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偉大な作家たちの格ゲー「Write 'n' Fight」を配信。チャールズ・ディケンズの小足でH.P.ラブクラフトをハメよう
本作は,世界中の古今東西の文豪たちを題材にした格闘ゲームだ。
プレイヤーは全15名のキャラクターから1人を選び,それぞれの持ち前の作家性を生かして,殴る蹴るのタイマンバトルに挑む。
こんな味の強い世界にエントリーしたのは,誰もが知る「芥川龍之介」,罪と罰といったら「フョードル・ドストエフスキー」,ロミオとジュリエットと「ウィリアム・シェイクスピア」,クトゥルフの生みの親「H.P.ラブクラフト」,彼の名を出しておけば知性的に見られるでおなじみの「アーネスト・ヘミングウェイ」など,名を知られた作家たち。
浅識のため断定はしないが,文豪に明るい人が,激動の時代に輝いた彼らのエピソードと照らし合わせれば,なかには格ゲーにいてもそれほど違和感のないへんじ……偉人も少なからずいそうである。
それ以前に,開発元・発売元であるAVOS’に各方面からの強めのお手紙が届かないかどうか,心配で鼓動が鳴りやまない。
グラフィックスは違和感のない範疇だが,格ゲーとしてはモーションの枚数がさすがに少ないのか,動きはシンプルに早い。また攻撃の発生・判定にいろいろなマジカルがありそうなことも想像に難くない。
システム面は“Magic(マジック)”を発動することで,作家ごとの作品にちなんだ短時間の強化状態に移行するとのこと。
また,デンジャーゾーンに侵入すると気絶状態になるという。
このほか,反射神経の訓練に役立つ「2倍速モード」,両プレイヤーがコマンドを事前入力し,答え合わせの攻防で勝敗を決するターン制バトル「預言者モード」,ピクセルグラフィックスで楽しめる「レトロモード」,AIのがんばる姿を応援する「I know Kung Foo(私はクンフーを知っている)」といったモードが搭載されている。
とりあえず,ラブクラフトに刺さるチャールズ・ディケンズの長い小足など,スクリーンショットも動画も個性しかないため,格ゲー好きのみならず,夏休み明けの卒論が心配そうな文学部・英米文学部の大学生らは,意欲とIQを高めるきっかけとして触れてみてはいかがだろう。
- 関連タイトル:
Write 'n' Fight
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