MH4、初週販売数でMHP3rdを上回る〜メディクリ調べ・DLカード/eShop分も加算して197万本
先週の土曜日についに発売された3DSのモンスターハンター4。
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2013/09/14
- メディア: Video Game
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先週の3連休で多くのところで捌ききってしまい、週明けは極度な品薄状態に。自分も、なんだかんだで興味が出てきてDL版買うかどうか迷っていたところ、木曜に大量入荷。このタイミングで大型量販店でパッケージ版を購入しました。Amazonで最初購入したのですが、到着が22日だったので、店頭で買ってAmazon分はキャンセルしてしまいました。値段的にはAmazonが4890円と一番安かったんですけどね。
モンハンという性質的にDL版の方がいいのかもしれませんが、SDカードの空き容量があまりないこと、モンハン自体WiiUの3GHDで一度挫折しているだけに、今回もどの程度やりこむかが未知数なところがあったこと、なんだかんだでパッケージのほうが1割ぐらい安いことなどがパッケージ版を選んだ理由です。せっかく品薄の中入荷してきたものを手に取りたい、みたいな気分もありましたが。あとは3DSのカードはそれほどかさばらないし交換の手間も大きくない、というのもありますね。(逆にWiiUだとディスク回転音とかがうるさくてDL版重視になりますが。)
火曜の時点で200万本出荷したモンハン4〜初週販売数もダントツ
さて、そのモンスターハンター4、火曜日にはカプコンから早くも「200万本出荷」のニュースが出ていました。
モンスターハンター4、出荷本数200万本達成〜MHP3rdの時より早い発表 - わぱのつれづれ日記
その後、ファミ通が速報として販売数が187.5本であることを発表。
『モンスターハンター4』初週(2日間)の販売本数は約187.5万本、同週のニンテンドー3DS販売台数は約29.8万台に - ファミ通.com
さらに水曜夜には4gamerでメディアクリエイト集計の数字として170万本という数字が出てきてました。
「モンスターハンター4」がなんと初週170万本を達成! 3DS LLが23万台を売り上げた「ゲームソフト週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net
ここで、メディクリ171.5万に対してファミ通187.5万と大きな差が発生。これは、とくに「どうぶつの森」で判明した、「DLカードの販売数」の集計有無が大きく影響しているようです。
「とびだせ どうぶつの森」初週60万越え、3DS 約18.6万台〜Vitaは3DS週販最低下回る(※メディクリ集計) - わぱのつれづれ日記
水曜の時点で、メディクリとファミ通の差からざっくり16万本ぐらいDLカードが売れたかな、と推測していましたが、集計機関が違う以上、単純な差分もあまり意味をなさないところがあります。そんな中で、今日になってメディクリがより細かい数字を今週のランキングの発表の中で述べてくれました。
DLカード数だけでなく、eShopのDL直販数にも言及したメディクリ
以下が、その言及している部分の引用です。
『モンスターハンター4』は2日間で171.5万本を販売し、消化率も91.96%と高めとなっている。過去の「モンハン」シリーズで最も初動が大きかったのは、PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』(2010年12月1日発売)で、初週販売本数は195.1万本(消化率95.08%)。弊社の集計では、店頭で同時期に発売されたダウンロードカードの販売本数は15.5万本であり、ニンテンドーeショップにおける約10万本の直販分も含めると、『4』は実質約197万本を販売している。さらに、『3rd』が水曜日発売であったのに対して『4』は土曜日発売であるから、『4』は『3rd』を上回る好調なスタートを切ったと言える。
(cache) 今週のランキング | メディアクリエイト
ここで興味深いのが、まずDLカード販売の具体的な数字を出していること。メディクリ集計ではDLカードは15.5万枚だったようです。SLCでの生産問題にぶつかり極度に品薄になったぶつ森では大量のDLカード需要が生まれ、DLカードを集計するファミ通と除外するメディクリで大きな開きが出ていました。集計対象の店舗としてはメディクリの方が多く、任天堂も報告会などで引用するなど信頼性が高いのですが、いかんせんこのDLカード除外のせいでいまいち価値が低い数字にもなっていました。DLカードはPOSA形式といってレジのPOSを通すため、集計できるはず。なのでずっとなぜ集計しないのかと、不満に思っていたところがあります。
「とびだせ どうぶつの森」3週連続1位〜メディクリ集計でもミリオン達成 - わぱのつれづれ日記
今回、こうして具体的に数字を出してきたので、「なんだ集計出来てるじゃない」という感想。すでに他の回でも数字出していたかもしれませんが、毎回「その他データ」扱いしていては4gamerなどには反映されませんからね。今後の方針転換の一つとなるかどうか。
もう一つ驚きだったのがeShopのDL数が10万と、具体的数字を出していること。集計機関として、さすがにあてずっぽうな数字をだしているとは思えません。eShopでの具体的DL数を知ることができるのは、カプコンと任天堂だけ。どっちかに取材して数字を聞き出した、ってことなんでしょうね。各種ランキングの補正においても、メーカーの出荷数との辻褄合わせはやっているように思われるので、その辺のルートから情報を仕入れたのかも知れません。
パッケージ+DLカード+eShopでMHP3rd初週越え
そして、このDLカード販売とeShop直販数の数字を出してきたことには、ある意味があります。この3つを足し合わせると197万本。メディクリ集計で販売5日間の初週195万本だったPSP・MHP3rdを越えてしまった形となるわけです。
モンスターハンターポータブル 3rd PSP the Best
- 出版社/メーカー: カプコン
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ある意味、メディクリとしても「ここまでしないと越えない」という数字ではあります。わざわざランキングで、eShopの数字を聞き出してまでこういう数字を上げたのは、考えられることとしては「プラットホームが3DSになってもMH4が好調であること」をアピールすること。そう考えると、カプコンへの援護射撃であり、eShopの数字もカプコン経由かなぁ、とも推測されますね。PSPのMHP3の売上に誇りを持っていたソニーハードファンなどは不満の出るような書き方かもしれませんが、メディクリ的にはあくまで「カプコンよいしょ」なんじゃないかな、とは思います。株主とかからもPSPで第成功していたのになぜ3DS、みたいなツッコミ有りましたからね。それに対する反論という意味合いもありそうです。
この先どの程度の調子で伸ばせるか
この先の売上比較ということになると、しばらくはMHP3rdの方が有利でしょう。なにせあちらは年末商戦の12月頭に出してますからね。逆に言えば、年末商戦でもないのにそれと同じぐらいの数字をたたき出したMH4がすごすぎるとも言えますが。あと、年末の任天堂ハードブーストに併せて再度その頃に大きく伸ばしてくる可能性もあります。
Amazonの販売も、昨日ぐらいまで21日入荷分が4890円の売値で出ていたのですが、今見るとすでに21日入荷分はなくなり値段も5900円とかになっています。ヨドバシも、木曜は在庫潤沢だったのに今や在庫3店舗しかない状態。
ヨドバシ.com - カプコン CAPCOM モンスターハンター4 [3DSソフト]【無料配達】
さすがに、この週末にも次の入荷がないと、3連休でまた深刻なパッケージ版の品不足になりかねません。一方で、こうしたときに伸びるのがDLカード。MHP3でも深刻な品不足に陥りましたが、MH4では一応「買おうと思えば絶対買える」という状況。DL版そのものに抵抗感のある人もまだ大勢いますが、ぶつ森に続きこのMH4でもDL版販売促進につながるかもしれませんね。
果たして、今週来週とどの程度売上が伸びるのか。自分も今日一日持ち歩いただけでMH4のすれちがい通信50人分がいっぱいになってしまいました。それぐらいみんな持ってる感じになって来ています。一方、年末商戦で社会現象化していたMHP3とどこまで張り合うことができるのか。何気にVitaにもオンライン専用のMHFGがTGSで発表されており、それがどういった形で3DSのMH4に影響するかも気になるところです。今後の売れ行きに注目したいと思います。