毎週恒例ずっ独への感想です。
「愛情のために行動を制約されるのが、サマンサにとっては『自分らしく生きていない』と感じられることだったのだ」
これはあるあるで、下手をすると、愛情がないのに行動を制約され、ライフスタイルの変更を余儀なくされますよね、結婚で。更に、そんな状態なのに、子供ができる、姑と同居するなんてことになると最悪です。
……などと、書いてしまうと、
それでも、ひとすじの希望や、「結婚って良さそうだな」と思う気持ちは、持っていたいのです。経験したことのないことへの尊敬の気持ちとともに。
という希望を踏み躙ってしまいそうなので、topisyuの結婚して良かったことを書いてみます。理屈で説明するよりも、こういうのはほっこりする話の方が響くので、そっち方面の文章です。
死んだ時の話ができる
ほっこりなどと言っておいて、いきなり暗い話かと突っ込まれそうですが、結婚して良かったことは何かなと考えた時に、まず思い付いたのがこれでした。死んだ時の話ができる。
この死んだ時の話ができるとは、結婚してないと、子供がいないと孤独死することがあるけど、結婚していたらそれを避けれるという話ではありません。純粋に自分や相手が死んだ時に、どうするかを話すことができるということです。
例えば、「葬式にいくらかける?」「鳥葬が面白そう」「散骨がいい」「役所の葬儀は安いね」「戒名は自分たちでつけよう」「今の両親の墓はどうする?」「保険はいらない」など、そういう現実的な話をしたりもしますし、
「自分より先に死なないように体調管理はしっかりね~」「どっちかが先立ちそうなら一緒に自殺しよう。子供が悲しまないやり方で」「そういえばYouTubeで苦しまない死に方が紹介されてた」などと惚気た上で、その動画を見て二人で涙したりもします。
死んだ時の話が"楽しく"できる
こういう話を親や親戚とはやりにくく、友達とはあまりに長期的な話すぎて話題にも上りません。でも、パートナーとは、結婚する前から、自分や相手が先に死んだらどうする?という話を時々できています。それも、何かきっかけがあるわけではなく、自然な感じで。「そういえば、死んだ時どうする~?」と何気なく会話が始まります。
結婚していても墓場まで持っていく個々人の秘密はあるもので、全てをオープンにするのが良い関係だとは思いません。ただ、少なくとも二人に関係するイベントについては、この世界の二人だけで真剣に、楽しく、気兼ねなく、会話することができます。そんなにガチガチな関係でもない我が家でも。
結婚して良いことは理屈で言えるけど
多分、結婚して良かったことを整理したら、リスクの分散であったり、最適な役割分担であったり、社会から避難する最後のシェルターであったり、色々理屈で説明はできます。事実婚と法律婚のメリット・デメリットを比較するのもいい。
そういうのが響く人もいるでしょうし、そういうのが響く時期もあるでしょうが、こんなこともあるよねという、こぼれ話として紹介してみました。