結納
結納時の服装で気をつけるポイント
2013/08/20 Tue
服装はセミフォーマル以上、両家の格を合わせる
結納は改まった席なので、それなりに身なりを整える必要があります。現在では完璧な「正礼装(フォーマル)」で、というのは珍しく、「準礼装(セミフォーマル)」であれば問題ありません。結納のスタイルによってはさらにカジュアルになりつつあり、食事会などを気軽にするだけの場合などは特に、略礼装にする方も増えています。
また、結婚する女性のみ、正装である「振袖」を着て出席する場合もかなり多いようです。結婚すると振袖は着ることができなくなるため、最後の機会として、結納の席で振袖を身につ着けるのもよい思い出になるかもしれませんね。
いずれにしろ、いちばん大切なのは、参加する人の服装の格をそろえること。例えば、本人同士と両親、また男性側と女性側の服装の格が違う...というような事態は避けましょう。必ず事前に両家で相談を。
正装にする場合
- 仲人(男):紋付袴・モーニング
- 仲人(女):留袖
- 父:紋付袴・モーニング
- 母:留袖
- 本人(男):略礼服(ブラックスーツ)
- 本人(女):振袖
略装(準礼装)にする場合
- 仲人(男):略礼服(ブラックスーツ)
- 仲人(女):訪問着・付け下げ・色無地
- 父:略礼服(ブラックスーツ)
- 母:訪問着・付け下げ・色無地
- 本人(男):ダークスーツ
- 本人(女):訪問着・ワンピース
ダークスーツとは、紺やグレーなどのスーツのこと。ブラックフォーマルよりも格が下がります。ワイシャツは白で、ネクタイも白などフォーマルなものを身につ着けましょう。
女性は、ドレッシーな雰囲気のスーツか、ワンピースを。喪服を連想させる黒は避けましょう。洋装ではデコルテを見せる服装が正装とされていますが、日本では肌をあまり露出せず、清楚な装いにするのが無難です。スカートの丈は膝より下のものを選びましょう。会場が座敷の場合は、フレアスカートなど座りやすい服装を。
略礼装にする場合
食事会のみなど、かしこまった雰囲気ではない場合なら、両家で相談した上で、ある程度カジュアルな服装にしても良いでしょう。とはいえ、カジュアル過ぎる格好にならないように。
男性ならジャケットを羽織る程度のきちんと感は必要です。ただし、父親はできるだけ丁寧な服装にするのが望ましいでしょう。略礼服(ブラックフォーマル)がベスト。
- 男:スーツ・またはジャケット着用
- 女:おしゃれなワンピースやスーツ・セットアップ
その他、兄弟姉妹などの親族は、主役の格に応じて目立たない服装を選びます。ダークスーツ、または地味なスーツを選ぶと良いでしょう。
身だしなみにも気配りを
どのような服装で出席するにしろ、一般的な身だしなみには十分気をつけましょう。前日までに、余裕を持ってもって準備しておくと良いでしょう。新品の場合はシールやタグ、しつけ糸などがついていないかよく確認しておきましょう。クリーニングに出した場合も、タグは必ず外しておきましょう。
男性は、スーツのズボンに必ずプレスを。ワイシャツはスーツの格に合わせて用意し、えりや袖が汚れてないか、気をつけて確認しましょう。靴下は、黒や紺などダークカラーの無地を。スーツの色と同系色でそろえるといいですね。かかとやつま先に穴が開いていないかもチェック。靴は、できれば紐のついたものを。こちらも汚れを落とし、よく磨いておきましょう。
女性の洋装の場合は、ストッキングを必ず着用すること。香水やアクセサリーはつけすぎないように注意しましょう。パールなど、上品なものを選んで。念のために、足袋やストッキングは予備を持参するようにしましょう。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
小谷 真結美
某国立大学で素粒子物理学を専攻したのに、なぜか編集者として語学・異文化系出版社に入社。
その後、化粧品メーカーでのWebライターを経験し、現在はフリーランスの編集・校正・ライター。
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