ケンジントン宮殿

更新日
2023年2月17日
公開日
2022年12月14日
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ケンジントン・ガーデンズの西端にデンと構えているのが、ウィリアム王子とキャサリン妃のロンドンでの住まいとなっているケンジントン宮殿。三角屋根がとても可憐なイメージ。こぢんまりと整えられた庭園にはウサギやリスの姿を見かけることも。一部のみ公開されているが、今も王族の居所として使われている。故ダイアナ妃も、亡くなるまでこのケンジントン宮殿に住み続け、ウィリアム王子とヘンリー王子はここで幼少期を過ごした。

そもそもは、ノッティンガム・ハウスNottingham House と呼ばれるノッティンガム伯爵の私邸だった。ウェストミンスターの湿った空気でぜんそくを患ったウィリアム3 世William Ⅲとその妃メアリー2 世Queen MaryⅡがそれを買い取り、1689 年にホワイトホール宮殿Whitehall Palace から移り住んだのが、王族の居城となった始まりとのこと。その際には、セント・ポール大聖堂St. Paul'sCathedral を設計したクリストファー・レンChristopher Wren が改築にあたっている。

ここで生まれ、少女時代を過ごしたヴィクトリア女王QueenVictoria に関する展示のほか、室内調度品の数々、王室のドレスコレクションもある。天井画やすばらしい絵画で埋め尽くされたキングズ・ギャラリーKing's Gallery も見どころ。

写真

  • 手前はヴィクトリア女王の像
  • ケンジントン宮殿前のガーデン
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