、請求を一本化できたりするメリットもあるため、家族と同じ通信サービスを利用するのもよい手段といえるでしょう。
なお、下表は本記事で紹介している格安SIM・キャリアのシニア割・家族割をまとめたものです。ぜひ参考にしてください。
格安SIM・キャリア | シニア割 (税込) | 家族割 (税込) |
---|---|---|
イオンモバイル | かけ放題が440円割引 シニア向けプランあり | シェアプランあり |
ワイモバイル | かけ放題が 1,100円割引 | 最大1,100円割引 ※2台目以降 |
UQモバイル | かけ放題が 1,100円割引 ※プランによる | 550円割引 ※プランによる |
TONEモバイル | 1年間無料 ※月間通信量300MB未満の場合 | なし |
J:COMモバイル | 6か月間大幅割引 ※データ容量による 3つのオプションが3か月無料 | 6か月間大幅割引は 家族にも適用 |
楽天モバイル | シニアプログラムで 通常より2,310円お得 | 家族全員 110円割引 |
irumo | なし | 自宅回線との セット割あり |
60歳以上におすすめ格安SIM7選
60歳以上におすすめの格安SIM・キャリアは、次の7つです。
格安SIM・サービス名 | データ容量 | 月額料金 (税込) | 通話オプション (税込) | 実店舗の有無 | 回線 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
イオンモバイル | 0.5GB〜 | 638円〜 | 1,210円 | ◯ | ドコモ KDDI | |
ワイモバイル | 4GB〜 | 1,078円〜 | 0円〜880円 | ◯ | ソフトバンク | |
UQモバイル | 1~15GB | 990円〜 | 880円 | ◯ | KDDI | |
TONEモバイル | 無制限 (動画は1GBまで) | 1,100円 | 550円〜 ※1回10分以内 ※TONE IP電話アプリ | ◯ | ドコモ | |
J:COMモバイル | 1GB | 1,078円 | 1,650円 ※1回60分以内 | ◯ | KDDI | 詳細 |
楽天モバイル | 〜3GB | 858円〜 | 無料 ※Rakuten Link | ◯ | 楽天 KDDI | |
irumo | 0.5GB | 550円 | 1,980円 | ◯ | ドコモ |
※データ容量・月額料金は最低容量のものを記載。月額料金・かけ放題は割引適用後の料金。かけ放題は注釈がない限り、無制限のかけ放題オプションの料金。
スマホ操作が初めての人も利用しやすいサービスです。通信サービス選びに迷ったら、紹介する7社から選んでみてください。
1.イオンモバイル

イオンモバイルのおすすめポイント
- シニア向けの「やさしいプラン」が安い
- 2種類のかけ放題プランから選べる
- 全国のイオンで契約・相談ができる
イオンモバイルは、60歳以上向けの「やさしいプラン」を提供している格安SIMです。データ容量は1GB〜10GBまであり、一人向けだけでなく2人で容量を分け合える夫婦向けの価格も用意されています。
データ容量1GBの場合、一人の利用で月額638円(税込)ですが、夫婦で分け合う場合の料金は合計で1,188円(税込)です。1人あたり月額594円(税込)で利用できることになります。
60歳以上なら通常1,650円(税込)の回数・時間無制限のかけ放題オプションが、1,210円(税込)になるのもイオンモバイルの魅力。
他にも専用のフリーダイヤルで操作や遠隔サポートが無料で受けられる、935円(税込)の10分以内の通話をかけ放題するオプションも選べます。
自分の使用状況に応じて通話オプションを活用すれば、通話料を節約できたり、スマホをよりスムーズに利用したりできるでしょう。
なおイオンモバイルは、全国のイオンモバイルショップやスポット(店舗)で契約が可能です。スタッフにサポートしながら契約したいという人にも向いているでしょう。
容量 | 音声プラン (税込) | やさしいプラン (一人) (税込) | やさしいプラン (夫婦) (税込) |
---|---|---|---|
0.5GB | 803円 | ー | ー |
1GB | 858円 | 638円 | 1,188円 |
3GB | 1,078円 | 748円 | 1,298円 |
4GB | 1,188円 | 858円 | 1,408円 |
5GB | 1,298円 | 968円 | 1,518円 |
6GB | 1,408円 | 1,078円 | 1,628円 |
7GB | 1,518円 | 1,188円 | 1,738円 |
8GB | 1,628円 | 1,298円 | 1,848円 |
9GB | 1,738円 | 1,408円 | 1,958円 |
10GB | 1,848円 | 1,518円 | 2,068円 |
20GB | 1,958円 | 1,628円 | 2,178円 |
30GB | 3,058円 | ー | ー |
40GB | 4,158円 | ー | ー |
50GB | 5,258円 | ー | ー |
60GB~200GB のプランあり | 要確認 | ー | ー |
2.ワイモバイル

ワイモバイルのおすすめポイント
- 60歳以上は国内通話かけ放題のオプションが1,100円(税込)割引
- 家族割引で最大1,100円(税込)割引
- 月額770円(税込)で加入できるセキュリティサービス
ワイモバイルは、高品質なソフトバンク回線を安く使える通信サービスです。60歳以上の場合、国内通話がかけ放題になるオプション「スーパーだれとでも定額+」が1,100円(税込)割引の月額880円(税込)で利用できます。
シンプル2 Lプランなら、60歳以上は「スーパーだれとでも定額+」を無料で利用できるため、データ使用量が多い人もお得に利用できるでしょう。
家族割引サービスも提供しており、主回線以外なら同居・別居問わず毎月最大1,100円(税込)の割引が適用されます。家族全員で乗り換えれば、家計全体の節約も可能です。
また、詐欺サイトや危険なWiFi、迷惑電話などから守ってくれる「セキュリティパックプレミアム」を提供しているのも、ワイモバイルの強み。「スマホは危険で怖い」と感じているシニア層も、安心して利用できるでしょう。
(税込) | 基本料金 (割引前) | おうち割適用時 家族割引適用時 |
---|---|---|
シンプル2 S (4GB) | 2,365円 | 1,078円 1,078円 |
シンプル2 M (30GB) | 4,015円 | 2,178円 2,728円 |
シンプル2 L (35GB) | 5,115円 | 3,278円 3,828円 |
※割引適用後の料金はPayPayカード割(187円/月割引)適用時の料金記載
※おうち割と家族割引の併用は不可
※おうち割は対象サービス1契約につき、最大10回線まで適用
※家族割引は2回線目以降から最大9回線まで適用
3.UQモバイル

UQモバイルのおすすめポイント
- 60歳以上は通話放題のオプションが1,100円(税込)割引
- キャリアメールも無料で利用可能
- 迷惑電話撃退サービスが月額110円(税込)と格安
UQモバイルは、安定したKDDI回線を利用できるauのサブブランドです。60歳以上でトクトク・ミニミニプランを利用する場合、回数・時間無制限の通話放題が1,100円(税込)割引の880円(税込)で利用できます。
キャリアメールのオプション料220円(税込)も無料になるので、LINEよりもメールのほうが使い慣れているという人にも向いているでしょう。
その他のオプションとして、迷惑電話撃退サービスが月額110円(税込)と格安で利用できるのもメリットのひとつ。コストを抑えて詐欺電話対策をしたい人にもおすすめできます。
また、UQモバイルは実店舗での契約も可能です。「スタッフと対面しながら契約したい」「オンラインでの手続きは不安」という人も安心して手続きができるでしょう。
(税込) | 基本料金 (割引前) | 自宅セット割適用時 家族割適用時 |
---|---|---|
コミコミプラン+ 33GB (+10分以内の通話無料) | 3,278円 | 適用不可 |
トクトクプラン 1~15GB (従量制) | 1GBまで 2,277円 | 990円 1,540円 |
15GBまで 3,465円 | 2,178円 2,728円 | |
ミニミニプラン 4GB | 2,365円 | 1,078円 1,628円 |
※割引適用後の料金はau Pay カードお支払い割(187円/月割引)適用時の料金記載
※自宅セット割と家族割の併用は不可
※自宅セット割は対象サービス1契約につき、UQモバイル回線合計10回線まで適用
※家族割は2回線目以降から最大9回線まで適用
4.TONEモバイル

TONEモバイルのおすすめポイント
- 基本料金が月額1,100円(税込)の定額
- シニア割で最大1年間、基本料金が無料
- 電話サポート・詐欺防止機能が無料
TONEモバイルは、基本料金が月額1,100円(税込)の定額で利用できる格安SIM。動画は月1GBまでと上限がありますが、その他のインターネット利用は基本的に使い放題です。
60歳以上のシニア層に向けた「シニア割」が非常にお得で、Androidを利用で月のデータ使用量が300MB未満であれば、最大1年間、月額基本料金が無料になります。
シニア向けのオプションやサービスも充実。AIがプライバシーに配慮した上で家族に自動で通知してくれる見守り機能「TONEファミリー」が月額308円(税込)で利用できます。
また、店舗でのサポートや電話サポート、オンライン健康相談、詐欺防止機能なども無料です。より安全に安くスマホを使いたいというシニア層に向いているでしょう。
サービス | 基本料金 (税込) |
---|---|
使い放題 (動画は1GBまで) | 1,100円 |
追加の動画視聴 1GBあたり | 330円 ※31日ごとに9回まで |
5.J:COMモバイル

出典:J:COMモバイル
J:COMモバイルのおすすめポイント
- 3つのオプションが3か月無料
- 「6カ月間シニア60割」で10GB月額550円(税込)〜
- 割引対象者と同一住所・同一支払の家族にも同額の割引
J:COMモバイルは、60歳以上の人とその家族が6か月間、月額1,078円(税込)割引で利用できる格安SIMです。データ盛が適用されれば、契約から6か月間は10GBが月額550円(税込)で利用できます。
データ盛とは、J:COMのネットやテレビ、固定電話、でんきのサービスを利用している場合に適用される、データ増量サービス。5GBプラン契約の場合は10GB、10GBプランは20GB、20GBプランは30GBにデータ容量の上限がアップします。
余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので、データ使用量が少ない人も多い人も無駄なく利用しやすいでしょう。
また、60歳以上の人は3か月間、次のオプションが無料で利用できます。
3か月間無料のオプション(通常価格は税込)
- かけ放題(5分/回):通常550円
- 迷惑電話・メッセージブロック:通常330円
- えんかくサポート:通常550円
初期設定を無料でサポートしてくれるサービスもあり、サポートも充実しています。「スマホの操作はわからない」「使えるようになるか不安」という人も安心して利用できるでしょう。
容量 | データ盛り適用時 | 月額料金(税込) | 制限時速度 |
---|---|---|---|
1GB | 5GB | 1,078円 | 200kbps |
5GB | 10GB | 1,628円 | 200kbps |
10GB | 20GB | 2,178円 | 1Mbps |
20GB | 30GB | 2,728円 | 1Mbps |
※データ盛は、J:COMの他サービス(テレビ、ネット、固定電話、でんき)いずれか一つの契約で自動適用
6.楽天モバイル

楽天モバイルのおすすめポイント
- 65歳以上なら「最強シニアプログラム」が適用可能
- 家族で利用すると毎月110円(税込)割引
- Rakuten Linkアプリで通話料が無制限で無料
楽天モバイルは、毎月のデータ使用量に応じて月額料金が決まる、無駄のない料金プランが魅力の通信サービスです。シニア向けのプログラムとしては、65歳以上の人がエントリーできる「最強シニアプログラム」があります。
他社よりシニア年齢が5歳高いものの、次の4つのオプションが毎月実質1,100円(税込)で利用可能なのは、大きな魅力といえるでしょう。
合計で実質月額1,100円(税込)になるオプション
- 15分(標準)通話かけ放題
- あんしん操作サポート
- 迷惑電話・SMS対策by Whoscall
- ノートンモバイルセキュリティ
4つのオプションの通常価格は合計で2,200円(税込)ですが、最強シニアプログラムを利用すれば毎月1,100円相当の楽天ポイントが還元されます。
さらにプログラムが適用になると毎月110円相当の楽天ポイントも還元されるため、合計で毎月最大1,210ポイントも受け取れます。
家族割と併用すれば、4つのオプションとデータ容量3GBが月額1,958円(税込)で利用できる計算です。
楽天モバイルを利用していると、エントリーすれば楽天市場でのポイント還元率が+4倍になるメリットもあります。コスパのよいサービスを探しているなら、楽天モバイルは有力な選択肢といえるでしょう。
容量 | 料金 (税込) | 家族割適用時 (税込) |
---|---|---|
0~3GB | 1,078円 | 968円 |
3~20GB | 2,178円 | 2,068円 |
20GB~無制限 | 3,278円 | 3,168円 |
※家族割は代表者の回線含めて最大20回線まで適用可能
7.irumo
出典:ドコモ
irumoのおすすめポイント
- 0.5GBで月額550円(税込)
- ドコモショップで契約できる
- 大手キャリアの安心感
irumoは、携帯キャリア大手「ドコモ」が提供する格安プランです。信頼性の高いドコモ回線を格安で利用できます。
シニア層におすすめなのは月額550円(税込)の0.5GBプラン。通信速度は3Mbpsと制限されますが、スマホは通話やLINEしか利用しないという場合には大きなデメリットにはなりません。
通話オプションは5分間無料・完全無料の2種類ありますが、どちらも割高である点はデメリットといえます。ただし、通話はLINEのようなメッセージアプリで行う・通話は主に受信だけという人には、非常にコスパのよいプランです。
全国のドコモショップで契約・相談ができるため、スマホ操作に苦手意識がある人も、スタッフのサポートを受けながら契約できます。
大手キャリアの安心感もあるため、格安SIMでの契約に不安を感じている人にも向いているでしょう。
データ容量 | irumo 月額料金(税込) |
---|---|
〜0.5GB | 550円 |
〜3GB | 880円 (割引前:2,167円) |
〜6GB | 1,540円 (割引前:2,827円) |
〜9GB | 2,090円 (割引前:3,377円) |
60歳以上におすすめのスマホ端末5選
60歳以上のシニア層におすすめのスマホ端末を5つピックアップしました。シニア向け機能が搭載された使いやすい機種なので、スマホ端末選びに迷ったら紹介した5つの中から選ぶと大きな失敗を防げるでしょう。
おすすめスマホ端末
- BASIO active2
- らくらくスマートフォン a
- シンプルスマホ7
- arrows We2
- AQUOS wish4
1.BASIO active2
出典:SHARP
BASIO active2は、京セラが開発したシニア向けのスマホです。大きさはスマホとしては小さめの5インチ台で、手が小さい人も持ちやすいでしょう。
大きな画面と見やすい文字表示、聞き取りやすい音声通話など、シニア層に配慮した設計が特徴です。ホーム画面もシンプルなので、スマホに不慣れな人も使いやすい操作性の高さも備えています。
防水・防塵・耐衝撃性能を備えており、万が一落としてしまっても壊れにくい点も強み。さらに迷惑電話に備えた代理応答や「自動通話録音機能」を搭載しているため、安全性の高いスマホを探している人にも向いているでしょう。
端末名 | BASIO active2 |
---|---|
販売価格(税込) ※UQモバイル | 41,800円 |
本体サイズ | 約5.7インチ |
画面サイズ | 約158mm×71mm×9.4mm |
重さ | 約174g |
RAM / ROM | 4GB/64GB |
バッテリー | 4,000mAh |
アウトカメラ | 約5,030万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
シニア向け おすすめ機能 | 3つの物理ボタン 防犯ブザー 元気だよメール 迷惑電話対策 マイナンバー対応 など |
カラー | シルバー・ネイビー・レッド |
2.らくらくスマートフォン a
出典:FCNT
らくらくスマートフォン aは、2024年11月にワイモバイルで販売開始となった比較的新しいシニア向けスマホです。
画面の大きさは6.1インチと扱いやすい大きさで、大容量バッテリーと約5,010万画素の高性能カメラを備えています。
文字のフォントも見やすさを重視した「UD新丸ゴフォント」を採用しており、屋外でも見えやすい画面性能も魅力です。
詐欺対策・迷惑電話対策機能や、スマホに関する困りごとをボタンひとつでオペレーターに相談できる「押すだけサポート」も搭載。スマホ操作に不慣れなシニア層でも、安全・簡単に利用できるよう配慮された設計となっています。
「かんたんHELPO」で健康の心配事をいつでも相談できるので、健康にも気を配りたいという人に向いているでしょう。
端末名 | らくらくスマートフォン a |
---|---|
販売価格(税込) ※ワイモバイル | 26,640円 |
本体サイズ | 約6.1インチ |
画面サイズ | 約162mm×約73mm×約9.0mm |
重さ | 約185g |
RAM / ROM | 4GB / 64GB |
バッテリー | 4,500mAh |
アウトカメラ | 約5,010万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
シニア向け おすすめ機能 | おまかせズーム 大きくみやすいフォント 詐欺対策/迷惑電話対策機能 押すだけサポート かんたんHELPO らくらくコミュニティ など |
カラー | マゼンタ・ゴールド・ディープブルー |
3.シンプルスマホ7
出典:SHARP
シンプルスマホ7は、2024年7月にソフトバンクから発売されたSHARP社製のシニア向けスマホです。5.7インチとコンパクトサイズで重さも約174gと軽めのため、握力が弱い人でも扱いやすいでしょう。
ガラケーに慣れているシニア層も使いやすいよう、ホーム・電話・メールについては画面下の物理ボタンで操作できます。
また、ディスプレイ下部によく使う連絡先を登録しておける「楽ともリンク」を表示できるため、シンプルな操作でスムーズに電話をかけられるでしょう。
安全対策として、迷惑電話対策機能も搭載。ソフトバンクユーザーでソフトバンクメールを利用していれば、離れている家族に自動でメールが届く「元気だよメール」機能も利用できます。
スマホ操作の困りごとをボタンひとつで相談できる「押すだけサポート」も利用できるので、初めてスマホを持つ人でも使いやすいでしょう。
端末名 | シンプルスマホ7 |
---|---|
販売価格(税込) | 59,760円 |
本体サイズ | 約158mm×71mm×9.4mm |
画面サイズ | 約5.7インチ |
重さ | 約174g |
RAM / ROM | 4GB / 64GB |
バッテリー | 4,000mAh |
アウトカメラ | 約5,030万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | 〇 |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
シニア向け おすすめ機能 | はっきりビュー 3つの物理ボタン 楽ともリンク 迷惑電話対策 押すだけサポート 元気だよメール など |
カラー | シャンパンゴールド・スペースブルー・ワインレッド |
4.arrows We2
出典:FCNT
arrows We2は、FCNTが手がける初心者向けのスマホです。泡ハンドソープで洗えるほど防水性能が高く、スマホを清潔に使いたい人やうっかり汚してしまいがちという人にも向いています。
シニア層にも使いやすい「シンプルモード」を搭載しており、基本的な性能に絞ったスマホの使用が可能です。迷惑電話対策機能やパスワードの使い回しを防ぐ「パスワード自動生成機能」を搭載しており、セキュリティ性能にも優れています。
自動生成されたパスワードは保存してくれるので、パスワード忘れを気にせずにさまざまなサービスを安全に利用できるでしょう。
端末名 | arrows We2 |
---|---|
販売価格(税込) ※UQモバイル | 22,001円 |
本体サイズ | 約147mm×71mm×9.4mm |
画面サイズ | 約6.1インチ |
重さ | 約179g |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
バッテリー | 4,500mAh |
アウトカメラ | 約5,010万画素+約190万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | 指紋/顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
シニア向け おすすめ機能 | シンプルモード 迷惑電話対策機能 パスワード自動生成・保存機能 セキュリティ更新を最大4年サポート など |
カラー | ライトブルー・ネイビーグリーン・ライトオレンジ |
\実質1円で購入可能!/
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5.AQUOS wish4
出典:SHARP
AQUOS wish4は、2024年7月に発売された比較的新しいSHARP社製のスマホです。画面サイズは6.6インチとシニア向けスマホと比較するとやや大きめで、視認性がよいディスプレイを搭載しています。
本体デザインも飽きがこないシンプルで、バッテリーの寿命も長いため、ひとつのスマホをできる限り長く利用したい人に向いているでしょう。
うっかり落としてしまっても壊れにくい耐久性と、水洗いできる防水性能も備えており、故障のリスクを抑えられるのもAQUOS wish4の強み。
迷惑電話防止機能やかんたんモードなどのシニア向け機能も搭載されているので、スマホを初めて購入する人でも使いやすいでしょう。
端末名 | AQUOS wish4 |
---|---|
販売価格(税込) ※楽天モバイル | 31,900円 |
本体サイズ | 約167mm×76mm×8.8mm |
画面サイズ | 約6.6インチ |
重さ | 約190g |
RAM / ROM | 4GB / 64GB |
バッテリー | 5,000mAh |
アウトカメラ | 約5,010万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水 / 防塵 | IPX5・IPX8 / IP6X |
生体認証 | 顔・指紋 |
SIM | nanoSIM / eSIM |
シニア向け おすすめ機能 | かんたんモード 迷惑電話防止 アルコール除菌シートでの拭き取り対応 インテリジェントチャージで電池寿命が長い 耐衝撃性能あり など |
カラー | ブルー/ホワイト/ブラック |
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60歳以上のシニア向けスマホ選びのポイント
60歳以上のシニア層がスマホを購入する際は、次の6点に着目すると使いやすい端末を選びやすくなります。
シニア向けスマホ選びのポイント
- 画面の大きさ
- 店舗・サポートの充実さ
- 料金・プラン
- 使いやすい機能・便利な機能
- かけ放題の有無
1.画面の大きさ
シニア世代がスマホを選ぶ際にチェックして欲しいのが「画面の大きさ」です。スマホの画面が大きければ文字やアイコンも大きく表示でき、視力が弱くなり細かい文字が見えにくくなっても、スムーズに操作ができます。
一般的に5.5インチ以上のディスプレイを搭載した端末が見やすいとされていますが、最近では6インチを超えるモデルも珍しくありません。
大きいほど視認性は向上するものの、本体が重くなり片手操作が難しくなる場合もあります。実際に手に取って「持ちやすいか」「文字が読みやすいか」など、バランスを考慮して選ぶのがおすすめです。
明るい屋外で見やすいかも含め、視力や使用環境を考慮しながら、できれば店舗で実際に見て確認しておくと納得度の高い端末を選べるでしょう。
2.店舗・サポートの充実さ
シニア層にとって、購入後のサポート体制の充実度は、使いやすさや安心感を大きく左右します。
特に初めてスマホを使う人や操作が苦手な人であれば、実店舗で直接サポートを受けられるスマホや通信サービスのほうが、安心して利用できるでしょう。
実店舗がある通信サービスであれば、契約や機種変更の手続きだけでなく、初期設定や操作方法のレクチャーを対面で受けられる店舗も珍しくありません。
困ったときに「すぐ聞ける場所」があるだけで、スマホを使う心強さが格段に増します。サポートの受けやすさは通信会社によって異なるため、店舗の数や立地、サポート内容を比較して選びましょう。
3.料金・プラン
スマホの月額料金は、シニアの家計にとって大きな負担になる場合があります。無駄な出費を限りなく抑えるためにも、自身の「データ使用量」「通話スタイル」に合わせ、最適な料金プラン・オプションを選びましょう。
スマホの用途が通話メインなら低容量プラン、動画視聴やオンライン会議などを頻繁に行うなら中〜大容量プランがおすすめです。
通話メインで使う場合は、適切なかけ放題オプションを選ぶと通話料を節約できる可能性があります。
ただし「完全かけ放題」と「5分・10分かけ放題」には価格差がある点に注意が必要です。1回の通話時間や回数を振り返りながら、自分の使用状況に合った通話オプションを選びましょう。
4.使いやすい機能・便利な機能
スマホを快適に利用できるよう、シニア向けの「使いやすい機能」「便利な機能」が搭載されている端末がおすすめです。
多くのシニア向けスマホには、ホーム画面の文字やアイコンが通常より大きく表示できる「かんたんモード」や「シニアモード」が搭載されています。
初めてスマホに触れる人でも迷わずに操作ができるよう、設計がされているスマホも珍しくありません。
音声アシスタントがメッセージを読み上げてくれたり、画面を拡大表示できたりなどの機能を活用すれば、視力低下が気になる人も使いやすいでしょう。
また、防犯面を重視したい人には、万が一のときにワンタッチで家族や警察に連絡できる緊急ブザーやSOSボタンを搭載しているモデルがおすすめです。
転倒検知機能やGPSを利用した位置情報共有など、家族がシニアを見守りやすい機能を搭載した端末も増えています。迷惑電話防止機能を搭載したモデルも多いため、活用すればあらゆる危険から守ってくれるでしょう。
5.シニア割・家族割の有無
月々の出費を抑えるためにも、60歳以上のシニア向け特典である「シニア割」や、家族で回線をまとめる「家族割」をうまく利用しましょう。
シニア割の適用条件は通信会社によって異なり、対象年齢や割引率、通話オプションの割引内容などに差があります。
スマホの利用が初めての人にのみ適用されるケースや、すでに利用中でもプラン変更でシニア割を受けられるケースなど、規定は様々です。
家族割についても、家族の人数分だけ割引が増えるケースや、光回線や固定電話とのセット割を適用できるケースなど、各社によって異なります。
離れて暮らす家族と同じキャリアや格安SIMを使えば、料金面で大きなメリットを得られるサービスも珍しくありません。公式サイトや店舗などで適用条件を確認し、複数社で比較して選ぶと後悔しにくいでしょう。
6.かけ放題の有無
「スマホは通話メインで使う」という人にとって、自分の使用状況に合ったかけ放題オプションがあるかは、月々の請求額に大きく影響します。
国内通話が無制限になる「完全かけ放題」は他のオプションよりも割高ですが、長電話をする機会が多いなら、通話料を大きく節約できるでしょう。
一方で、ほとんどの通話が1回数分以内で終わる人は、5分や10分などの時間制限付きかけ放題のほうが割安です。
最近では、特定の通話アプリを使うと通話料が無料になる格安SIMも増えています。しかし、アプリの設定が難しい場合には専用アプリを使わない「かけ放題オプション」のほうが、結果的にお得になるケースも少なくありません。
どの程度の頻度や時間で通話するかをイメージしながら、通話オプションを選びましょう。
60歳以上のシニア・高齢者がスマホを使う時の注意点
60歳以上のシニア・高齢者がスマホを使う際、次の5点に注意が必要です。
シニア・高齢者がスマホを使う時の注意点
- 電話詐欺に注意する
- 危険なリンクにアクセスしない
- 不要なオプション・プラン・アプリがないか確認する
- 通話の切り忘れに注意する
- 歩きスマホはしない
注意点1.電話詐欺に注意する
シニア世代は電話詐欺のターゲットになりやすいといわれており、スマホにかかってくる電話の数が増えれば詐欺の被害にあうリスクも高まります。
警察庁公表のデータによると、2022年に特殊詐欺として報告されている件数は17,520件、被害額は361.4億円です。
「『お金を送ってほしい』と連絡が来た」「知らない番号から勧誘があった」という場合には、すぐに電話を切り家族や警察などへ相談するようにしましょう。
日頃から「自分は詐欺の標的にされるかもしれない」と意識し、電話で個人情報を伝えない習慣をつけると被害防止につながります。
注意点2.危険なリンクにアクセスしない
SMSやメール、SNSのメッセージには、不審なURLが含まれているケースがあります。
見覚えのない相手からの連絡や『賞金当選』のような甘い言葉でリンクをクリックさせようとする文面には、警戒が必要です。
不審なリンクを開いてしまうと、ウイルス感染や個人情報の漏えいにつながるリスクがあります。少しでもおかしいと思ったら、リンクを開く前に家族や知人、警察に相談するよう日頃から意識しておくと効果的です。
セキュリティアプリを導入し、定期的にウイルススキャンを行うようにすると、より安全にスマホを利用できるでしょう。
注意点3.不要なオプション・プラン・アプリがないか確認する
不要なオプション・プラン・アプリを利用していないか、見直すことも大切です。
スマホを契約するとき、店頭でオプションをすすめられたり、はじめから複数の有料アプリがインストールされていたりするケースがあります。
必要のない有料オプションやアプリを放置すると、毎月の請求が予想外に高くなる可能性があるので注意が必要です。定期的に契約内容を見直し、使っていないサービスやアプリがないかを確認しましょう。
プランやオプションについては、設定画面や契約書面だけでなく、店舗やサポートに問い合わせ、確認することも可能です。
アプリについては、音楽や動画、健康管理アプリなど、サブスクリプションとして月額料金が発生している場合があります。初月だけ無料で使うつもりが、2か月目以降は有料になっており、解約し逃しているケースも少なくありません。
不要なサブスクリプションに加入し続けていないかも、定期的にチェックしましょう。
注意点4.通話の切り忘れに注意する
スマホ操作に慣れていないシニア層に多いミスが、通話を終えたつもりで通話終了ボタンを押し忘れ、通話が続いている状態になっているケースです。
かけ放題オプションを付けていない場合、高額請求される事態になりかねません。
通話が終わったら必ず終了ボタンを押し、自分から通話を切る習慣を身につけるようにしましょう。
念のため、実際にどのくらいの通話時間になっているかを日頃からチェックしておくと、万が一の長時間通話にも気づきやすくなります。
注意点5.歩きスマホはしない
若者に比べて反射神経や視野が狭まりやすいシニア世代にとって、歩きながらスマホ操作をするのは大変危険です。
周囲への注意が疎かになるため、足元もおぼつかなくなり、思わぬ事故につながる可能性があります。
街中で衝突や転倒をした場合、スマホを持っていると手を使えないため、大けがを負うリスクもたかまります。
メッセージの返信やアプリの操作をしたいときは必ず立ち止まり、周囲を確認しながら安全を確保して操作をするようにしましょう。
60歳以上のシニア・高齢者向けおすすめ設定
シニア・高齢者がしておくべきおすすめのスマホ設定は、主に次の5つです。
より安全に使いやすくなるよう、最低限の初期設定はしておくとよいでしょう。
60歳以上のシニア・高齢者向けおすすめ設定
- 文字の大きさ設定
- WiFiの自動接続設定
- 指紋認証や顔認証を設定
- 位置情報・防災アプリの利用設定
- ホーム画面から不要なアプリを削除
1.文字の大きさ設定
購入したばかりのスマホの設定のままでは、文字サイズが小さく、読みづらく感じる可能性があります。
スマホの設定画面で、文字の大きさや表示の拡大率を変更できるので、誤入力や見落としを減らすためにも設定変更をしておきましょう。
文字サイズは、設定アプリの「アクセシビリティ」の項目から簡単に変更できるスマホが多い傾向です。
文字サイズの変更ができない場合には、店舗スタッフや知人・親族に手伝ってもらいましょう。
2.WiFiの自動接続設定
WiFiの自動接続設定は、必要に応じて行いましょう。WiFi環境が整っている自宅や施設で自動接続できるようにしておけば、通信費を節約しやすくなります。
ただし、街中のフリーWiFiには自動接続できない設定にするのがおすすめです。街中のフリーWiFiのなかには、個人情報を抜き取るような危険なアクセスポイントも存在します。
安全性の高い自宅のWiFiや、よく行く施設・会社のWiFiにだけ自動接続できる設定にしておくと、安全にWiFiを利用できるでしょう。
3.指紋認証や顔認証を設定
指紋認証や顔認証といった生体認証を設定しておくと、パスワードや暗証番号の入力の手間を省けるのでおすすめです。
画面ロックを解除する手間が減り、端末を落としてしまったときの不正利用や情報漏洩リスクも抑えやすくなります。
指紋認証の場合は指先が乾燥していると認識されにくい場合があるため、複数の指を登録しておくと便利です。
最近の機種では、マスク着用時でも顔認証できるものも増えているため、自分の生活スタイルに合う方式を選びましょう。
4.位置情報・防災アプリの利用設定
地震や豪雨などの災害が起きた場合、スマホの防災アプリや緊急情報通知機能が有効になっていれば、速やかに避難行動を取れる可能性が高まります。
位置情報をオンにしておけば、自分の居場所を家族と共有でき避難所までの経路のナビもしてもらえるため、万が一の備えとして設定しておきましょう。
自治体からの最新の防災情報も受け取れるアプリもあるため、活用すれば災害時の混乱も最小限に抑えられます。
プライバシー面が気になる場合は、位置情報を家族限定で共有するような設定にしておくとよいでしょう。
5.ホーム画面から不要なアプリを削除
スマホには、最初から多数のアプリがインストールされているものがあります。必要のないアプリがホーム画面に並んでいると使いたいアプリを探しにくくなり、操作ミスにもつながるので注意が必要です。
不要なアプリはホーム画面から削除するか、アンインストールすると、画面がすっきりして操作がしやすくなります。
一方で、必要なアプリを誤って消せないようにロックをかける設定もおすすめです。よく使うアプリをまとめてホーム画面の一番見やすい場所に配置しておくと、より使い勝手がよくなるでしょう。
60歳以上がスマホ料金・通話料金をお得にする方法
60歳以上がスマホ料金・通話料金を少しでも安く抑えたい場合、次の5つの方法がおすすめです。
60歳以上がスマホ料金・通話料金をお得にする方法
- 複数社のプランを比較する
- キャンペーンを利用する
- 家族割・シニア割と組み合わせる
- 適切なかけ放題オプションを選択する
- データ容量を見直す
似たようなデータ容量・通話オプションの条件でも、通信サービスごとに割引やキャンペーンが異なります。自分にとってコスパのよいサービスを選ぶためには、複数社での比較が必要です。
他社からの乗り換える際には、端末代金が安くなったり、キャッシュバックを受けられたりするケースも珍しくありません。各社で開催しているキャンペーンと適用条件も含めて比較しましょう。
また、家族の分も同じキャリアや格安SIMにまとめるとお得になる、家族割や自宅回線とのセット割が適用になる通信サービスもあります。
家計全体の節約効果が見込めるので、家族で同じサービスを利用できないか、検討してみてください。
かけ放題オプションについても、検討が必要です。長電話が多いなら無制限のかけ放題、短い通話が頻繁なら5分~10分かけ放題にしておくと、通話に関するコストを削減できます。
契約するデータ容量に関しても、実際のデータ使用量よりも過剰なプランを契約していないかを確認し、必要に応じてプラン変更を検討しましょう。
60歳以上におすすめのスマホ料金に関するQ&A
60歳以上におすすめのスマホプランや端末について、多くの人が疑問を抱く4つのポイントをピックアップしました。
「スマホを使いたいけれど、わからないことがたくさんあって不安」というシニア層も、珍しくありません。スマホサービスや端末選びで後悔しないよう、不明点は解消しておきましょう。
Q.シニアのスマホ料金の平均はどのくらい?
イオンリテール株式会社が実施した2019年の調査によると、50歳~79歳の男女が月々に支払っているスマホの通信費の平均は、次のとおりです。
シニア層の月額スマホ通信費
- 大手3キャリア利用者:5,272円
- 格安SIM利用者:1,490円
- 全体:4,425円
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア利用者より、格安SIM利用者のほうが、大幅に月額料金を安く抑えられていることがわかります。
ただし、スマホ料金は利用状況によって大きく変わるものです。上記の金額は目安と考えておくとよいでしょう。
引用:シニアのスマートフォン利用に関する調査-イオン株式会社
Q.通話無料の60歳以上におすすめの格安SIMはどれ?シニア向けの通話無料サービスはある?
楽天モバイルであれば、専用の無料アプリ「Rakuten Link」の利用により国内通話を実質無料にできます。
ワイモバイルではシニア割でかけ放題を安く提供しており、30GBのデータ容量であればかけ放題オプションが完全無料です。
完全無料にはならないものの、シニア割でかけ放題オプションが安くなる格安SIMもあります。かけ放題オプションと月額基本料金の合算額で各社を比較すると、コスパのよいサービスを選べるでしょう。
Q.シニアにドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどの大手キャリアは向いている?
大手キャリアは、通信品質や店舗サポートの充実度が魅力的で、スマホ操作が苦手な人やトラブル時に対面で相談したい人に向いています。
ただし、格安SIMと比べると料金が高めの傾向があるため、コスト重視かサポート重視か優先順位を整理して選びましょう。
Q.60歳以上にはワイモバイルやUQモバイルがおすすめ?
ワイモバイル・UQモバイルはソフトバンク・auのサブブランドであり、高品質な回線を比較的リーズナブルな価格で利用できる通信サービスです。
どちらも60歳以上は回数・時間無制限のかけ放題オプションが月額1,100円(税込)割引になるため、通話メインでスマホを使う人に向いています。
全国の店舗で対面の契約やサポートを受けられるため、サポートを重視する人も利用しやすい点が魅力。家族割も充実しているため、コストを抑えながらも安心して使いたい人におすすめです。
60歳以上におすすめのスマホ料金比較まとめ
今回は、60歳以上におすすめの格安SIM・キャリアのスマホ料金を比較し、シニア向けのスマホ端末を紹介しました。
この記事でわかったこと
- 通話メインで使用するなら、低容量プランがおすすめ
- かけ放題サービスを利用すると、通話料も節約できる
- 60歳以上にはシニア割が適用されるサービスが多い
- 操作に苦手意識があるなら、サポートが手厚いサービスを利用しよう
60歳以上の場合、シニア割が適用されるサービスが多くあります。家族割と併用できれば、毎月のスマホ通信費を大幅に節約可能です。
通話メインでスマホを利用する場合、1GB〜3GBの低容量プランでも不自由しない可能性があります。かけ放題オプションを利用すれば、通話料を気にせずに友人や親族との通話を楽しめるでしょう。
スマホ操作や契約手続きに苦手意識があるなら、店舗スタッフによるサポートが手厚い通信サービスがおすすめです。またスマホ機種についても、大きくわかりやすい文字・アイコンや迷惑電話対策機能など、安全で使いやすいシニア向け端末も増えています。
自分にとってスムーズに利用できるサービス・端末を選べば、初めてのスマホでもストレスなく利用できるでしょう。