「プロレスは好きですか?」
ある日、ソレドコ編集部から連絡があった。ボクシングや総合格闘技なら好きだが、プロレスは観たことがない。
「すみません、プロレスまったく分からないんです……」
返信すると、意外な答えが返ってきた。
「ちょうどよかった!」
話を聞くと、プロレスを実際に観に行き、初心者の目線からその面白さをレポートしてほしいという。
日本のプロレス界は今、かつてないほどの盛り上がりを見せているらしい。なかでも新日本プロレスは海外進出も果たし、2019年7月期には初の売上高50億円を突破。しかも、2020年1月には東京ドームでプロレス史上初の2日連続の興行が予定されているという。(※本稿執筆時点)
あのキャパ4万人以上のデカいドームで2日間連続……!?
ニュースなどで「プ女子」と呼ばれる女性ファンが増えていることぐらいは知っていたけど、そこまでとは……。みんながどのようにプロレスを楽しんでいるのか、興味がわいてきた。
でも、まったく何も知識がない状態でプロレス観戦に行けば「どういう見方をすればいいのか分からなかった」となるかもしれない。せっかく観に行くなら、プロレスの魅力を理解した上で、存分に楽しみたい。
そこでまずはプロレスキャスター歴24年を誇る三田佐代子さんに「プロレスの楽しみ方」をお伺いし、その後実際に試合に足を運ぶことにした。
三田佐代子(みた・さよこ)さん
慶応大学卒業後、テレビ静岡にアナウンサーとして入社。報道、スポーツ、バラエティーなど幅広く活躍した後に同局を退社し、古舘プロジェクトに所属。1996年、まったくプロレスを観たことがないのにプロレス専門チャンネル「FIGHTING TV サムライ」のキャスターに抜擢。ピラニアが入った水槽をリングの中央に置いて戦うピラニアデスマッチを観戦した時に「無理かも」と諦めかけたが、以降24年間キャスターを続ける。現在も年間120大会以上の観戦・取材。著書に『プロレスという生き方』(中公新書ラクレ)がある。
「新日本プロレス」を詳しく見る
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ちなみに、この記事を書いている私、うないいちどうのプロレス知識はざっとこんな感じ。
プロレスをほぼ理解していないと言っていいだろう。胸を借りるつもりで聞いてみたい。
そして先に結論を言うと「プロレスの楽しみ方」は人それぞれで、極端に言えば何だっていいとのこと。マナーや掟があるのでは……と思っていたので、とても気が楽になった。
ちなみに私は今回の体験により選手の「筋肉」に魅せられることになる。ぜひ皆さんも何に興味をひかれるか探ってみてほしい。
- プロレスの楽しみ方は何でもいい! 初心者でもとにかく観戦しよう
- <魅力1>生身の人間の命をかけた戦い
- <魅力2>年間150試合から生まれるストーリーの濃さ
- <魅力3>受けの美学・勝負論・筋肉鑑賞。プロレスは楽しみポイントが盛りだくさん!
- プロレス観戦デビューは新日本プロレスの試合がおすすめ
- 「Road to TOKYO DOME」で新日本プロレス観戦デビュー。選手の「筋肉」に魅せられる
- 観戦後、飯伏選手の肉体に近づきたくなった
プロレスの楽しみ方は何でもいい! 初心者でもとにかく観戦しよう
本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うにあたりプロレスについて予習しまして、その時にふと思い出したんですけど、過去に一度だけプロレスを観たことがあるんですよ。
ほう! どの試合をご覧になったんですか?
若い頃、新宿区の中井駅の近くに住んでたんですけど……
もしかして伊野尾さん? 伊野尾書店?
そうです! プロレス好きの友だちから「今度、中井の本屋でプロレスやるんだよ」と聞いて、野次馬根性で一緒に観に行きました。
あの2008年の「本屋プロレス」を……!? それはすごくエポックメイキングなものをご覧になりましたね!
伊野尾書店は日本で初めて「路上プロレス」が行われた場所で。そのとき自動販売機の上から飛んだり跳ねたりしていた飯伏幸太(いぶし・こうた)選手は、今では新日本プロレスに移籍して、東京ドームのメインを張るスター選手になっていますよ。
飯伏幸太(いぶし・こうた)選手
1982年5月21日生まれ。181cm。93kg。2004年7月1日にDDTプロレスリングでデビュー。天才的な身体能力と破天荒な空中殺法、狂気に満ちたプロレスセンスでたちまち人気レスラーとなり、2009年『BEST OF THE SUPER Jr.16』で新日本プロレスに初参戦。その後、IWGP【※1】インターコンチネンタル王座、IWGPジュニアヘビー級王座など王座獲得多数。
※1 元々は「世界最強の男を決める」という考えのもと、アントニオ猪木が提唱した新日本プロレスのリーグ戦の名称。現在は同団体の管理するチャンピオンベルトの名称。インターナショナル・レスリング・グラン・プリの略
え、そうだったんですか! 飯伏選手、筋肉バッキバキですね。
並み居るプロレスラーのなかでも、飯伏の肉体美は群を抜いていると評判ですよ。
筋肉への関心は人一倍高いので、俄然興味がわいてきました。
【プロレスの魅力|その1】生身の人間が命をかけて戦っていること
では三田さんにとって、プロレスの魅力とはなんですか?
「生身の人間が命をかけて戦っていること」だと思います。
実は昔、中邑真輔(なかむら・しんすけ)選手に「他のエンターテイメントと比べてプロレスにしかない魅力は何ですか?」と聞いたことがあるんですけど、そのときにスパーンと返ってきた言葉がこれで。
中邑真輔(なかむら・しんすけ)選手
1980年2月24日生まれ。188cm。104kg。青山学院大学卒業後、2002年新日本プロレスに入団。同年8月の日本武道館大会でデビューし、2003年には最年少でのIWGPヘビー級王座獲得を果たす傍ら、総合格闘技などにも積極的に挑戦。2016年新日本プロレスを退団し、アメリカの世界最大のプロレス団体WWEに移籍。
プロレスって相手との信頼関係があって成り立っている競技ではあるんだけど、やっぱりどこかで命をさらしている意識がないと緊張感は生まれないし、だからこその感動があるんだと私は思っていて。いつも中邑選手の言葉を借りてお答えしています。
【プロレスの魅力|その2】年間150試合から生まれるストーリーの濃さ
打撃系のK-1や総合格闘技のRIZINも、命をかけている点で同じ気がします。プロレスとの違いは何だと思いますか?
確かに命をさらしている点では一緒なんですけど、決定的に違うのは「試合の数」なんですよね。総合格闘技は1人で年間150試合もやらないじゃないですか。でもプロレスはやるわけですよ。
えっ……!? 棚橋選手などの有名選手も、みんな150試合もやってるんですか?
棚橋弘至(たなはし・ひろし)選手
1976年11月13日生まれ。181cm。101kg。ニックネームは「100年に一人の逸材」「エース」。1999年立命館大学を卒業し、新日本プロレスへ入門。同年10月にデビュー。2000年代半ば、総合格闘技ブームの影で人気を落としたプロレスの復活を支えた立役者として、多くの観客に愛されている。
はい。全国を回って年間150試合もやるっていうのがプロレスの特徴です。試合数が多いと、人間関係やそこから紡がれていくストーリーが自然と濃くなっていくんですよね。その濃さはプロレス独特のものだと思います。
なるほど、言われてみれば独特ですね。ボクシングや総合格闘技だとリベンジ・マッチがたまに行われるくらいですけど、プロレスなら因縁の戦いを何度も観られる。濃くなっていく関係性も魅力の一つなんですね。
そう! 関係性萌えです!
【プロレスの魅力|その3】受けの美学・勝負論・筋肉鑑賞など。魅力はプロレスは楽しみポイントがたくさん!
基本的に格闘技は相手の技をできるだけ避けると思うのですが、プロレスの場合はいわゆる「受けの美学」と呼ばれる考え方がありますよね。
もちろん最短距離で相手に攻撃してもいいんですけど、それだと観ている人も楽しくない。「俺はこれだけのことができるけど、お前はどこまでできる?」という感じで、相手の攻撃を全力で受け止めて、その上で勝ちを目指すのがプロレスです。
さきほど「プロレスは相手との信頼関係があって成り立っている競技」とおっしゃったのは、このことですね。
そう。だからプロレスラーは、相手のいかなる攻撃でも受けられるように体を鍛えて、試合に臨むんです。
なるほど。もうひとつ、プロレスには「ガチなのか、やらせなのか」という古くからの論争があるじゃないですか。根本的な見方として、勝負論的に見るべきなのか、キャラクターや関係性の妙を楽しむべきなのか、それとも強靭な肉体に注目するでもいいのか、どうなんでしょうか。
よく聞かれるのですが、あまりこだわらなくて良いと思います。会場に行けば分かると思いますが、競技として勝ち負けに注目している人もいれば、レスラー同士の関係性にドラマを見出している人もいる。
人それぞれ、いろいろな観点で観られるのもプロレスの魅力の一つだと思いますね。だから肉体に注目するのは全然OKです! 相手の攻撃を受け切るからこそ見えてくる肉体の美しさにうっとりしている人もいますよ。
自分なりの楽しみ方でいいんですね!
プロレス観戦デビューは新日本プロレスの試合がおすすめ
2019年12月19日に、新日本プロレスの大会「Road to TOKYO DOME」を観に行きます。観戦のポイントなど教えていただければと思うのですが、そもそも新日本プロレスは数あるプロレス団体の中で、どのようなポジションなんですか?
誰もが認める業界最大手で、現在は東京ドームでイベントやれる唯一の団体。興行の規模も選手の数もダントツです。アメリカにはWWEという世界一の団体があり、それに対抗する規模に唯一あるのが新日本だと言っていいと思います。
そんなに大きな団体なんですね!
プロレス団体はいっぱいあって、それぞれ特色があるので、一通りご覧になってみるのも面白いですよ。ただ、初めて観るには新日本の後楽園大会は良いと思います。
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大会の名前は「Road to TOKYO DOME」。これは年明けの東京ドームに向けた戦いということですよね?
その通り! 毎年1月4日に東京ドームで開かれる興行が、1年を通して最も大きなイベントなんですけど、今回の大会はいわばその前哨戦ですね。ちなみに2020年は東京ドーム興行をプロレス史上初の2日間やることになっています。
特に注目すべき選手はいますか?
あ、19日はヒロム選手の復帰戦なんだ!
高橋ヒロム選手
1989年12月4日生まれ。171cm。88kg。2010年8月にデビュー。2013年6月からイギリス武者修行に出発し、翌年1月からはメキシコCMLLにマスクマンのカマイタチとして参戦。2017年の東京ドーム大会で第76代IWGPジュニア王座を獲得。
高橋ヒロム選手は体格は決して大きくないんですけど、緩急を持っていて、魅せることができる。外連味と色気のある選手です。ヒロム選手は、1年半前に首の骨を折る大怪我をしてずっと休んでたんですよ。
めちゃくちゃな大怪我ですね……。
もしかしたら復帰できないんじゃないかなって思ってたんですけど、秋に大阪の大きな大会で予告もなくヒロム選手が現れて、復帰宣言したんです。
リング上を縦横無尽に走り回って、受け身をとって首が治ったことをアピールして「うれしい〜!」って。感動して泣きました。ヒロム選手はリング上で生きる喜びを爪の先まで表現できる選手なので、ぜひ注目していただきたいです。
前哨戦はコンビで戦い、対戦相手への理解や憎しみを深める
1対1ではなく、コンビで戦うのはどうしてなんですか。
東京ドームではIWGPジュニアヘビー級のベルトをかけて、ウィル・オスプレイ選手と1対1で戦うのですが、前哨戦ではタッグ戦といって3対3、または2対2で戦って、お互いの理解であったり、場合によっては憎しみを深めていくんです。
ウィル・オスプレイ選手
1993年5月7日生まれ。185cm。86kg。イギリスの飯伏幸太とも呼ばれる、若きハイフライヤー。2015年10月に行われたイギリス遠征で新日本プロレスに初めて参戦。2018年、IWGPジュニアヘビー級王座・第80代チャンピオンとなる。
オスプレイ選手はものすごく運動神経がよくて、プロレスのセンスが高い。ヒロム選手がいない間、ずっとジュニアヘビー級を引っ張ってきたので、前哨戦と言えどこの2人の対戦は夢のカードなんですよね。
まさに二人の選手の関係性萌えですね……! 私が12年前に本屋プロレスで観た飯伏選手の試合も気になります。
今回は棚橋選手とタッグですね。飯伏選手は東京ドームで、2019年に5度目のIWGPヘビー級王座に輝いたオカダ・カズチカ選手に挑戦するのですが、今回はその前哨戦として、内藤哲也選手と鷹木信悟選手のタッグと戦います。
飯伏選手と内藤選手は、これまで何度もシングルマッチでいい試合をしてきているライバル同士。飯伏選手の超人的な動きも観られると思います。
楽しみです! 三田さんはいつも、プロレスのどんなところを楽しんでいますか?
「生きる元気が湧く」ってところじゃないでしょうか!
生きる元気ですか……!
こっちはただ座って観ているだけなのに「帰ったら絶対に肉を食らう!」みたいな気持ちになるんですよ! ぜひ大きな声を出して応援してみてください。普段の生活で大きい声を出す機会ってなかなかないので、気持ちいいと思います。
分かりました! 最後に、もし観戦の心構えなどあれば教えてください。
ぜんぜん気軽に行ってください! 棚橋選手は「何の準備もいりません。なんにも頭に入れないで来てもらって構いません。帰りに僕がたくさんのお土産を返しますから」と言うんですけど。
かっこいい! なんだか安心してきました。
楽しんできてくださいね!
「Road to TOKYO DOME」で新日本プロレス観戦デビュー。選手の「筋肉」に魅せられる
そして当日。
試合開始の1時間前の後楽園ホールの様子。めちゃくちゃ人がいる!
思っていたより女性が多く、男女比は半々か6:4くらい。
席は南側の特別リングサイド。試合開始前にはマスクドホース【※2】がサンタクロースに扮して、会場に向かってクリスマスプレゼントを投げる。手を挙げてアピールしたが飛んでこなかった。残念。
※2 JRA(日本中央競馬会)と新日本プロレスのコラボレーションにより生まれた謎のマスクマン
いよいよ大会が始まる。爆音で音楽が鳴り、手拍子からの拍手喝采。あらかじめ三田さんに基本的なルールだけ教えてもらっていたので、もう一度おさらいして観戦準備はととのった!
第1試合には、獣神サンダー・ライガー選手が登場。東京ドームでの試合を最後に引退が決まっており、会場にはライガーコールが鳴り響く。
第3試合では、でっかい鎌を持った魔道士みたいな選手が出てきた。名前はEVIL(イービル)。どう戦うのかワクワクしていたが、さすがに鎌は試合では使わなかったし、服も脱いだ。
1対1の戦いに、1人乱入して鼻フック! さっきの鎌男・EVILが怒っている! ときおり会場からは笑い声も漏れたりして、思ったよりも入り込みやすい。
第4試合では、仮面をかぶったエロいバニーバールが登場。
戦わずに、こちらに尻を向けながらずっと選手を応援している。どういうポジション?
試合と尻を交互に観る。これもプロレスの楽しみ方の一つなのかもしれない。
第5試合、東京ドームでオカダ・カズチカ選手の持つIWGPヘビー級のベルトに挑戦する飯伏選手が登場! そのアタッシュケースは何? 札束? 気になったけど中身は見せてくれなかった。あとで調べよう。
飯伏、身体能力たけえ! 背筋すげえ! バッキバキの肉体から繰り出される技のキレが半端ない。
一つビックリしたのが、プロレスは思っていたよりも「大きな音が鳴る」。相手の胸を叩くとき、相手を投げてマットに叩きつけるとき、「バチンッ」と音が鳴り響き、会場がどよめくのだ。
長年のデスクワークにより縮こまった声帯から、心もとない声援をひねり出してみた。うん、大声で人を応援するのは気持ちいいかもしれない。
この試合は人気のトップ選手が集まっているだけあって、これまでの試合とは盛り上がりが一味違った。
いよいよ、メインの第7試合。復活劇に胸が高まるヒロム選手が登場。煽りVTRが流れると、会場のボルテージは一層に高まる。
登場! 会場一丸となり、復帰を祝福。やさしい世界だ。
しかし、試合はやさしくない。首の骨は本当にもう大丈夫なの???
うわ〜〜〜〜〜〜!!!
無事だった。
その後、
場外乱闘になったり、
惜しい場面があったり、
こんなダイナミックな技が飛び出したりしたけど、
ヒロム選手の復帰戦は惜しくも敗退。
ただ、この敗戦が東京ドームに向けてどのようにつながっていくのか興味がわいたし、三田さんがおっしゃっていた「前哨戦で、理解や憎しみを深めていく」の意味も少しはわかった気がする。
こうして人生初の、チケットを購入してのプロレス観戦が幕を閉じた。
観戦後、飯伏選手の肉体に近づきたくなった
後日、観戦の感想を書いて、三田さんにメールで報告した。
体のデカい男たちがリングの内外で暴れていて、それがまず、普段の生活では見られない独特で非現実的な光景でした。また、床体操のようにくるくる回りながら場外の相手に飛びかかるなど、一歩間違えれば大怪我になりそうな危険な技を繰り出していて「巨体なのにめちゃくちゃアクロバットだな」と驚きましたし、華麗な技はエンターテイメントとしても楽しめると感じました。
格闘以外の部分にもエンタメ性がありました。お客さんを盛り上げようと拍手を促したり、コミカルな動作で笑いを取ったり、対戦相手じゃない人(セコンド?)が竹刀で攻撃に加わったり、仮面をかぶったバニーガールが観客席にお尻を振っていたり。入場して、格闘して、退場して、その一連の流れの中に「お客さんを盛り上げたい」という気持ちが随所に感じられ、それにお客さんが呼応している。会場みんなで楽しんでいる一体感がありました。
一番気になった選手は、飯伏幸太。数いるプロレスラーたちの中で、自分にとって一番理想的な肉体だったからです。試合観戦の翌日、「飯伏幸太 筋トレ」で検索している自分がいました。
飯伏選手とは身長が同じくらいなのですが、体重は20kgほど差があります。「あの体に近づくためには、体重を増やして、ウエイトトレーニングでガンガン鍛えないと。でも無理そうだな」と考えてるときに、あ、こうやって「推し」ができていくのかもしれないなと思いました。
飯伏選手の自伝を買ってみました。
三田さんからは、こんなお返事をいただけた。
初めてのプロレス観戦、楽しんで頂いて良かったです。新日本プロレスをリングサイドで見るなんて、最高のプロレス体験デビューではないでしょうか?
プロレスラーは四方八方からファンに見つめられながら自らの身体や感情をさらけ出して戦い、戦えない私たちは、リングの外から彼らに自分の思いを託します。応援しているレスラーの喜びが自分の喜びであり、彼らが悔しければ私たちも悔しい。そういう思い入れが見つけられたら、プロレス観戦はもっと楽しくなるはずです。
良い試合を見たあとは、なんだか身体中を綺麗な血がさらさら流れて、生き返ったような気持ちになります。そしてまた明日も頑張ろう、またプロレスを見に行こうっていう気持ちになったら、もうあなたはプロレスの虜です。
ちなみに飯伏幸太選手の背筋は300kg超え。重さ50キロ以上のダミー人形をぶん投げ続けて作られた筋肉が魅力的ですね。トレーニング、頑張ってください!
三田さんが取材のなかで「ハマるポイントはいくらでもある」とおっしゃっていた。
自分のハマりポイントは「筋肉」なのかもしれないし、もっと他にあるのかもしれない。このまま、しばらくプロレスを追いかけて様子を見てみようと思う。
試合を観たあとメチャクチャ筋トレした。
執筆:うないいちどう
コンテンツメーカー・ノオト所属のライター&編集者。気さくな人柄。筋肉に興味関心がある。
Twitter:@EinsWappa
撮影:谷浦龍一
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