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Hiroki Maruyama

「蓄音機型Bluetoothスピーカー」を生んだオーディオスタートアップをシカゴに訪ねる

Kickstarterで大成功した、古めかしくて優雅な蓄音機の姿をしたBluetoothスピーカー。遊び心にあふれたプロダクトを生んだ起業家をシカゴ工場を訪ねると、そこには、成功してもなおクリエイティヴマインドを手放さない男の姿があった。(雑誌『WIRED』日本版VOL.21より再編集し掲載)

生豆を「ハック」したコーヒーを飲みに、SoMa地区のサイトグラスコーヒーへ

かつてブームを巻き起こしたサードウェイヴコーヒー・ムーヴメントの根底にあったのは、日用品としてのコーヒーの「当たり前」を疑い、新しいものを生み出そうと「ハック」を試みたガレージ発の起業家精神だった。サンフランシスコの「サイトグラス・コーヒー」も、そうしたスタートアップマインドに溢れたひとつだ。雑誌『WIRED』日本版VOL.12(2014年6月発売)より、再編集して掲載。

「宇宙へ行く初の民間アーティスト」を目指す男の宇宙飛行士訓練

ドイツ生まれの冒険アーティスト、マイケル・ナジャーは、宇宙に行ってアート作品をつくろうと考えている。宇宙旅行のチケットを買って、宇宙飛行士向けの訓練を経て、目指すは地球が青く見えるという高度100kmの未体験ゾーンだ。

茨城県北を舞台に「アートの実験」が始まっている:「KENPOKU ART 2016」総合ディレクター、南條史生インタヴュー

開催までまだ1年ほどを残しているというのに、「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」は、にわかに熱気を帯びている。今月は都内でアートハッカソンを繰り広げており、来月には一般公募の締切も迫っている。芸術祭を単なるイヴェントとしてではなく、新しい実験の場として位置づけていると言う総合ディレクター、南條史生(森美術館館長)に、これからのアートフェスティヴァルのあるべき姿を訊いた。

彼らは「最先端の研究」をビジネスに実装した──英国式イノヴェイション、3つの“現実”解(3)

英国には世界トップクラスの大学が揃っている。米国に次いで、世界で2番目にノーベル賞受賞者も多い。その最先端の研究に企業がもっとアクセスできるようになれば、イノヴェイションは加速する。連載第3回では、英国政府が支援する研究センター群「Catapult(カタパルト)」を紹介する。(雑誌『WIRED』VOL.16より転載)

革新に必要なデータは、社内に眠っている──英国式イノヴェイション、3つの“現実”解(2)

英国のビジネスからぼくらは何を学べるか? 連載第2回では、日本ではなかなか見られないユニークな形態のコンサルティングビジネスを展開する企業を紹介する。企業の研究開発を社内に閉じるのではなく、外部の頭脳を取り込むことで、イノヴェイションを生み出し続けているのだ。(雑誌『WIRED』VOL.16より転載)

スタートアップの「種」はどこにある?──英国式イノヴェイション、3つの“現実”解(1)

「イノヴェイション」を求める声が、高まり続けている。グーグル、フェイスブックといった、いわゆる西海岸流とは違うアプローチで進化を遂げている英国への取材を通して見えてきた、これからの日本のための「3つのアイデア」を、3回にわたり連載。第1回では、注目集まるフィンテックの梁山泊を取材した。(雑誌『WIRED』VOL.16より転載)

人工知能ではない、「拡張知能」をデザインする男、Evernote中島大土ランツ

これからは「AI」の設計にもデザイナーが必要だと言う中島大士ランツ。彼がデザインしているのは、人間の知能の代わりになる「人工知能」ではなく、ユーザーそれぞれを手助けする「拡張知能」だ。Evernote米国本社でAIデザインチームを率いる、注目のデザイナーがその未来を語る。(雑誌『WIRED』日本版VOL.16より転載)

「微生物によって建築のデザイン・プロセスを変えたい」ジェシカ・グリーン(微生物学者)

オレゴン大学生物学・建築環境センターディレクターのジェシカ・グリーンは、人間と生活空間における微生物の量や種類などを遺伝子解析技術を用いて分析している。彼女は研究を通して、これからの建築デザインを変えうるほどの、微生物の新たな可能性を探っているのだ。

「バイオは自分には関係ないと思っていませんか」林千晶(MITメディアラボ所長補佐):ICF 2015の見どころを語る

10月14日(水)から開催される、都市とライフスタイルの未来を描く国際会議「Innovative City Forum(ICF)」。今年の見どころは、ぼくらの暮らしを変える「バイオの未来」だ。MITメディアラボ所長、伊藤穰一の補佐を務める林千晶に、世界の最新動向を聞いた。

アルゴリズムと伝統技術が実現する「ヴォロノイ畳」のカスタムデザイン #WXD

建築デザイン事務所「noiz」と宮城・石巻市の畳会社「草新舎」は、高度な職人技とコンピューターアルゴリズムの融合で、無数のデザインパターンをもつ畳を生み出した。彼らが目指すのは、オンラインで世界中から注文できるカスタム畳製作サーヴィスだ。本誌VOL.15(3/10発売)の総力特集「ワイアード・バイ・デザイン(WXD)」より転載。

2011年、ウトヤ島。その痛ましい出来事を刻むためにデザインにできること #WXD

弾痕が消えた後も、あの日何が起きたのかを語り合う場をつくる。追悼施設の設計コンペで最優秀賞を受賞したのは、島を切り取り、人工的に「塞がらない傷口」をつくるというアイデアだった。発案者、ヨナス・ダルバーグは事件のあったウトヤ島で何を見て、何を感じたのか。本誌VOL.15(3/10発売)の総力特集「ワイアード・バイ・デザイン(WXD)」より転載。

デザインの使命は「問い」を生み出すこと:Superfluxの「スペキュラティヴ・デザイン」とは #WXD

デザインシンキングのような課題解決型ではなく、これからの社会はどうなっていくのかを考え、未来のシナリオをデザインして、いまの世界に違った視点を提示する「スペキュラティヴ・デザイン」。ロンドンのデザインスタジオ「Superflux」が実践するそのヴィジョンとは。(本誌VOL.15の総力特集「ワイアード・バイ・デザイン」より転載)