結納
結納の成功ポイント&落とし穴
2008/11/24 Mon
結納の成功ポイント&落とし穴
今後のおつきあいのスタートとなる結納は、礼儀を重んじた由緒正しい儀式。ふたりの結納を成功させるためには、何よりお互いのご両親に対する思いやりを込めてアレンジすることが大切。成功への秘訣をチェックして、ふたりのけじめのかたちをしっかり見せて。
結納品をそろえる
品目について
1.【目録(もくろく)】
結納品の内容、品目や数量を記したもの
2.【金包(きんぽう)】
結納金を包んだもの。男性から女性へは「御帯料」、女性から男性へは「御袴料」と言う
3.【長熨斗(ながのし)】
あわびの肉を干して長く伸ばしたもの。長寿の象徴
4.【友白髪(ともしらが)】
白い麻布のことで「ともに白髪になるまで仲むつまじく」の意
5.【末広(すえひろ)】
「末広がりに繁栄する」を願う意で、純白の扇が2本で1対。
6.【寿留女(するめ)】
日もちがすることから「幾久しく、末永く」の意
7.【子生婦(こんぶ)】
2枚で1対。「子宝に恵まれるように」「よろこぶ」の意
8.【勝男武士(かつおぶし)】
男性の力強さを象徴、酒肴と不時への備えの意も
9.【家内喜多留(やなぎだる)】
祝い酒を入れる朱塗りの柳樽のこと。最近は現金を包むことが多いようですが、酒樽を贈る地方も
※7品目のときは 1 2 3 4 5 6 7、5品目のときは 1 2 3 4 5、3品目の時は 1 2 3となります。
結納品の飾り方
◆成功ポイント
品目数、飾り方、儀式の流れや口上など、地域や家庭によって違いは多いもの。どちらの家にとっても恥ずかしくない結納を納めるためには、どんな細かなことでも両家で話し合って決めることが大切。ふたりは言わば両家の架け橋なので、面倒くさがらずに段取って。
ここを押さえて結納の計画を
・スタイルは略式か正式か、両家のしきたりを確認・仲人を立てるかどうか
・どこで行うか、自宅以外なら下見をしてから決定すること
・日取りは六輝にこだわるかスケジュール優先か
・結納品の内容と結納金、結納返しをどうするか
・地域のならわしや習慣に沿っているかをチェック
・話題づくりのために両家の基本情報を押さえる
・料理は両親の好みにあっているか 食べられないものがないかチェック
事前にここを決めておけばスムーズ!
・手土産を持参するか
・費用は誰が持つか
・当日の服装・当日の儀式の流れ、口上(台本を作って両家で共有する)
・結婚式の日取りや希望スタイル
・結納以降の簡単な準備スケジュール
NGポイントからみる成功の秘訣
ここまできたら、成功まではあと一歩! 以下では、実際に先輩花嫁が体験した顔合わせのNGポイントから、成功するための秘訣を紹介します! ふたりの顔合わせではNGのないように事前の入念な準備を心がけましょう。
1. 幾久しく、いよいよ儀式の始まりです
× ここがNGポイント!
「駅から離れた隠れ家的な料亭を選んだら、初上京した彼の両親が道に迷って大遅刻!」
「結納品の飾り方に手間取り、進行役もいなかったので全員がしどろもどろに」
「座り位置を間違えたまま進行して、しっかり写真に残ってしまった」
「実は当日の六輝は先負で、日取りが悪かった!」
○ これで成功!
自宅以外で行うならお店選びが最大のポイント。料理、雰囲気、サービスなど総合的に判断できるよう必ず下見をしましょう。その際にアクセスもチェックして、当日はそれぞれ自分の両親を案内しながら来店を。お店であっても女性の家と想定して、女性側が先に到着しておき男性側を出迎えるとスマートです。
儀式では結納品を飾る上座に男性側、下座に女性側が並ぶのが一般的。慣れないしきたりが不安なら「結納パック」などのプラン利用をおすすめ。必要なものすべてを準備してくれ、専門スタッフがサポートしてくれます。なお結納を行う日取りは大安、先勝、友引が好まれます。予約時に確認して、都合がつくならよいお日柄にする配慮を怠りなく。
2. 結納を交わしてほっと一息、のはずが
× ここがNGポイント!
「話題を考えていなかったので、料理が出てきてしばらくは会話もなくみんな黙々と食べるだけ ...」
「持病持ちの彼のお父さん。食べられないものがでてしまった ...」
○ これで成功!
儀式後の会食は両家が親しくなれるチャンス。とはいえ、初対面ではぎくしゃくしてしまうのも当然です。相手の両親の趣味や仕事を事前にリサーチして、共感を呼びそうなことや、結婚式についての計画を話題にしましょう。
料理の選択はあくまでもそれぞれの両親の好みが優先。好き嫌いや制限しているものなどの事前調査をさりげなく行って、必要があればお店に伝えて調整を。
3. 無事結納は終えたけれど...
× ここがNGポイント!
「感謝の手紙を出し忘れた!」
「持ち帰った結納品を飾るスペースがない」
○ これで成功!
結納が済んだら相手の両親に、一週間以内に届くよう感謝の手紙を出すとよいでしょう。結納品は挙式当日まで床の間に飾って披露するのが本来のやり方。それが難しい場合はいったんしまっておき、式の数日前に出して飾りましょう。
なお挙式後に、こんぶや鰹節などは大切にいただき、それ以外は神社でお焚き上げしてもらいましょう。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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