万博・海外館、建設完了は2割弱 開幕まで間に合うか懸念

大阪・関西万博まで1カ月、会場ではシンボルとなる大屋根リングが完成し、一部には海水が引き込まれた。開幕に向け海外館の建設工事が進んでいる=12日、大阪市此花区の夢洲(上左は2023年11月、同右は24年10月撮影、共同通信社ヘリから)
大阪・関西万博まで1カ月、会場ではシンボルとなる大屋根リングが完成し、一部には海水が引き込まれた。開幕に向け海外館の建設工事が進んでいる=12日、大阪市此花区の夢洲(上左は2023年11月、同右は24年10月撮影、共同通信社ヘリから)
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2025年03月12日 18時39分

 大阪・関西万博は開幕まで13日で1カ月。「万博の華」と呼ばれる海外パビリオンの準備が進むが、自前で建設する「タイプA」の47カ国のうち、建設工事の完了証明を取得した国は2割弱にとどまっている。施工業者との契約難航などに伴う着工遅れが響いているためだ。開幕に間に合わない国が出る懸念が強まっており、関係者は気をもんでいる。

 日本国際博覧会協会はパビリオン準備の工程表で、今年1月中旬までに建設工事を済ませ、完了証明の取得を求めていた。だがタイプAの国で既に取得したのは、今月4日時点でアイルランド、フィリピン、韓国、オーストラリア、ブルガリア、オランダ、マレーシア、ハンガリーの8カ国のみだ。

 施設の展示品設置期限は今月13日をめどにしていた。各国は設置後、入館させるのに必要な施設使用許可を得る必要があるが、取得済みはゼロ。開幕までに申請が殺到した場合、手続きが追い付かない可能性があるという。

 タイプAを巡り、各国は業者選定に苦戦。工程は大幅に遅れ、昨年12月にようやく全ての国が着工にこぎ着けた。

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