青い夏の夢を見る

日記と読書備忘録

2024年読了おすすめ本 -去年はありがとうね編-

 あけましておめでとうございます!

 今年もよろしくお願いします!!!!

 

 今年読んだ本は117冊! 2023年は94冊だったので、少し増加できて嬉しい。目標としていた100冊を超えることができて良かった〜!

 去年はシリーズものをいくつか一気読みできた良い年だった。まだまだ私はこんなに読書に集中できるんだな、と嬉しい気持ちになる。読みたい本は尽きないので、今年もいっぱい読めるといいな。

 

 1年に1回くらいはおすすめ本をまとめたいよね、ということで、去年読了した中で全人類に読んでほしい本をピックアップしていきます。ラノベから小説、WEB小説まで、区分はかなり適当。新刊ではなく、あくまで私が去年読んだ本になります。

 

 あらすじはありません! 順不同! 一言感想で行くよ〜!

 

 

ラノベ・キャラ文芸編

『花菱夫妻の退魔帖 既刊3巻』白川紺子著/光文社キャラクター文庫

 フォロワーおすすめの爆萌えシリーズ。ありがとうございます、ありがとうございます。

 胡散臭いヒーローと死んだ魚の目をした光のヒロイン、そんなん好きに決まっている。4巻も発売しているようなので近いうちに読みたいね。

 

『十三歳の誕生日、皇后になりました。 9-10巻(最終巻)』石田リンネ著/ビーズログ文庫

 続きものはあまり記載するつもりはなかったのだけど、さすがに完結おめでとう!をさせてください。

 莉杏、私の上司になってください。

 

『女王オフィーリアシリーズ 既刊2巻』石田リンネ著/富士見L文庫

 悔しいよ、デイヴィットくんみたいな男が好きな自分が・・・・。デイヴィットくんが女王にメロメロになり、嫌がる女王に縋っている姿を絶対に見たい

 このシリーズ、3巻目発売すると信じてるんだけど大丈夫だよね? 石田リンネ先生、鬼ほど新作出しているけど、大丈夫だよね?

 

『魅了魔法を暴発させたら破邪グッズをジャラジャラさせた王太子に救われました』三崎ちさ著/ビーズログ文庫

 めーっちゃ楽しい! 本当の本当に楽しいので皆さん読んでください。読むと元気になれるからいろんな人に薦めたくなる。

 なろうでWEB版も公開されており、去年の「私誕生日なのでお祝い代わりにフォロワーこれ読め」した作品です。でも文庫の方が書き下ろしたっぷりなので、ぜひ文庫を読んでほしい。

 俺様で偉そうだけど面倒見が良く優しい殿下と、一生懸命頑張るヒロインのコンビ。好。コメディが私の肌に合いすぎる。俺様って良いじゃん、と新しい門を開くくらい良かった。

 

『本物の聖女じゃないとバレたのに、王弟殿下に迫られています 全2巻』葛城阿高著/ビーズログ文庫

 洞察力の高い策士系ヒロインと、誠実で真面目で真っ直ぐなヒーロー、百点満点です。

 振り回されてばかりだったヒーローが、吹っ切れた瞬間に攻めまくる、攻守交代の展開が最高だった。ヒーローが完璧超人じゃないところも推せる。

 

『恋と悪魔と黙示録 全10巻』糸森環著/一迅社文庫アイリス

 とりあえず5巻まで読んでください。個人的に4巻が試練だけど、5巻からもうノンストップで進んでいくので。

 ヒーローを好きになれるかどうかが序盤の壁だと思う。私はヴィネトとバレクの行く末を知るために読み続けてました。卿、好きだ。

 容赦なく読者の心を痛めつけてくるけれど、糸森先生があとがきで「絶望」という言葉を使うけれど、先生を信じて最後まで読み続けましょう。どん底に落ち込むほど差し込む光は輝くものですからね!

 

竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事』夕鷺かのう著/ビーズログ文庫

 明るくて良質な両片思いコメディ、健康に良いね〜!

 絶対に食べてほしいヒロインと絶対に食べたくないヒーローの攻防戦、もとい押せ押せなヒロインと過去の自分に嫉妬するヒーロー、大好物に決まってる。

 

『王弟殿下のお気に入り 全2巻』新山サホ著/角川ビーンズ文庫

 WEB版既読済み、Kindle  Unlimited対象だったのが嬉しくて文庫版も読んだ。私はお互いの認識がすれ違っているコメディが大好きなんだよ。

 

『落ちこぼれ子竜の縁談 既刊2巻』くるひなた著/フェアリーキス

 これもWEB版既読済みで、Kindle Unlimitedで見かけたので文庫版も読んだ作品。

 最高最高最高! イラストが大優勝してます。表紙でこんなにスカしている閣下ですが、中身の閣下はデレッデレです。

 今回改めて確認して3巻があるのを知った。逆になんで私は今まで知らなかったんですか?

 

『サイレント・ウィッチ 既刊3巻』依空まつり著/カドカワBOOKS

 ここで紹介するくせに3冊しか読んでないことに後ろめたさを感じる。読み始めてから書籍版はまだ完結してないことに気づいたので、温め中です。

 女性キャラが魅力的。3巻まで読んだ私は「ラナがいてくれればそれでいいよ・・・・」になってる。

 私は当然の如くフェリクスが好きなんですけど、あの、あの・・・・。

 

『ゴーズトハント 全7巻』小野不由美著/角川文庫

 ホラーが苦手な私でも読めたので、皆さん読んでください。ちょっと怖いけど。でも安心、キャラ読み、できます。

 これは心霊現象か?それとも勘違い?みたいな謎解きをず〜っとしており、論理的に進んでいくのが意外で楽しい。1冊完結だけど、ナルは何者?みたいなシリーズ通して大きな謎があるのもワクワクする。シリーズ通して怖さのベクトルが全部違うから、全然飽きないしずっと面白い!

 「正気を失った男にビンタするヒロインがタイプ」の人は読もう! シリーズ読了後は私が隣で寄り添ってあげます。

 

『アムリタシリーズ 全6巻』野崎まど著/メディアワークス文庫

 本当はシリーズ最終巻『2』を薦めたいのだけど、5冊読んでからじゃないと『2』のワクワク感を味わえないのでシリーズ全部読んでください。大丈夫、短い話なのでサクッと読めるから。

 それ以外は、私からは何も言えません。読んでね〜!

 

小説編

『よろず建物因縁帳シリーズ 全10巻』内藤了著/講談社タイガ

 8日間で10冊読み切った爆萌シリーズ。命を削って読んだせいで体調を崩し、これ幸いとベッドの中でも読み続けてた。社会人として終わっている。

 Twitterで私の読了ツイート見てた人は、「恋愛ラノベなのかな?」と勘違いさせてしまったかもしれない。ホラーミステリーです。最高に面白いストーリーの傍らで生じる恋愛模様が爆萌えなんです。

 私はフォロワーがこのシリーズにメロメロになってたことを知った上で読み始めたので、主役の男女2人が出会ったシーンで「フーン、この2人の恋愛ね」と期待で高笑いが止まらなくなりました。高笑いが早すぎる。だって口が悪く第一印象最悪な筋骨隆々の男なんて・・・・最高でしょう!

 12月という直近に読み記憶が新しいこともあり、このシリーズが個人的年ベストかもしれない。全人類読んでください。

 

『裏染天馬シリーズ 既刊4冊』青崎有吾著/創元推理文庫

 個人的年ベストの座を『よろず建物因縁帳シリーズ』と争っている作品。選べません。

 本当に素晴らしいミステリーです。仮説と検証の繰り返し、これぞ謎解きという感じが本当にクセになる。紛れもない本格ミステリー。ただごめん、爆萌えすぎる──。

 激おもろミステリーの横で生じる、主人公たちの人間関係に、本当に、本当に萌えてます。本当に申し訳ないけど高校生探偵という字面がダメ、私のような人間は恋愛を期待してしまう。目の前で悲惨な事件が起きているというのに。この物語で1番不謹慎なのは私です。

 私の目標は、フォロワー全員に読ませて「面白かったです!で、5巻は?」という内容のファンレターを皆で一斉に送ることです。このシリーズの唯一気になるところ、それは最新刊が2016年刊行(単行本)であることなので。

 皆さん、私と一緒に天馬と柚乃の可能性を考えていきましょう。

 

『ホワイトラビット』伊坂幸太郎著/新潮文庫

 文字が読者に向かって話しかけてくるタイプの小説。

 さすがの伊坂幸太郎、次々と明らかになる真実に「お前たち、どうしてそんなことに・・・・?」と困惑しちゃうのが面白い。本当に、どうしてそんなことに・・・・?

 

ラッシュライフ伊坂幸太郎著/新潮文庫

 安定の激おもろ群像劇!

 何気ない行動が、明日の誰かに影響する。ホワイトラビットで登場した黒澤との再会が本当に嬉しい。

 

『凍りのくじら』辻村深月著/講談社文庫

 好きにはなれないけど嫌いにもなれない、そんな絶妙な人間を描くのがうますぎるよ〜! 辻村先生! 終盤の追い上げがすごいので、絶対に最後まで読んでほしい。

 講談社辻村深月作品を一つでも読み進めることができてよかった。今年も読みます!

 

レジェンドアニメ!』辻村深月著/マガジンハウス

レジェンドアニメ!

レジェンドアニメ!

Amazon

 アーー! 最高小説。疾走感が良すぎる作品。

 「アニメって良いものだな」と「小説って本当にすごいな」を同時に感じることができる作品。めちゃくちゃ元気が出る。

 ところで王子と香屋子は、どうにかなってくれたりしないか?

 

煌夜祭多崎礼著/中央公論新社

 表紙買いです。装丁美しすぎる。

 全てが都合良く進んでいかないけれど、全ての出来事が次の世代に繋がっていく。そういう物語が私は大好き。思えば『レーエンデ国物語』もそういう物語だね。

 帯引用「魔物の姫、オレはあなたを救えただろうか?」が刺さる人間は読むべきです。

 

『レーエンデ国物語 既刊2巻』多崎礼著/講談社

 誰か3冊目読む私の隣にいてくれん?

 2024年内に既刊全て読むという目標は達成できませんでした。今年こそは!

 

『ゴールデンタイムの消費期限』斜線堂有紀著/角川文庫

 才能が尽きた元天才たちの話。タイトルがすでに大優勝すぎる。

 天才の苦悩話、大好きです。

 

WEB小説編

 絶対に絶対に皆さんに読んでほしいので、少し分かりにくいけどタイトルからリンクで小説ページに飛べるようにしてます。

 

この恋は秘密と醜聞で溢れている』あだち著

 2024年最後の幸福はこちらの作家さんに出会えたこと。

 最高ケンカップル。猪突猛進ガール。たぶん読んだら「ああお前好きそうだね」になると思う。冬にぴったりなお話なので全人類読んでね。

 

病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで』あだち著

 あらすじの最後の一文を心に抱えつつ、2章までは絶対に絶対に読んでください。ヒーローの不憫さをぜひ感じてほしい。ケンカップルです。

 

氷の王太子殿下を笑わせようとしたら、大変なことになった。』五月ゆき著

 五月ゆきさん、𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬──。

 短編なので、五月ゆきさん入門に丁度良いかも。

 

レアンドロ・アルドナートに好きって言われないと死ぬ呪い』村田天著

 一見素行不良に思えるけど実はまともで面倒見が良い男 + 一見真面目だけどアホの子 の組み合わせ、私が好きじゃないはずがなく・・・・。

 「ふたりのジュゼ・エルミ」がかなり嬉しかった。レアンドロ先輩の苦労と気持ちを感じることができるので。

 

ファナ、愛を綴って』岡達英茉著

 フォロワーおすすめ小説。面白すぎる。

 途中まで素直なアリーラに心臓撃ち抜かれる男たちに高笑いしていたのに、終盤は「おれ・・・・やだよ・・・・!」と切ない気持ちに狂わされそうだった。

 

東の魔女のあとしまつ』中村颯希著

 私は中村先生の勘違いコメディが大好きです。

 

初恋の少年は冷徹騎士に豹変していました』雨咲はな著

 猪突猛進ガール、永遠なれ──。

 

妻とは死別する予定ですので、悪しからず。』砂山一座著

 「お前ら話し合え?」というようなすれ違いをず〜っとしていて楽しい。ケンカップルです。

 シリーズの2作品目のようで、事前情報があるのかも、と思いつつも止まらないから読み続けました。単体で読めることを、この身をもって証明します。

 

混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない』三国司

 うっかり未完結の小説に手を出してしまい、続きを求める化け物に変容しそうになってる。

 無自覚にヒーローを振り回しているヒロイン、恋愛に関してヒロインは鈍ければ鈍いほど良いのでね。は〜、レクス視点はよ読みて〜!

 

 

 

 2024年はわりと読書計画立てながら読んでいたけど、計画に沿って読み進める、なんてことは私には無理だった。

 

 『十二国記シリーズ』は全巻再読する予定だったのに、大好きな『図南の翼』を読み満足して止まってしまった。シリーズものを読み返そう、という気分になるの珍しいのに!

 『シャーリー・ホームズ』を読むために、『シャーロック・ホームズ』を読むぞ!と気合を入れていたのに、1冊だけ読んで終了している。悔しい、私はいつになったら『シャーリー・ホームズ』を読めるんですか?

 『レーエンデ国物語』も、既刊は2024年で読み切る予定だったのに、『よろず建物因縁帳シリーズ』にどハマりしこれも棚上げ中である。どうして新しいシリーズに手を出してしまったのか・・・・。

 あんなに必死に手に入れた『小説』も読んでない。買ったときは骨太ストーリーを読みたい気分だったのに、その後すぐ「爆萌小説しか読みたくない」期に突入してしまったからである。

 

 年末は久々になろうを漁り、最高の気分になった。やっぱりなろう小説は特有の良さがあるね。なろうブクマも整理して公開したいと前々から思っているので、ブログ投稿を密かな今年の目標としようかな。昔すぎて覚えてない作品が多々あり、まとめるとなると再読の嵐になりそうで恐ろしいけど。掲げるのはタダ。

 

 少しの後悔を残しつつ、それでも面白い話ばかり読めたので良い1年だった。今年も面白い話しか読みたくない! いっぱい読むぞ〜!