このドラマ、すごく面白いんだけど、毎回一点だけちょっと気になることがあるんだけど、主人公の三軒家万智の決め台詞の一つに
「私に売れない家はありません!」(キッパリ)
というのがあるんだけど、端的に言ってしまうとアクセントが気になるんだけど。
三軒家は
「私に売れない 家はありません」
と、「売れない」の後に一拍置くんだけど、
「私に 売れない家はありません」
という方が日本語としては正しいんじゃないかと思って引っ掛かっちゃうんだけど。
村田沙耶香の『コンビニ人間』の主人公古倉恵子と三軒家万智の共通性に見る現代社会におけるなんたらかんたの問題も含めてちょっと考えてみる。
第7話を見ながら思い出した曲を。
作曲バート・バカラック、作詞ハル・デヴィッドの黄金コンビによる名曲。
A House Is Not A Home
A chair is still a chair
Even when there's no one sitting there
But a chair is not a house
And a house is not a home
When there's no one there to hold you tight,
And no one there you can kiss good night.
椅子は椅子に変わりはない
たとえ座る人がいなくても
でも椅子は家ではない
そして家は家庭ではない
そこに抱きしめてくれる人がいないなら
そこにおやすみのキスをしてくれる人がいないなら
A room is still a room
Even when there's nothing there but gloom;
But a room is not a house,
And a house is not a home
When the two of us are far apart
And one of us has a broken heart.
部屋は部屋に変わりはない
たとえ暗い影しかそこにはなくとも
でも部屋は家ではない
そして家は家庭ではない
ふたりが離れ離れになって
そのうちのひとりが心に傷を負っているのなら
Now and then I call your name
And suddenly your face appears
But it's just a crazy game
When it ends it ends in tears.
ときどきぼくはきみの名前を呼ぶ
きみの顔が突然浮かんでくる
けれどこれはただの愚かな戯れ
涙で終わるだけの
Darling, have a heart,
Don't let one mistake keep us apart.
I'm not meant to live alone.
Turn this house into a home.
When I climb the stair and turn the key,
Oh, please be there still in love with me.
愛する人よ 聞いておくれ
一度きりの過ちで別れるなんて言わないでくれ
ぼくは一人では生きていけない
この家を家庭に変えてくれないか
階段を上って鍵を回したとき
お願いだからそこにいてくれないか
まだぼくを愛したままで