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生物学 / Biology

Science

チンパンジーは群れで“連れション”する:研究結果

チンパンジーには、近くにいる仲間が排尿するとつられて排尿する習性があることが、最新の研究で明らかになった。この“連れション”のような現象は近くにいる個体ほど起きやすく、集団における社会的順位が低いほど同期しやすいという。
Science

DNAにデータを書き込んだ“本”が出版される。値段は60ドル

DNAにデータを保存した本が初めて商業出版された。これはDNAデータストレージの消費者向け利用の可能性を示す、最新の例となるだろう。
ANTIBODY APPLICATIONS

抗体が不老長寿のための有用なツールとなる──特集「THE WORLD IN 2025」

細菌やウイルスから身体を守ってくれる抗体。その特異性を医療に生かすため、研究者らは実験を重ねてきた。人間の老化を遅らせて、長寿を実現することはもはや絵空事ではなくなっている。
SZ MEMBERSHIP

この植物ハッカーは、これまで見たことも(匂いをかいだことも)ない花をつくり出す

生物工学研究者のセバスチャン・コシオバは、大学に通う学費を稼ぐために植物のハッキングを始めた。現在はロングアイランドの自宅にある研究室から、遺伝子工学のツールを一般の多くの人々に届けたいと考えている。
Science

遺伝子改変されたブタの腎臓移植、3例目が成功。臓器不足解消へ新たな一歩

米アラバマ州に住む53歳の女性が、遺伝子改変したブタの腎臓移植を受けた3人目の患者となった。経過を見守る研究チームは、ブタの腎臓をヒトの体内で長期間機能させられるかどうかを探っている。
LONGEVITY

老化に打ち勝つためのシンプルな3つのルール──特集「THE WORLD IN 2025」

科学者が奇跡の薬を開発するのを待つ間、老後も元気に生きるためにわたしたちが自力でできる簡単なことがある。ノーベル賞受賞科学者が教える3つのルールは、どれも明日から実践できるシンプルなものだ。
INTERSPECIES CHATTER

AIは動物の会話を翻訳できるか──特集「THE WORLD IN 2025」

AIを活用して動物の鳴き声を人間の言葉に翻訳するという、大金を賭した技術開発競争が始まっている。もしそれが可能になったら、動物たちは人間に何を伝えるだろう。
Science

女性は男性より睡眠時間が短く頻繁に目が覚める:研究結果

女性は男性に比べて睡眠時間が短く、目覚める頻度も高いことが最新の研究で明らかになった。これは動物実験を通した多くの研究において、生物学的変数としての性を考慮することの重要性を示している。
Science

夜間に強い光を浴び続けると死亡リスクが高まる:研究結果

夜間に強い光に当たると体内時計が乱れ、早期死亡リスクが高まることが最新の研究で明らかになった。一方で日中に明るい光を浴びると体内時計が安定し、長期的な健康維持につながるという。
FASHION

バイオデザインでファッションの脱炭素化を後押しする:Normal Phenomena of Life

生命体に秘められた力を活用して素材や製品を開発する──そんなバイオフィリックな未来を思い描くデザイナーのアイデアをかたちにしたのが、バクテリアの力で染色したジャケットやバイオコンクリートをつくり出すオンラインプラットフォーム「NPOL」だ。
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花粉媒介生物と太陽光発電──生物多様性と気候変動の危機に同時に対処する方法

ひとつの土地を農業と太陽光発電の両方に利用する「アグリボルタイクス(営農型太陽光発電/ソーラーシェアリング)」のなかでも、花粉媒介生物に着目した取り組みが米国の15の州で進んでいる。
Science

動物細胞に光合成機能を移植、日本の研究チームが成功

藻類から分離した葉緑体を動物細胞に取り込ませて一時的に光合成機能をもたせる技術を、日本の研究者たちが開発した。生体組織工学や持続可能なエネルギー供給技術に革命をもたらす可能性があるという。
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人類はどれぐらい“自然”な存在なのか?:ピーター・ゴドフリー=スミス新著『Living on Earth』レビュー

『タコの心身問題』から続く3部作の最後となる新刊『Living on Earth』を上梓した哲学者ピーター・ゴドフリー=スミスは、わたしたち人類が、自らの住む世界から自分の存在を不必要に切り離していると考えている。
Science

イカの皮膚にヒント。赤外線の反射率を変えて温度調節できる素材、米国の研究チームが開発

周囲の環境に合わせて体色を自在に変化させるイカの皮膚をヒントに、赤外線の反射や透過の割合を操作することで温度を調節できる新素材を米国の研究者たちが開発した。高い通気性と洗濯耐性も備えており、衣類の未来を大きく変える可能性を秘めている。
Science

エコトーンとしての東京の野生生物図鑑:Species of the City

水と陸、草原と森などが連続する領域であるエコトーンは、生物多様性のゆりかごだ。都市がもしリジェネレイトの可能性をもつならば、街そのものがエコトーンになるのではないか? ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊とともに、東京の野生と生物種について考える。
Science

タンパク質と葉酸を“パン酵母”に生成させる手法、ドイツの研究チームが発見

水素と酸素と二酸化炭素のみを用いて、タンパク質と葉酸をパン酵母としても知られる微生物に生成させる技術をドイツの研究者たちが開発した。食料生産による環境負荷を大幅に減らせることから、将来的に持続可能な食料供給の鍵となる可能性を秘めている。
Science

ゼブラフィッシュは水中の酸素濃度を“味わって”認識している:研究結果

淡水に生息するゼブラフィッシュの稚魚が味覚器官を使って水中の酸素濃度を感知していることが、最新の研究で明らかになった。この発見は水生生物の感覚システムに対する理解を大きく覆す可能性がある。
Science

47番目の血液型を発見。50年来の謎が明かされ、輸血の安全性向上に期待も

英国の研究チームが今年、47番目となる新しい血液型を見つけた。約50年前から血液型を決めるのに必要な抗原を欠く血液があることはわかっていたが、なぜ欠けているのかが不明だった。今回、謎が解明されたことで、新たな血液型をもつ人々の輸血リスクを回避できる可能性がでてきた。
Science

オニグモは捕らえたホタルの発光パターンを操作して、次の獲物をおびき寄せている:研究結果

大型のクモの一種であるオニグモが、巣にかかったホタルの発光器官を利用して獲物をおびき寄せていることが、最新の研究で明らかになった。捕らえたオスのホタルを操作してメスの発光パターンを模倣させることで、さらに多くのオスを捕獲する戦略だという。
Science

脳の神経回路を可視化したマップを公開──ハーバード大学とグーグルによる共同研究の成果

ハーバード大学の生物学者たちはグーグルと協力し、人間の1立方ミリメートルの大脳皮質内にある神経細胞のつながりを可視化した。このデータは誰でも利用できるようになっており、脳科学の発展につながることが期待されている。