新浜レオンさん 白井市のふるさと大使に 「全力で全国、全世界にPR」 市文化会館で凱旋コンサートも

「しろいふるさと大使」に就任した新浜レオンさん(右)。左は笠井市長=17日、白井市
「しろいふるさと大使」に就任した新浜レオンさん(右)。左は笠井市長=17日、白井市
「しろいふるさと大使」に就任した新浜レオンさん。話題の膝スライディングポースを決めた=17日、白井市
「しろいふるさと大使」に就任した新浜レオンさん。話題の膝スライディングポースを決めた=17日、白井市

 白井市出身の歌手で昨年大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場した新浜レオンさん(28)が17日、同市の魅力を広く発信する「しろいふるさと大使」に就任した。新浜さんは「大好きな白井の魅力を全力で全国、全世界にPRする」と張り切った。同日は市文化会館で凱旋(がいせん)コンサートも行い、故郷に錦を飾った。

 新浜さんは白井一小、白井中の卒業。2019年5月に演歌・歌謡歌手としてデビューした。俳優やラジオパーソナリティーなどとして幅広く活躍する傍ら、木梨憲武さんがプロデュースし、所ジョージさんが作詞作曲を担当した24年発売の「全てあげよう」がロングヒット。歌唱中に膝でスライディングするパフォーマンスでも人気を集めた。

 同日、同会館で委嘱式があり、笠井喜久雄市長が委嘱状とたすきなどを手渡した。笠井市長は新浜さんが元高校球児だったことに触れ「紅白に2、3回と出場してほしい。歌謡界の大谷翔平になって、郷土の白井の魅力を世界に発信して」と期待した。

 新浜さんは「今の自分があるのは白井市のおかげ。PRして恩返しをする」と約束。「仲間に声をかけて白井で新浜レオンフェスを開きたい。地元の特産品を販売すれば全国に広まる」と、胸に秘めていた“野望”を明かした。

 委嘱式は市民に公開され、50組100人の定員に対して全国から530通の応募があった。委嘱式後は同会館大ホールで凱旋コンサートを開催。イベントなどには出演していたが、地元での本格的なコンサートは初めてという。「紅白に出場して白井に帰るのが最大の夢だった。胸がいっぱい」と新浜さん。約800人のファンを前に歌声を披露した。

 「しろいふるさと大使」は市の魅力を広く国内外に紹介し、市のイメージアップと地域振興を図るため、14年に創設。これまでに元日本代表のプロサッカー選手、武藤雄樹さん(36)やパリ五輪ウエイトリフティング女子49キロ級8位入賞の鈴木梨羅さん(28)ら9組10人に委嘱している。


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