登録文化財喫茶店に活用 形態変えながら憩いの場 サントスカフェ(東金)【昭和100年 時超え令和へ 千葉の物語】(1)

「店に入ると、雰囲気に癒やされる」と店をアピールする国司さん。店内には昔の東金の地図や写真を展示している=東金市
「店に入ると、雰囲気に癒やされる」と店をアピールする国司さん。店内には昔の東金の地図や写真を展示している=東金市
「サントスカフェ」の外観
「サントスカフェ」の外観

 JR東金駅西口から3分ほど歩みを進めると、白く美しい外壁の建物が目に飛び込む。昭和初期に建設されたという木造2階建てで、国登録有形文化財の「多田屋店舗」。現在は2018年春にオープンした喫茶店「サントスカフェ」として地域住民や観光客の憩いの場として愛され、活用されている。

 建設日時は定かではないが、店内の建物紹介パネルによると昭和初期にタバコの専売所として建設されたとみられ、その後は書籍や文具の販売を行っていた「多田屋」の店舗として使われた。

 1975年ごろに喫茶店「サントス」として改装されるなど、形態を変えながら営業。国の登録有形文化財に登録されたのは99年。

 一時空き家となっ ・・・

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