日本人スタッフが制作するも，国内発売されなかったGBA用忍者アクション「Ninja Five-O」が現行機で復活。残念ながら日本での配信はない模様

　コナミデジタルエンタテインメントのイギリス法人であるKonami Digital Entertainment B.V.はこのたび，ゲームボーイアドバンス用ソフト「Ninja Five-O」の移植版を2025年2月25日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）および，PS5，PS4，Nintendo Switchで，予約の受付が始まっている。

「Ninja Five-O」公式サイト

　オリジナルの「Ninja Five-O」は，2003年にコナミが発売したアクションゲームだ。プレイヤーは主人公のJoe Osugi（ジョー・オスギ）を操作し，刀や手裏剣，忍術などを武器に，テロリスト集団と戦っていく。罠が満載されたステージを，グラップリングフックによるワイヤーアクションで縦横無尽に駆け巡り，人質を救い出すのだ。
　開発を担当したのはハドソンで，Metacriticのメタスコアで82ポイントという高評価を獲得したものの，日本で発売されることはなかった。



　移植版はこれまで，Limited Run Gamesでパッケージ版の予約受付が行われていたが，現在はすべて売り切れ状態。今回は，ダウンロード版の発売日がアナウンスされた形だ。


　移植版ではどこでもセーブできる機能に加えて，最大5秒の巻き戻しも可能で，クリアしたステージのタイムアタックも楽しめるという。日本で開発された高評価タイトルだが，オリジナル版と同様，残念ながら現時点で日本からの購入はできない模様だ。
　当時を知る2Dアクションゲーム好きなら，プレイしてみたいという人も少なくないはず。何らかの対応に期待したい。

「Ninja Five-O」公式サイト