子どもたちが宇宙を舞台に大冒険を繰り広げる「スター・ウォーズ」最新ドラマ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の第7話が、1月8日に配信された。第7話では、子どもたちはついに母星アト・アティンまで迫り、無事に帰還できるかと思われたが、ジュード・ロウ演じる謎のフォースの使い手ジョッド・ナ・ナウッドがそれを阻む。一時は味方かと思われたジョッドだが、果たして何者なのか。最終回目前でさらに謎が深まり、ますますの盛り上がりを見せている。(以下、ネタバレを含みます)
一度は別れた子どもたちとアト・アティン目前で再会!
平和な惑星、アト・アティンの森の中で眠っていた宇宙船で思わぬ大冒険に繰り出すことになった、トラブルメーカーのウィム(ラビ・カボット=コニャーズ)、おっとりさんのニール(ロバート・ティモシー・スミス)、しっかり者のファーン(ライアン・キーラ・アームストロング)、メカに強いKB(キリアナ・クラッター)の4人。退屈な毎日にうんざりしていたウィムは当初楽しんでいる様子もあったが、危険に満ちた日々の中で母星や父親を恋しく思うことも。
そんな時、アト・アティンへの帰還を手伝ってくれることになったフォースの使い手であるジョッドが寄り添ってくれることもあったが、第6話で態度が豹変。旧共和国時代の造幣局だったというアト・アティンの座標が手に入った途端、別人と化した。
そのため、子どもたちは自分らの力だけで船を奪還してアト・アティンへ出発。一方、海賊たちに拉致されたジョッドは、彼らを口車に乗せ、やはりアト・アティンへ向かう。ところが、惑星を包む地雷原状態の毒ガスによるバリアに阻まれ、海賊たちは立ち往生。そこにハイパージャンプで現れたのが、唯一アト・アティンに上陸したことがある子どもたちの船だった。子どもらの登場で、海賊船内で権力を取り戻したジョッドは、これまで共に過ごした時間がうそのように牙をむき出しにする。
親との感動の再会を果たす子どもたちと、高笑いするジョッド
時を同じくして、アト・アティンに近づいたことで、それぞれの親たちが法律を破って必死に送ったホロメッセージを宇宙船がキャッチ。これによりジョッドや海賊らがアト・アティンの存在を確信することになってしまうが、親の姿を見た子どもたちの闘争心に火がつき、ドロイドのSM-33の力を借りてなんとか船を奪還して帰還。ところが船にはジョッドが隠れていた――。
ライトセーバーの色は、シス(暗黒面に堕ちたジェダイ)を示す赤ではなかったが、徐々に“悪人面”を見せ始めたジョッド。特に共和国の密使だと偽り、アト・アティンの役人ドロイドを騙して造幣局の中核へ向かった際に見せた表情は、まさに極悪非道の海賊だった。一時は生き延びるために海賊の皮を被った善人なのかも?と感じさせることもあったが、どうやら的外れだったようだ。再会を喜ぶ親子を前に、ライトセーバーを起動させたジョッドは最終話で何をするつもりなのか。
大冒険を通して大きく成長した子どもたちだが、この男から母星を守ることはできるのか…。最終話を前に、「ジュード・ロウが大嫌いになりそう」「怖い大人VS子どもたちのガチバトルに期待」「あと1話でみんなとお別れなんて悲しすぎる」とSNSは盛り上がりを見せているが、まだアト・アティンに着いたばかり。第7話で声だけ聞かせた造幣局の監理官も姿を現していないし、ジョッドの本性も最終話に持ち越された状態。最終話で一体何が描かれるのか、楽しみが積もるばかりだ。
1月15日(水)配信の最終話は、今回製作総指揮や脚本を務めたジョン・ワッツ(MCU版「スパイダーマン」シリーズなど)がエピソード監督をするので、大いに期待したい。また、世界的大物俳優のジュード・ロウが演じていたり、海賊団の中にはドラマシリーズ「マンダロリアン」にたびたび登場しているヴェインがいるということで、ジョッドが今後も同時代を描いた「スター・ウォーズ」シリーズにおいて重要なキャラクターになる可能性も大いにあり得る。そういう意味でも今作の結末が気になるところだ。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は、毎週水曜にディズニープラスにて独占配信中。
◆文=及川静
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-skeleton-crew/
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