2024年12月13日 05:00 | 有料記事
清掃工場の建設現場を視察する岩野局長(右)=千葉市若葉区
千葉労働局が外国人労働者らに注意事項を示すため作成したピクトグラム❶ハーネスの着用❷ヘルメットの着用❸車両と作業員が混在する場所での安全通行❹資格が必要な仕事では、必ず資格を取得して免許証類を携帯(いずれも同局提供)
労働災害が起きやすくなる年末年始の慌ただしい時期を前に、安全に業務を行ってもらおうと、千葉労働局は千葉市若葉区に建設中の市清掃工場の工事現場を視察した。県内で今年の1月~10月末に発生した労働災害による死亡事故は29件で、前年の同時期と比べて8件増えている。同局は安全対策を確認し、重大事故の起きない現場作りを求めた。
同局によると、今年の県内の労災事故で死亡した29人の業種別内訳は、建設業が9人(前年同期と同数)と最も多く、次に製造業の8人(前年同期比4人増)となっている。建設業は、足場を組むなどして高所で作業することが多いため、落下を防止する措置を怠ったことなどにより転落する死亡事故が後を絶たない。
銚子労働基準監督署によると、4月、屋根の改修工事中に高さ約7メートルの場所で作業していた60代男性が屋根のさびた部分を踏み抜いて落ち、 ・・・
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