第23回Quesをチーム弥生で視聴しました

この記事は弥生 Advent Calendar 2024の8日目の記事です。

クリスマスまであと何日?
こんにちは、かとあず(@kato_az)です。弥生でQAエンジニアをしています。
好きな勘定科目は未払金です。

11月8日に第23回Quesが開催されました。

Quesとは

Quesとは、Software品質保証に関わるQAエンジニアの活性化を目的としたQA専門のイベントです。
Software品質保証に関わるQAエンジニアの方が、会社間の垣根を越えて、情報交換や交流を深めてもらうことで、日本のSoftware品質保証を盛り上げていく場にしたいと思います。

ques.connpass.com

第23回Quesイベント概要

日時:2024年11月8日(金)19:00~21:00
開催方法:現地、オンラインのハイブリッド開催

今回のテーマは「QAチームの在り方」。
QAの必要性が広く認知されてきた中、QAチームを持つ企業・プロジェクトも増えてきたように思います。
自分たちにあったQAチームの在り方を模索されている方も多くいらっしゃるのではないかと考え、取り組みの工夫をご紹介することで、QAチーム活性化の一助となればと思い、今回のテーマとしました。

ques.connpass.com
5月に開催した第22回Quesを弥生株式会社本社で開催したご縁で、弥生は第23回Quesに協賛に名前を連ねました。

「チーム弥生で視聴」とは

Quesのイベントは、現地参加とオンライン参加から選択することができます。
現地に行って、現地ならではの雰囲気を感じること、登壇者や他の参加者と交流することはすてきな参加方法です。
オンラインで、家事をしながらや家族と過ごしながら参加したり、または、ひとりでじっくりとメモをとったり不明点を調べながら参加することもすてきな参加方法です。

私たちは第3の選択肢として弥生株式会社本社で集まって視聴する「サテライト会場」参加をすることにしました。
「サテライト会場」参加ははじめての取り組みです。いろいろなやり方があるかと思いますが、今回はスモールスタートにしました。

  • 弥生株式会社に所属するメンバーであること
    • 今後の勉強会では弥生株式会社に所属しているメンバー以外にもサテライト会場を解放して参加できるようにするかもしれませんが、今回は関係者限定としました。
  • イベント当日に本社に出社できること
    • オンラインの勉強会を視聴しながら、別のオンライン会場とつないで会話をするのは難しそうだったので、今回は開催時間に本社に来られる人限定としました。
  • 第23回Quesにオンライン参加で申し込みすること
    • 1人の申し込みで複数人が参加することは想定されていないと思います。無料の勉強会であってもルールは守ろうと考え、サテライト会場で視聴するメンバーも全員オンライン参加として参加申し込みをしました。

サテライト会場実施のきっかけ

2023年3月開催のJaSST'23 Tokyoに複数メンバーで参加し、アフタートークをしました。
アフタートークの際、「同じセッションに参加してもロールや担当しているプロジェクトによって感想が違うこと」や、「話すことで自分の理解度合を確認できること」を知りました。
tech-blog.yayoi-kk.co.jp

2024年5月開催の第22回Quesは、弥生本社が会場だったこともあり広く弥生社員に参加を呼びかけました。
Quesに現地参加したエンジニアが参加ブログを作成し、「チームのQAエンジニアと話してみたら想像以上に収穫があった」という感想を持ったことを知りました。
tech-blog.yayoi-kk.co.jp

これらの経験から、アフタートークでできる学びを、勉強会と同時並行にできないか?と考えました。

もちろん、会場で口頭質問したり、用意されていた質問投稿ツールに書き込んだりすることで、学びを深めることができます。
それでも、質問をするのに説明しなければならない業務の前提となる条件やプロジェクトの状況を伝えられずにうまく質問ができなかったり、QAエンジニア以外のロールの人にとってはQAエンジニア向けの勉強会で使われている用語がわからなかったりするかもしれません。
弥生社員で集まって勉強会に参加しながら話すことでこれらの問題点をクリアできるかもしれないと考えました。

当日の雰囲気

現地では勉強会パートと懇親会パートが分かれていましたが、サテライト会場は勉強しながら懇親をすることにしました。
声かけをして参加メンバーを募った私は、主催者として事前に場所だけは確保していました。
当日の午後に「会場の準備をしなきゃいけないな」と思いながら業務をしていたのですが、私が気づいたときには業務をはやめに終えたメンバーがモニターをいい感じの場所に設置し、机と椅子を配置し終えていました。すごい。

そして、開始時間の19時少し前から食事や飲み物を準備しました。
食べたいものを食べたいだけ持ってきたら、ボリューム多めでした。

動画視聴と懇親には欠かせないお食事。お菓子、ミニバーガー、たこ焼き、ピザ!
ブログ掲載用の食べ物の写真を撮ったら、あとは自由に座って、飲食しながら勉強会の開始を待ちます。
※画像はイメージです。
発表開始後は、「すごーい!」「わかるー!」といった感想を口に出し、「あの単語どういう意味?」というような疑問をその場でみんなで解消し、お話しを聞きながらも「弥生でチャレンジするにはどうしたらよい?」といった本編から派生したディスカッションをしました。
もぐもぐ、わいわいしつつ、真剣に聴く場面もあります。

感想

サテライト会場をつくってわいわい勉強会に参加することは、じっくりと聴きたい人にとっては不向きかもしれません。
それでも、ひとりで勉強会にオンライン参加参加していると「見ただけ」で終わってしまうことがあるかもしれないという点や、自分が専門としているロール以外の勉強会に参加するのは難しいという点は解消できそうです。
使われている単語がわからないと内容の理解が追い付きません。
会場で「どういう意味ですか?」と声をあげることはハードルが高いことです。質問できたとしても一般的な回答になってしまいます。
「弥生ではこういう言い方をしている」「弥生ではこういう場面で使っている」といった会話ができるのは、非常に有意義な時間になると感じました。
「"ちーとぽ"(チームトポロジー)、はじめて聞いたとき"ちいかわ"の仲間かと思ったわ」レベルの話をするのは、少人数でクローズドな方がやりやすかったです。

弥生はフルリモートワークを取り入れており、全国各地のメンバーが活躍しています。オフィスでも自宅でも働ける環境が整っています。
チーム全員がオフィスに出社をして直接話す機会は年に数回と限られていますし、Zoomを使ったオンラインでの雑談は非常に難しいことです。
サテライト会場を使った勉強会開催は、業務と絡めた雑談ができる場になりました。チーム弥生の連携を強め、お客さまに価値提供するためのヒントが得られ、これからあたらしい学習に取り組むきっかけになりそうです。


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