ピヨピヨのこと、看病の心得
先週ピヨピヨ(飼っていた鳥。写真参照)が昇天した。治らない病気で2ヶ月闘病した末のこと。
元気なときは人間に触られることを嫌がっていたが、痛風を併発して足が悪くなってからは人の手の中に入って寝るのを好むようになった。
幸い嫁も私も無職でヒマなので、日中は交代で鳥を手に持って寝かせていた*1。
が、24時間持っているのもしんどいので、夜は自力で止まり木につかまっていてもらうことにしていた。
今このことを後悔している。
看病がいつ終わるか分からないので、途中で潰れてしまわないように常に余力を残しながら看病していたのだが、この考え方だと鳥に死なれた時に自分は余力十分ということになってしまう。だから「もっとできることがあった」という後悔が残る。
考え方が逆だったのだ。
看病がいつ終わるか分からないから、常に全力で看病しなくてはならない。そうしないと終わったときに後悔する。
人でも動物でも「最後を看取る」ということをしたことがなかったので、このことが分かっていなかった。
将来近しい人の看病をすることがあったら、きっとうまくできると思う。
この鳥には本当にたくさんのことを教わった。
*1:ただし一般に病気の小鳥を手で持つことはよくないとされている。人間の体温は小鳥よりも低いから熱を奪うことになるので